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都井岬ー今あるものの魅力

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モンテディオ山形の高橋節社長に宮崎牛を贈呈。 6年連続6回目の宮崎キャンプ中。
高橋社長からは、恵まれたキャンプ環境に対し、感謝の言葉をいただきました。





昨年まで山形県副知事を務めておられた高橋社長との話は、米政策や食産業、観光などにも及び
ました。上杉鷹山公や映画「おしん」の濱田ここねさんなど、両県の結びつきなどについても。

観客動員数は、1試合平均で数千人とのこと。地元にJリーグのチームがあることをうらやましく思う
一方で、 戦力の確保も含め、チームの経営には様々な困難が伴うようです。

チームの公式ホームページを拝見したところ、リーグ開幕を前に、ホームスタジアムの除雪作業への
ボランティアを募るお知らせを目にしました。雪国ならではの大変さを実感しつつ、こうしてファンと
チームの絆が深まっていくのかと、まぶしく思えたところです。

ご縁のある山形のチーム、本県としてもしっかりサポート、応援していきたいところ。


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株式会社ニチワの橋本佳隆社長が、第47回グッドカンパニー大賞で優秀企業賞を受賞され、
報告にいらっしゃいました。



 


ニチワ(日南市)は、自社に金型の設計・開発・製造部門を持ち、一貫生産システムを構築。
自動車用溶接ナット、自動車用冷間圧造部品、
切削加工部品及び小物プレス部品の製造販売事業
を展開しておられます。

グッドカンパニー大賞は、公益社団法人中小企業研究センターが実施。全国の中小企業の中から、
<経営の刷新、技術開発、市場開拓、流通改革の分野において、特に顕著な成果を上げ、優れた
内容を有する企業であって、最近3年間の業績推移が相当なものであり、今後も進展が期待される
企業>として、10企業のうちの1つに選ばれました。九州・沖縄地区からはニチワのみ。

<金型製作の内製化、工程間自動搬送システムの自社開発などによりコスト削減を図り高付加
価値化を実現し、オープンな経営の下、今後もさらなる発展が期待される。>との選評です。
誠におめでとうございます。

本県は、東九州道が宮崎市から北九州市まで開通することを踏まえ、北部九州の自動車産業との
連携をさらに深めていこうとしています。ニチワにおかれては、こうした高速道路の開通以前から、
高い技術力と優れた経営で、自動車部品製造の分野で確固たるポジションを占めておられます。
本県のものづくり産業の1つのモデルとなるものであり、心より敬意を表します。


<3>

串間市で、地域住民とのの対話集会(知事とのふれあいフォーラム)を開催しました。
市制施行60周年と午年が重なり、串間市を県内外にアピールするチャンスの年を迎えています。

 



参加された皆さんからいただいた質問など、今日の話題は以下のとおり。

・東九州道「日南~串間~志布志間」の整備ルート案、整備促進
・大径材の有効活用
・物流コストの縮減
・山菜サミットの開催支援
・森林保護活動への支援
・市木~都井間のトンネル整備
・国際交流のあり方
・男女共同参画の取組、少子化対策
・県としての観光誘客策
・農業担い手対策
・出荷センター整備への支援
・森林整備の取組
・福島港のプレジャーボート問題
・保健所の跡地利用
・自治会加入率の低下対策
・米政策の見直しに関する情報提供
・集落営農の推進
・福島高校等の存続
・スポーツ関連予算、キャンプ誘致
・性差に関する意識改革
・都井岬付近の廃屋対策
・心を育てる家庭教育のあり方
・農業支援策の柔軟な運用

東九州道の整備については、何度も強い要望がありました。引き続き、早期の整備実現に向け、
全力で取り組んでいきたいと思います。
出席いただいた皆様に深く感謝申し上げます。


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知事とのふれあいフォーラムを終えて、都井岬へ。最初、全く馬の姿が見当たりません。
ビジターセンター「うまの館」でお話をうかがうと、雨の日は森の中にいることが多いとのこと。
あららと思いつつ、「うまの館」の展示で、岬馬や都井岬の生態系について勉強。

「おウマさんとせいくらべ」のパネル、世界最大の馬ペルシュロンには、度肝を抜かれました。
一番背景の白っぽいシルエット。体高が2m以上あるとのことで、近くで見るとド迫力かと。


 


気を取り直しての帰りがけ、いました! 4頭の群れ。雨に打たれながら草を食んでいました。
しかも、車の中から撮影しやすい道路脇で(笑)。馬に感謝。






 


野生場を間近に見ることのできる(しかも逃げたりしない!)、世界的にも貴重な観光スポット。
海を見下ろす雄大な景観も格別です。都井岬に来るたび、その魅力を実感します。


 


串間市には、この野生馬の他に、海水で芋を洗う野生猿、観光とび魚すくい(太平洋の金魚すくい)など、
世界的にも珍しい素材にあふれています。6
年後の東京オリンピック・パラリンピックも見据えた
海外からの観光誘客を考えると、この魅力的な観光素材、もっと磨きをかけていきたいところです。


今あるものの魅力や、自らの強みを、いかに磨き上げ、活用していくか、他との差別化を図っていくか、
そのことの大切さを改めて感じた一日でした。


アンクルマイクと洋楽

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MRTラジオに「アンクルマイクとナンシーさん」という洋楽番組があります。
このほど30週年を記念したパーテイーがありました。

毎年日曜夜9時から1時間、プロ野球のオフシーズンに放送されているこの番組は、
1983年10月3日より続いて
いる長寿番組です。私も、この時間帯は、ウォーキングしながら、
またはお風呂タイムで、よく聞いています。






この収録風景の写真は、ナンシーさんこと横山由美さんのブログから拝借。
横山さんは、16代目のナンシーさんで、それでも14年間務めておられるそうです。


 


このパーティーでは、記念セレモニーや30周年記念公開収録、コンサートなどが行われました。
ああ、いつものラジオの声だ、いつものお二人のトークだと、目で見て耳で聞いて、うれしくなります。





パーティーの途中、挨拶をさせていただいて、その中でも少し申し上げたのですが、私なりに考える
この番組の魅力は次のような点です。
◯ 番組でかける曲は、全てアンクルマイクこと伊野啓三郎さんが所蔵する約5000枚ものCDの
 中から、自ら選曲されるとのこと。その選曲が素晴らしいのです。時代もジャンルも偏らず、
 とても幅広く、また、センスを感じます。さらに、この時間帯に合った選曲だと思います。
◯ 全ての曲が、フルコーラスで紹介されます。えてして、こうしたラジオ番組では、ワンコーラスだけ
 とか、ブツ切りになってしまいがちなのですが、たっぷり聞くことができ、合間のトークと相まって、
 心地よい満足感があります。この日、その理由をうかがったところ、全曲をかけてこそ、その曲を
 紹介したことになるのであって、それが自分のポリシーだと強く主張しておられました。拍手!
◯ 選曲にも通じるのですが、それぞれの曲や歌手、時代背景などの紹介が、うんちくに富み、
 張りのある声とあいまって、実に聞かせるのです。ナンシーさんとのやりとりも、心地良い
 間合いとリズム。

一言で言うと、<大人の鑑賞に耐える上質で心地良い洋楽番組>ということになりましょうか。
洋の東西を問わず、音楽のジャンルがどんどん多様化、細分化し、昔のように時代を画する大ヒットが
出にくい音楽シーンの中で、良い音楽に巡り合う羅針盤のような番組と言えるかもしれません。

84歳の伊野さん、パーティーの最後には、ステージの中央に立って、お気に入りの曲
「グッドナイト・アイリーン」を、会場の参加者とともに、素晴らしい声で歌われました。お見事です。
いつまでもお元気で、<洋楽の伝道師>として御活躍いただきますようお祈り申し上げます。






ところで、私も、今でこそオペラを中心としたクラシックをよく聞いていますが、元々は洋楽派。
そのスタートは、中学時代のABBA。何がきっかけだったか覚えていませんが、最初に買った
アルバムが「ARRIVAL」。このジャケット、懐かしい。




ワクワクと弾むような"When I Kissed the Teacher"に始まり、2曲めが 
"Dancing Queen"!
ひょんなことから、最近、毎日のように聞いているのですが、名曲ぞろいの名盤です。
実に幸せな洋楽との出会いだったように思います。

ちなみに、私の高校の合格祝いとして両親からプレゼントしてもらったのは、北九州市で行われた
ABBAのコンサートでした。これも懐かしい思い出。

中高生の頃は、ABBA以外によく聞いていたのは、ARABESQUE、BONEY M、BLONDIE、
PET SHOP BOYS、BRONSKI BEAT、BILLY JOEL、JANIS IAN、QUEEN、MANHATTAN TRANSFER、
TOTO、AIR SUPPLY、JOURNY、DEPECHE MODE・・・・・

大学時代となると、ディスコブーム(?)と相まって、80’sの洋楽全盛の頃。簡単には挙げきれない
ぐらい、いろいろな洋楽曲にどっぷり浸かってました。特に、大学1、2年の頃に流行っていた曲が
懐かしく思い出されます。どちらかというと、アメリカ系よりはイギリス系のものや、ユーロビートなどに
ハマってました。

家内との出会いも、大学のサークルが開催したダンパ(ダンスパーティ)で・・・
おっと、思い出に浸って、つい筆が滑ってしまいました(笑)。

音楽は<タイムカプセル>でもあります。

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防衛協会女性部会&100人委員会OG会

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宮崎県防衛協会女性部会「新春のつどい」。自衛隊への支援・協力、交流等に取り組む防衛協会の
中の女性組織。私も防衛協会会長として、感謝の思いで出席。県内の自衛隊幹部も含め、
約150人が参加。熱気に包まれた会場。





乾杯が終わるやいなや、大宴会というか大アトラクション大会がスタート。各地の支部ごとの演し物
のみならず、県内の自衛隊基地の幹部らによる演目も。
次の仕事があるため、私はずっとお茶を
飲み続けていましたが、女性パワーが炸裂し、大いに盛り上がって交流が深まった約3時間!





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「100人委員会OGの会」。男女共同参画の提言や人材育成等のため、10年以上前に設置された
グループのOG等との意見交換会。

今日は、子育て支援策やインフラ整備、男女共同参画、先進医療、雇用対策、防災対策、アンテナ
ショップのあり方、観光、県産材の利用促進など、幅広いテーマで提言やご質問をいただきました。
深く感謝申し上げます。


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イクメンパパの料理教室&神話のふるさと講演会

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「知事とイクメンパパの料理教室」が行われました。昨年に続き2回目。
私を含む6人のパパが、日頃の感謝の思いと共に、料理を作って家族に食べてもらうという企画。
「未来みやざき子育て県民運動」の一環として、父親の積極的な家事への参加をアピールし、
育児参加の機運を高めようという目的で実施。

顔合わせ。ほとんどのお父さん方とは初対面でしたが、共に慣れない料理に挑戦する同志という
ことで、仲間意識さえ感じられます。逆に、しっかり出来上がりをチェックするわよと言わんばかりの
お母さん方の視線が厳しく感じられたこと。もちろん、単なる思い過ごしですけど(笑)。





今日のメニューは、<マトウダイのソテー 日向夏ソース ホウレンソウとピラフ添え>と、
<ミネストローネスープ>。魚をさばくのは、ちょっとハードル高いかもと心配していましたが、
マトウダイは既に3枚におろしたものを使うとの説明に、ホッと一安心。

シェラトンのギー・ショク総括総料理長の簡単な説明の後、早速、お父さん方はそれぞれの
料理台に分かれて作業開始。1人ひとりにシェフがついて、指導をしていただきます。
私の場合は、ギー・ショク総括総料理長。家族は別室で待機、子どもたちは工作タイム。


 


これが今日の料理のため用意された食材や調味料など。マトウダイは別。
私も料理をしないわけでは
ありませんが、これだけの種類の食材と調味料を使うことはありません。最初から気圧されます。


 


最初は少々のんびりスタート。
野菜の洗い方・切り方から始まり、丁寧に料理の基本を教わりながら。
あれ、自分も結構イケてるな、もしかして
筋がいいか?などと思いながら。半分に切ったにんにくを
フォークに突き刺し、それでホウレンソウを炒めて香りをつけるテクニック、へぇと感心しました。
それ以外にも、料理のコツを多々教えていただいたはず。

ただ、時間に追われ始めた途中から、作業テンポが急加速。
スープやソースを作る段取りから、
魚の炒め方
から………ギーシェフから矢継ぎ早にアドバイスや指導!をいただきながら、途中でテレビ
などの取材も
受けながらのてんてこ舞い。そこに、残り時間を告げるタイムコールが繰り返しあり、
気持ちは焦るばかり。
まさに時間との勝負!料理のポイントは段取りです。


 


仕上げの、日向夏バターソース。見た目も大切。魚や野菜にかからないよう、丁寧にかけていきます。
少しでも不規則にこぼれたりしたら、きれいに拭き取ります。




ついに完成! なかなか美しく出来上がっています。せっかく作った料理、こぼさないように気を付け
ながら、隣室で待ち構えているそれぞれの家族の元へ、お父さん自身が運びます。





みんなで食事タイム。家族の様子をうかがいながら、でも、ついついパクパクと。自分で作ったという
ことを差し引いても、驚くほど美味しかったのです。まさにレストランの味!

そして、家族が美味しい、美味しいと言って完食してくれたのがうれしく、いつもは文句ばかり言って
いる娘が、<思ったより美味しかった!>とコメントしてくれたのが、何よりでした。
食は、気持ちを和らげ、人をつなぎます。





全体の感想とお礼のご挨拶。私の
感想は、「大変だった→美味しかった!→うれしかった!!」
というところ。参加者1人ひとりに、イクメンパパ認定証をお渡ししました。
子育てを通じたこの喜びや充実感を、多くの人に味わっていただくべく、これからも子育て支援に
取り組んでいきたいと思います。



 


私としては、もう少し料理を頑張ってみようかな、仕事を引退するような年齢に
なったら、料理を趣味に
するのもいいかなと、そんな気持ちになったひとときでした。参加された家族の皆さんや、ご協力
いただいたシェフをはじめ、関係の皆様に感謝申し上げます。






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午後は、「神話のふるさと講演会」へ。
リレー講座や小中高校への出前講座などに取り組んできた「神話のふるさと県民大学」の最終回は、
明治大学の齋藤孝教授をお招きし、「声に出して読みたい古事記」と題して講演いただきました。

最初、河瀬直美監督に製作していただいた、神話のふるさと宮崎のプロモーション映像をスクリーン
に映し出して紹介。その後、私が主催者としてのご挨拶。記紀編さん1300年記念事業の内容や、
神楽の世界無形文化遺産登録を目指す考え方、6年後の国民文化祭、東京オリンピック・パラリン
ピックを視野に入れた取組などを説明。




「声に出して読みたい日本語」などのベストセラーを持ち、テレビなどで大活躍の斎藤教授は、
宮崎でも大人気。芸術劇場の演劇ホールが満席となりました。






斎藤教授、さすがと思わせる軽妙なトークで、笑いの絶えない80分。しかも、単なる面白おかしい
漫談ではなく、とても中身の濃い充実した時間となりました。

日本語や発声の問題など、専門のお話をされながら、それが古事記とどう関わるか、語りの文学
としての古事記の魅力、今後、宮崎はどのように古事記と関わっていくべきか、しっかりテーマを
踏まえたお話をしていただきました。よし、頑張っていこう!と思われた方も多いかと。

会場全員で、息を吐くトレーニングをしたり、古事記の一部を声に出して読んだり、長時間の講演を
決して飽きさせません。
さすが!の一言。極めて能力の高い、才覚あふれる方です。
「神話のふるさと県民大学」の締めくくりにふさわしい、素晴らしい講演でした。
心より感謝申し上げます。






 



ソチ冬季オリンピック

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ソチ冬期オリンピックが閉幕しました。NHKでは、連日、コブクロのテーマソングを耳にして、
より親近感を覚えた大会でした。いい曲です。(注:作詞・作曲が宮崎市出身の
小渕健太郎さん。

練習環境やスポンサー、知名度など、夏季オリンピックの種目と比べて厳しい条件の中で戦って
いる選手の
姿には、夏とはまた異なった感動を覚えます。期待通りの活躍もあれば、思いがけない
不振や敗退、
えっ?と驚くようなメダリストの誕生など、様々なドラマが展開しました。

世界で4位! 通常であれば文句なしに素晴らしい成績なのですが、ことオリンピックとなると、
「残念」という言葉が浮かんできてしまいます。それほど、メダリストとそれ以外の選手とに、
あまりにも大きな落差を生んでしまうシステム。だからこそ、メダルが一層の輝きを放つという
ことになるのでしょうけど、あと一歩、二歩、メダルに届かなかった選手達の姿に、心打たれる
ものがあります。<記録より記憶に残るアスリート>ということになりましょうか。

個人的には、今までそのように考えたことはなかったのですが、4年後のピョンチャン冬期
オリンピックに向けて<夢>ができました。ぜひ、高梨沙羅選手の金メダルを見届けて、
思い切り泣きたいと思っています。試合後のインタビューに応える姿、立派なものでした。
さぞかし、いろんな思いが脳裏をかけめぐっていた状況だったかと思います。普通の人だと、
頭の中が真っ白になったり、悲嘆に暮れたり、言い訳したくなったりするかもしれません。
凄い17歳です。・・・・・頑張れ。

同じように、重いものを背負って4年間を過ごした浅田真央選手。メダルこそなくとも、ソチ
オリンピックの名前とともに記憶に残ることでしょう。あのショートプログラムの後のフリー。
私はこういう劇的な展開を見ると、つい、口蹄疫等から立ち上がる本県の姿を重ね合わせて
しまいます。そのような状況で現れるのが底力であり、人を感動させる人の姿だと思うのです。
この上なく美しいフリーの演技の後に、万感の涙。忘れ難いシーン。

ベートーベンの交響曲第5番も第9番も、ブラームスの交響曲第1番も、共通するテーマは、
<苦悩を突き抜け歓喜に至る>であったりします。天の岩戸開きも、同じコンセプト。

フリーで選んだラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、うっとりするような名曲、私も大好きです。
閉会式で演奏されたとか。果たしてロシアの粋な計らいだったのかどうか。勝負は勝負として、
浅田選手の姿が、国内のみならず海外の人の心にも訴えるものがあったのだと思います。
朝日新聞DIGITALの「浅田真央 ラストダンス」。ひたすら美しい特集ページ。心打たれます。
http://www.asahi.com/olympics/sochi2014/lastdance/index_ie.html

美しいと言えば、スノーボード・パラレル大回転の銀メダリスト竹内智香さん、ハッと目を引く容貌。
新しいヒロインの誕生です。旭川出身で、縁あって広島で力をつけてきたというストーリーにも、
個人的に親近感を覚えます。スポンサー探しで苦労されている冬のスポーツの選手たち、
その点のアピールにも大きく貢献されたのではないでしょうか。

脱線しますが、そもそもスキーウェアの女性は、どうして普段より数段美しく見えるのでしょうか?
もっと適切な表現を使うと、より美しさを引き立てるのでしょうか? 以前より、そんなことを思って
いましたが、ソチの映像を見ていて、ますますそういう思いを強めています。女性から見た男性は
どうなのでしょうかね。今どきの婚活、改めてスキー場で行ってみてはどうかと。

ちなみに、今シーズン、五ヶ瀬スキー場の利用者が、久しぶりに目標の4万人を超えそうだとか。
昨年末、初めて家内と一緒に訪れ、雪質の良さや滑りやすさを堪能しました。私が行ったことで、
良い<流れ>を呼び込めたのかなと思い込もうとしたところ、やっぱりソチオリンピック効果
でしょうかね(笑)。ここは謙虚にならないと。
それはともかく、日本最南端のスキー場は、本県にとって貴重なスポーツ施設
であり、観光施設
でもあります。もっと活用し、もっとアピールすべく、県全体として知恵を絞っていきたいと思います。


 


昨夜、少しだけアイスホッケー男子の決勝を観戦。やはり面白いですね。サッカーをする立場
からすると、ゴールの裏を使えるリンクの設定や、パックや人の動きのスピード感が、とても
新鮮ですし、肉弾戦の迫力、頻繁に行われるメンバーチェンジの駆け引き、パワープレーの
ドキドキ、狭いゴールマウスをこじ開ける駆け引きなど、自分がやりたいかどうかは別として、
本当に見ていて面白い魅力的なスポーツです。子供の頃はテレビで、また、アメリカにいた頃も、
よく観戦していました。生で見ると、あのガツン、ガツンが、また大迫力なのです。

予選のアメリカVSロシアでは、ゲームウィニングショットを見ました。要は、延長戦で勝敗が
決まらないときの決着のつけ方。センタースポットからパックを運んで、GKと1対1を行います。
3人対3人で決着がつかなければ、サドンデス方式に。サッカーのPKと違って、これがなかなか
決まらないのです。結局、この試合では、8回目でアメリカが勝利。最後は、エースが何度も
続けて登場するので、8回目ということになります。見ていてしびれました。

今回が特にそうだったのかは知りませんが、見ず知らずの種目が多かったように思います。
冬季スポーツや冬季オリンピックへの注目を高めるための工夫なのでしょうか。

それにしても、スキーやスノーボードのフリースタイル、ハーフパイプまではついていけても、
あのスロープスタイル、不思議な種目です。ジャンプの部分はまだしも、「ジブアイテム」という
そうなのですが、手すりのようなものを滑り降りたりして、SASUKEなどアスリート系のテレビ
番組を見てるかのよう。もちろん、華麗な演技に目を奪われますし、競技としての醍醐味も
あるのですが、少なくとも、これを見た一般のスキーヤーやボーダーが、じゃあ
やってみようと
いうことにはならない、限られた、見るための種目ということになります。

ネット情報によると、ジャンプ台やジブアイテムの数や設置状況など、事前には知らされず、
会場に着いてから演技を判断するとのこと。<スキー技術だけではなくこういった多くの
要素を兼ね備えた競技だからこそ北米ではスキースロープスタイル競技のトップ選手は
King of skiingと呼ばれている>とか。そんなものなんでしょうかね。

「より速く、より高く、より遠く」というオリンピックの原点に思いを馳せつつ、見て楽しむ競技
のあり方について考えさせられます。それもスポーツの魅力と言えば魅力。

最終的な各国のメダル獲得状況を見ると、史上最多88の国と地域の参加といいながら、
冬季オリンピックが、実質的には、北半球を中心とした、いわゆる先進国が中心の大会に
なっているという印象を受けます。

JETROジャカルタ事務所の富吉賢一所長(私の高校の先輩)は、ソチオリンピックについて、
<熱帯にいると全く報道されず、ジャカルタ新聞で結果を確認するだけ>とFacebookに
書き込んでおられました。そんなものかもしれません。

もちろん、だからといって冬季オリンピックの意義や価値を低く考えているわけではありません。
実態を客観的に把握しておくことも必要ではないかということ。参加国は増加しています。
練習環境などのハンディを背負いながら挑戦する熱帯の国々、まさに<参加することに
意義がある>というオリンピック精神を最も鮮烈にアピールしているように思います。



ソチの興奮そのままに、オリンピック雑感となってしまいました。このような感動や感激を
もたらしてくれた全ての関係者に、敬意を表します。

6年後の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、アスリートの繰り広げるドラマに
期待を寄せつつ、本県としては、しっかり「おもてなしプロジェクト」を展開していきたい
ところです。東九州道の開通と同じく、本県発展のバネにしていきたいと思います。


連日、華やかなソチ冬季オリンピックの競技が展開する一方で、会場周辺は、テロ対策
のため厳戒態勢が敷かれていたということや、すぐ近くのウクライナでは政権が崩壊した
という厳しい現実にも目を向ける必要があろうかと思います。

わが国では、
列島各地を歴史的な大雪が見舞いました。私も、上京中、帰りの飛行機が
飛ばずに延泊する経験もしました。観測史上最多の積雪という地域も多かったようです。
各地で多くの死傷者が出て、甚大な被害が発生しています。被害に遭われた皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。

情報収集や提供のあり方、自衛隊との連携、その後の復旧対応等、今回の災害でも
様々な教訓があったように思います。自然の恵みである冬季スポーツを楽しむ一方で、
再びその猛威を思い知らされることになりました。

みやざき球春ベースボールゲームズ

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あと19日で、東九州道「延岡~宮崎間」が開通します。県民あげてのお祝いと徹底活用と、
その機運を盛り上げるためTVでCMを流すことになり、県庁前庭で収録が行われました。

と言っても、CMの長さは5秒(!)。私のセリフは、「東九州の新時代!」のひとことだけ。
それでも、ポーズを変えたり、カメラを変えたりして、結局、10回ぐらい録りました。
噛んだわけではありません(笑)。





青空をバックにした県庁本館は、風格のある美しさ。宮崎ならではの伝統と豊かな自然の象徴です。


<2>
みやざき球春ベースボールゲームズが開幕しました。私は、サンマリンスタジアム宮崎の楽天vs西武へ。
昨シーズン、日本一を達成した東北楽天ゴールデンイーグルスを迎えての練習試合です。

まずは、楽天の星野監督や西武の伊原監督にご挨拶。崎田日南市長が、日南市南郷でキャンプ中の
西武のサイドということで、今日の私は、楽天カラーのネクタイ。

星野監督にお会いするのは、2007年11月、北京オリンピックの日本代表が宮崎キャンプのため来県
され、宮崎空港の歓迎式典でお迎えしたとき以来です。当時、私は副知事として知事代理のご挨拶。
もう7年前のことになります。闘将も今日はにこやか。かなり日焼けされていました。


 


   ← 星野ジャパンの歓迎式(2007年11月)


試合前、航空自衛隊新田原基地のご協力により、展示飛行が行われました。
昨年のなでしこリーグ公式戦でも行っていただいたもの。



 


その後、崎田日南市長や宮崎サンシャインレディ、日南サンフレッシュレディとともに、歓迎の思いを
込めて、両チームの選手代表に、花束や県産品(宮崎牛、フルーツ盛り合わせ)を贈呈。

 


いよいよプレイボール! 私が始球式をさせていただきました。





このキャッチャーの構えの通り、左バッターの内角に、<ほぼ>ストライク!上出来でした。
(写真を拡大すると、補給直前のボールが写ってます)

天気に恵まれた初戦。平日の日中にも関わらず、多くのファンが球場に足を運んでくださいました。
明日、明後日も何とか!





宮崎の魅力

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「高千穂町花の日推進会議」の皆さんから、ラナンキュラスとスイートピーを贈呈いただきました。





これまで、8月7日を「高千穂町花の日」と定めてPR活動を行っておられましたが、ラナンキュラス
やスイートピーなど冬季花き品目の生産量が増加したことから、新たに「冬の花の日」を制定し、
1年を通して高千穂町の花をPRすることとなったもの。2月8日を予定しておられるとか。
正式スタートは来年ですね。


 


本県のラナンキュラス生産は、長野県と全国1、2位を争う水準。中でも、高千穂町は、県内最大の
産地で、県全体の出荷量の約30%を占めて、品質も高く評価されています。日本一を目指し、
これからの生産・販路の拡大が楽しみです。

ボリュームがあって見栄えのするラナンキュラスと、春の沸き立つような明るさを象徴し、華やかな
香りのスイートピー。知事室が、一気に明るくなりました。






<2>
ANAグループによる地域活性化プロジェクト「Tastes of Japan by ANA」の記者発表がありました。

機内やラウンジで、国内外のお客様に「日本が誇る、日本の価値」を紹介することにより、訪日旅客
の増加及び地域活性化に貢献することを目的とする企画。3月より3か月間、宮崎県を、宮城県、
愛媛県とともに特集していただきます。






国際線の機内食では、ファーストクラスでは宮崎牛のサーロインステーキ(写真左)
が、ビジネス
クラスでは、県産食材を使った宮崎の郷土料理(写真右)が提供されます。どちらも試食させて
いただきましたが、見事な味。宮崎牛はとろけそうな極上の味ですし、郷土料理の方では、県産
食材ふんだんに使用し、担当シェフのアレンジも加えながら、見た目も味も満足できるものに。



 


また、羽田空港の国内線ラウンジでは、13種類の県産焼酎が提供されるほか、ANAのインターネット
通販サイトでは宮崎の特産品が販売されます。





さらに、機内番組では、高千穂を特集するとともに、河瀬直美監督に撮影いただいた「神話のふるさと
みやざき」のプロモーション映像や、宮崎青年会議所が青島を舞台に制作したRip Dubの映像も
紹介されることになっています。併せて、宮崎の魅力を楽しんでいただくためのツアー商品も
用意していただいています。

ANAグループは、国内最大のネットワークを有し、3月30日の羽田空港発着枠拡大に伴い、羽田の
国際線ネットワークが17路線23便と大幅に拡大。また、世界で6社しかない「ファイブスター」獲得
エアライン(国内唯一)として、そのサービス内容も高く評価されています。

今日の記者会発表には、本県西都市出身の伊東信一郎会長にも同席していただき、まさに
故郷に錦を飾っていただきました。多方面に渡る細やかなご配慮に、深く感謝申し上げます。

フォトセッションでは、ビジネスクラス用のシートに座って、宮崎牛サーロインステーキを試食
させていただきました。すこぶる快適&美味! ただ、時間の関係で、半分も食べないうちに
下げられてしまいました(涙)。せっかく、ANAカラーのネクタイで出席したんですけど(笑)。






<3>
キリンビール株式会社では、人気の定番ブランド「氷結ストロング」シリーズから、期間限定で
宮崎産日向夏を発売していただきます。5月27日より全国で発売。





試飲させていただきましたが、素晴らしい味! アルコール度数9%でキレのある飲み心地に加え、
爽やかな日向夏の香りが広がり、ほどよい甘みのバランスがとても良いのです。日向夏本来の
味わいを出すため、そのバランスを取るのに苦労されたとのこと。本県の農業関係者も、これぞ
日向夏!と太鼓判を押す味に仕上がりました。

いよいよ自分のブレイクも近いかと、日向夏の被り物をしたひぃくんもワクワクというところ。





発売日は5月27日。しばらく先になるのをご容赦いただき、しばし楽しみにお待ちください。

まさか・・・花粉症?

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「まさか・・・花粉症?」というタイトルではありますが、今さら否定しようのないこと。
残念ながら私は花粉症のようです。ここ4~5年、耳鼻科にお世話になっています。

ただ、花粉のシーズンになると、目がしばしばして(痒いというより、乾いたような感覚)、
いくらか鼻水も出るかなという程度で、ティッシュが手放せないようなこともなく、さほど
症状としては重くなかったように思います。

ただ、今日から始まった代表質問。議場内で鼻水がじわっと出始めて、ハンカチで時折
鼻を押さえながら何とか過ごし、一度は答弁をしている最中にも鼻水が邪魔になりました。
こんなことは初めて。

朝起きたときから喉に痛みがあって、あれっ、もしかして風邪を引いたかと、昨日の公務で、
風を引いてしまったという方の隣にしばらく座っていたことを思い出しました。
熱はないのですが、何となく体がだるい感じもあります。とはいえ、2月議会の代表質問や
一般質問が控え、最も緊張が高まるとき。気が緩むはずもなく、風邪を引くなどありえない
と思いつつも、今日の状態が果たしてどっちなのか、自分でもよくわかりません。


振り返ってみると、(症状が軽いとはいえ)花粉症である私が、朝1時間のウォーキングのとき、
サングラスはしていてもマスク無しで、いわば無防備の状態であったのは、反省しなければ
ならないのかもしれません。夜にウォーキングするときは、サングラスも無しですし。

本県は、スギの素材生産量が22年連続して日本一。官民が連携してスギのセールスに
取り組む「チームみやざきスギ」推進本部を設置しており、私がその本部長。
その私が花粉症ということでいいものか・・・。

まあ、スギ材と花粉とは切り分けて考えるとして、いずれにせよ、症状の軽い重いは別として、
今後、しっかりと花粉症に向かい合い、対策を取っていきたいと思います。
とりあえず、花粉症の時期には目に負担をかけないようにとのこと。ブログもこのへんで。








「宮崎国際ジャズディ2014」に向けて

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<1>
宮崎県立農業大学校の卒業式。2年間の課程を修了した43人が、元気よく巣立っていきました。
式典の始まる前、体育館前での記念撮影。何とか天気がもってくれました。





卒業生43人の進路は、法人就農、JA、農業関連産業、公務員、進学など。そのうち法人就農が
15人と最も多くなっています。


 


米政策の見直しや農地の集約、直接払制度、さらには不透明なTPPの動向など、わが国の農政が
大きく転換しようとしている中で、国をあげて農業の成長産業化が課題となっています。
本県も、フードビジネスの振興等に取り組むことにより、儲かる農業の実現に取り組んでいます。

宮崎の、さらには日本の農業の将来を担う若い力に、大いに期待しています。


<2>
「みやざき春の食まつり2014」、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートで開催中。






宮崎の誇る海の幸・山の幸をふんだんに使った「春の食まつり」は、昨年に引き続き、今年で2回目。
今回は、今日から1か月間、シェラトンのレストランやバー全9店舗で、県産食材を使った特別メニュー
が提供されます。
期間中、県産農産物の詰め合わせが抽選で当たるクイズなども実施されます。
今日は、松泉宮前広場でオープニングセレモニーが開催されました。


 

   ←ふるまわれた「初かつおのたたき」


特別メニューには、今日から路地物が解禁された日向夏のカクテルや、完熟きんかん「たまたま」の
パスタやクロワナッツなど、シェフやスタッフがプロの技で創作した料理がずらり。みやざきブランドと
シーガイアがタッグを組んだ、「食材の宝庫」宮崎の魅力満載の食イベントです。どうか旬の食材の
魅力をご堪能ください。


<3>
「宮崎国際ジャズデイ2014」のサポーターパーティが開かれ、チェリスト吉川よしひろさんの
コンサートがありました。





「国際ジャズデイ」は4月30日。ジャズを通じて国際平和や対話、協力関係を進めようと、20111年
のユネスコ総会で定められました。
宮崎では、日高晃さん(日高時計本店社長)をはじめ、この趣旨に
賛同した方々が実行委員会を組織。昨年より、山下洋輔さんのコンサートを中心に、数々のジャズ
関連イベントを実施しておられます。

今晩は、今年の国際ジャズデイの成功を期して、サポーターのパーティが開催され、山形県鶴岡市
出身の吉川(きっかわ)よしひろさんのコンサートが行われました。


ちょっと写真ではわかりにくいのですが、このメガネや演奏時のパフォーマンス、トークなどから、
<U2のボノ+ダイアモンド☆ユカイ>といったイメージの吉川さん、演奏の素晴らしさに加え、
トークも面白く、充実したコンサートとなりました。
(右側の写真は、コンサートに参加された有川依公子さんのフェイスブックから拝借)

 


この写真(吉川さんのホームページより拝借)のように、吉川さんの演奏スタイルは、サンプラーに
左足を乗せ、スタンディングでの演奏。これだけでも珍しいのですが、
サンプラーに取り込んだ
自分の演奏を伴奏代わりにすることで、チェロ独奏ながら、2台のチェロが弾かれているような、
厚みのある音が広がり、多彩な演奏が繰り広げられます。





今日の演目は、吉川さんのオリジナル曲に加え、クラッシック曲(アランフェス協奏曲、組曲
「惑星」からジュピター)、さらには民謡(ソーラン節)など、幅広い選曲がなされていました。
それらが見事にジャズで味付けされているのです。

吉川さんのコンサートの前には、大淀小吹奏楽部のアンサンブルによるジャズ演奏もありました。
昨年、山下洋輔さんのコンサートで協演し、そのとき初めてジャズに挑戦されたそうです。
今日のステージは堂々としたもので、みんな楽しそうに演奏しているのが印象に残りました。
大淀小のアンサンブルも、吉川さんのコンサートも、<ジャズは楽しい!>と思えたひととき。


私もジャズは好きで、よく聞いています。つらつら考えてみて、日頃、自分が聞いている音楽の
ジャンルは、半分がオペラを中心としたクラシックで、半分が、洋楽系のロックやポップス、
ジャズというところ。

ジャズの中で最も聞いているアルバムは、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」。
<静かな熱狂>とでも表現したくなるような名演奏。夜中はこれに限ります。その他は、
マンハッタン・トランスファーや、ジャズボーカルのベスト盤など。




最近では、「エレクトロ・スウィング」にハマってます。
古き良きスウィング・ジャズと現代のエレクトロ・
サウンドが融合した踊れるジャズ 
。中でも、キャラバン・パレスやディミー・キャットなどがお気に入り。



 



それはともかく、「宮崎国際ジャズディ」は、
民間ベースの実行委員会を中心に、企業等の協賛を
いただいて展開しておられます。関係者の情熱とご尽力に、心より敬意を表します。

「宮崎国際ジャズディ」の関連イベントは、4月30日の山下洋輔さんらが出演されるコンサートを
メインとして、4月に行われます。5月の連休を中心に開催される宮崎国際音楽祭と連動させると、
4月から5月にかけて、<宮崎に音楽の咲く季節>が到来することとなります。
今後の広がりが大いに楽しみです。

東九州道開通プレイベント

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<1>
日向市お倉ヶ浜総合公園で、東九州道「日向~都農間」開通記念プレイベントが開催されました。
待望の「延岡~宮崎」の開通まで、あと2週間!半世紀にもわたった要望活動。悲願の達成を
お祝いし、開通効果を最大限生かす機運を高めるためのイベントです。







黒木日向市長と一緒に、ハマグリ形のくす玉割り。垂れ幕に書かれているのは、語呂合わせで、
「貝通! 日向市はまぐりロード」。いつの間にか名前がついていました(笑)。





物産展の行われている会場では、焼きハマグリをいただきました。肉厚でジューシーな逸品!
こうした食や観光地など、地域の魅力をさらに磨き上げ、県内外にアピールしていきたいところ。


 


従前の予想に反して、素晴らしい天気となりました。会場も多くの人出で賑わい、ポカポカ陽気に、
カキ氷のお店に長い行列ができていました。私も、会場内のテーブルに座って、まったりと。

ステージイベントでは、沿線7市町のゆるキャラが集合。ステージ前は、子供連れの家族で一杯に。
みやざき犬も得意のダンスを披露するなど、子どもたちの人気を集めていました。最近では追っかけ
のファンもいるなど、みやざき犬の人気、手応えありです。


 

  ← 出番を待つ姿も脱力系。


せんぐまきで会場は熱狂。私は、後ろの方に投げようとしてるようで、思い切り振りかぶってます。






今日は、開通前の高速道路を歩くウォーキングイベントも行われ、約5000人が参加されたとか。
お祝いムードも高まります。この熱気を、高速道路を最大限活用することによる県勢の浮揚へと
結びつけていきたいところ。


<2>
カリーノ前でJABBERLOOPのストリートライブ。高千穂町出身の長友誠さんがトランペット。





大阪グランフロントでの「みやざきweeeek!2014」イベントでは、熱い郷土愛を爆発させたライブで
会場を盛り上げていただき、大変お世話になりました。私も、完熟きんかん「たまたま」の被り物を
してステージに。「宮崎!宮崎!」の連呼。すっかり6人目のメンバー?

東京を拠点に活躍中のJABBERLOOPの皆さん、これからも宮崎の応援をよろしくお願いします!









みやざきフードリサーチコンソーシアム

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「みやざきフードリサーチコンソーシアム」の設立に関する調印式が行われました。


 



本県が有する残量農薬分析技術は、420成分の残留農薬を2時間で分析することができる
全国トップクラスの技術。本県産農産物の安全・安心・健康を技術面で支えています。

例えば、新しくブランド化した「みやざき健康ピーマン」は、この分析技術を応用して、
本県産ピーマンには、全国標準値(日本食品標準成分表2010値)に比べ、約1.3倍のビタミンCが
含まれていることを元にしています。

今回のコンソーシアムは、この技術を核として、技術のさらなる高度化(分析可能な農薬成分数や
栄養・機能性成分数の拡大等)や、農業・フードビジネスをはじめとする産業分野へのさらなる活用
(県内農産物や食品加工メーカー等への分析サービスの展開、新食品表示の開発、血液分析等
への応用等)、これを支える人材の育成・確保を目的として設立されたものです。

参加したのは7機関。県外から、島津製作所、デリカフーズ株式会社、日本冷凍食品検査協会
という国内を代表する3つの企業・団体で、県内からは、県、宮崎大学、経済連、宮崎県産業振興
機構の4団体。

いささか技術的、専門的な内容の協定ですが、この残留農薬分析技術は、消費者の関心が
ますます高まっている「食の安全・安心・健康」の核心に触れる技術。その技術の下に、国内外で
活躍する有数の企業・団体に参加いただき、このような連携体制を構築できたことは、
本県が取り組んでいるフードビジネスを展開する上で、大きな前進と言えます。

こうした最先端の技術を開発・蓄積してきたこれまでの取組や、関係者の多大なるご尽力に、
深く敬意を表します。これからも、<宮崎の食で、日本を、また、世界を幸せにしていきたい>
と考えています。





宮崎牛すき焼き晩餐会

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「宮崎牛すき焼き晩餐会」、約400人が参加し、東京のホテルニューオータニで盛大に開催
されました。ステーキや焼き肉に加え、宮崎牛の多様な楽しみ方をアピールし、消費拡大に
結びつけようという企画。すき焼きをメインに、本県出身の河野透シェフによるフレンチの
コースとして提供されました。





冒頭、主催者や来賓(含む私)の挨拶、神戸蘭子さんと村田諒太さんのトークショー、河野シェフによる
メニューの紹介、すき焼きのデモンストレーション・試食などがあり、これがちょうど1時間。
(残念ながら、これらゲストの写真はNG。)





このイベントは18時に開宴。飛行機の関係で、20時にはホテルを出発しなければならないため、
1時間たっても料理がスタートしない状況に焦りました(というか、肝心のすき焼きが口に入らないか
と半分泣きべそ状態)。先に退席するからと係の方に頼み込み、残りの1時間で、大至急、全ての
料理を出してもらい、何とかいただくことができました。おかげさまで、河野シェフが厳選した
本県産食材をふんだんに利用したメニューを堪能。

のんびりこの写真を撮っていたかと思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。
1時間でコースを出そうとして、早く食べてくださいと係の方にせっつかれる一方で、次々と
挨拶に来られる方々に応対したりして、目まぐるしい怒涛の1時間でした。


 

 


主役の「宮崎牛のすき焼き パリジェンヌ風」。醤油やみりんの代わりに、ワインを利用。
フレンチテイストということですが、とにかくジューシーで、口の中でとろける宮崎牛に感動。
生卵の代わりに温泉卵が出され、トロトロ感のある卵をからめると、これがまた絶品。
多くの皆さんに堪能いただけたと思います。



飛行機の関係で、お開きの前に退席。参加者の間からは、宮崎牛を評価する感想をいただき、
どこに行ったら買えるのか?と質問もあったようです。今後とも、こうしたPR活動に取り組むとともに、
首都圏における販路の拡大にも努めていきたいと思います。


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東九州道「北浦~須美江」の開通!

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昨夜は20時まで、都内で「宮崎牛すき焼き晩餐会」に出席。その上で、今朝10時の延岡市北浦町
での仕事に間に合わせるためにはどうしたらいいか? その時間帯、昨日のうちに
宮崎に帰る
飛行機の便はありませんし、今日の朝イチの便では間に合いません。

その答は深夜便の活用。昨晩、羽田から24時間空港である北九州空港に飛び、到着したのが
23時頃。そのまま空港そばのホテルに泊まり、今朝は、まだ薄暗い6時過ぎに北九州市を出て、
車で延岡市北浦町に向かいました。深夜便があるからこその、ギリギリの行程。


 




6時20分に北九州空港そばのホテルを出発。一般道と高速道を乗り降りしつつ、途中、1回のトイレ
休憩をはさんで延岡市北浦体育館へ。所要時間は約3時間20分。
来年度には、高速に乗ったまま
宮崎市まで来ることのできる予定のルート。最後の<不便>を感じつつ、宮崎県に戻りました。

大分県の佐伯インターから一般道で蒲江インターに向かう途中、着々と東九州道の工事が進められて
いました。この区間は、来年度に開通の予定。
土手には大きな文字で、「めざせ!! そうきかいつう」
(目指せ早期開通)! この写真では小さく写って見えますが、とても目立つ横断幕。



 


北浦体育館には、地元の特産品などのPRコーナーがありました。その一角、ピンクの法被を着た
道づくりを考える女性の会の皆さんらが群がっておられました、何だろうと思って近づくと、お寿司や
刺し身の振る舞いコーナー。何とわかりやすい(笑)。私も、最近話題の「へべすぶり」をいただき
ました。確かに、クセや臭みのない、さっぱりした味わい。これはイケます。





会場の北浦体育館は、100本近い大漁旗で北浦らしい飾り付け。お祝いムードが高まります。
岩崎泰彦九州地方整備局長の式辞に始まり、来賓を含めると10人(!)もの挨拶が続きました。
達成感や祝祭感にあふれた祝辞もさることながら、地域住民の喜びの声を伝えるビデオレターや、
この整備事業の経緯や効果等を紹介する映像が紹介され、今日に至るまでの関係者の熱い思い
が伝わり、印象に残りました。


 


1時間ほどの開通式が終わった後、北浦インターチェンジの本線上に場所を移して、テープカット。
天候に恵まれ、体育館の中で冷えきった体が、逆に屋外でホッと一息。地元の中高生なども
参加し、晴れがましく賑やかなテープカット・くす玉割りとなりました。





テープカットの準備が整うまで時間があったので、テープの前に立った私の視点で撮った写真。
多くのマスコミや関係者がカメラをセットして待ち構えています。ここでも目立つ、道づくりを考える
女性の会の皆さん。


 


テープカット後、パレードの開始を待つ、車の列。開通パレードでは、開通効果をアピールするための
車両12台が先導。
鮮魚や空飛ぶ新玉ねぎ、木材等の貨物トラック、高速バス、救急車や消防車等の
緊急車両、道の駅のPR車両などが、賑やかに通り初めをしました。




 

 


パレードの途中、対向車線では、道づくりを考える女性の会など、開通を祝う市民の皆さんが列をなし、
歓迎していただきました。これもお祝いの演出。





その後の記念祝賀会では、これまでご尽力いただいた関係者の間で、お祝いと感謝の思いが
交わされました。
大きな前進を祝いつつ、さらに前へ!



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Thank You(3.9)フェスティバル

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東九州道「北浦~須美江」開通記念イベントとして、「Thank you(3.9)フェスティバル」が盛大に行われ
ました。延岡市北浦町の古江港にて。

私は、昨日の開通式に続き、連日の延岡市北浦町<詣で>となりました。
まあ、お祝い事なので
気持ちも軽く参上。宮崎市からは、車で2時間でした。まさに開通効果を実証・実感できた仕事。
7日後、「日向~都農」が開通すれば、これが1時間半まで短縮します。高速道の威力抜群です。





ステージアトラクションや物産展、「よーとろしゃ寿司」などのふるまい、抽選会、クルージングなど
盛り沢山のお祝いイベント。周辺の道の駅でも協賛イベントを実施。海の幸山の幸が大集合
というところ。
「よーとろしゃ」とは、北浦の方言で、驚いたという意味とのこと。これは初耳。

開会式の来賓挨拶と餅まきで仕事は終了。その後は、一参加者として、物産展をぶらり視察し、
試食して回ったり、ステージイベントを楽しんだり。


 


天候にも恵まれ、驚くほど多くの来場者で会場は賑わいました。こんなにお客様が来てくれるのなら、
毎週開催したらどうだ?という主催者の声も。


 

 



また、島野浦周遊クルージングに参加。小型船で30分ほど、ぐるり島野浦周辺を海上散歩。
料金は、大人1000円。






風や波もあり、船が結構なスピードで走ったため、全身に潮を浴びてしまいました。
これも一興。


 

 

 


船の最後尾にて自分撮り。船のスピードが速いもので、間違っても振り落とされないよう、スマホを落とし
たりしないようなどと、結構、緊張していて、そのとおりテンパった表情(笑)。


 


至るところで釣り人が。洋上にポツリ浮かんだこんな岩場の上にも! 船で運んでもらうにしても、
どうやって上陸したのか。かなりワイルドです。


 


クルーズを楽しんだ後は、海の幸を堪能。海鮮巻きや牡蠣焼き、新鮮な魚の炭火焼き、地ビールなどを
いただきました。色鮮やかな緋扇貝(ヒオウギガイ)、味も上々。色による味の違いはないそうです。


 

 


4月には、この場所にカキ小屋がオープンするとのこと。年間を通じて、カキやさまざまな貝が楽しめる
とのことで、北浦の海の幸を生かした集客力のあるお店となりそうです。

 


食から海から、様々な北浦の魅力を堪能することができ、まさに地域の<宝>をみがき、発信する
イベントとなりました。このイベントの開催にご尽力いただいた関係者に敬意を表します。

でも、今日一番感心したのは、一緒に食事をしていた幼稚園ぐらいの男の子の発言。以下の写真、
何気なく醤油が注がれたお皿を見て、「あっ、延岡の<の>の字になってる!」。
やはり、子どもが一番の宝のようです。




東日本大震災から3年

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東日本大震災から3年を迎えるにあたり、先日、以下の知事メッセージを出させていただきました。

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 東日本大震災の発生から、3年が経とうとしています。
 改めて、この未曾有の大災害により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表しますと ともに、
被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
 そして、現在でも、全国で26万人を超える方々が、各地で避難生活を余儀なくされている状況に
思いをはせ、1日も早い復旧・復興を祈りたいと思います。

 来たる3月11日には、私も出席予定の政府主催の「東日本大震災三周年追悼式」が開催され、
地震が発生した午後2時46分に1分間の黙とうを捧げることとされております。
 この時刻に合わせて各地でサイレンが吹鳴される予定ですので、県民の皆さまにおかれましても、
それぞれの場所で黙とうを捧げていただきますようお願いいたします。

 本県では、口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火という一連の災害に見舞われ、
その中で、全国から温かい御支援をいただき、大いに励まされ、勇気づけられました。
 東日本大震災に際しましては、このような全国からの御支援に対する感謝と御恩返しの思いを
もって「みやざき感謝プロジェクト」を実施しているところです。

 今年度も、延べ22名の県職員と21名の市町村職員を被災地に派遣しており、本県の調べでは、
県職員の派遣数は九州で最も多くなっています。ちなみに、県ごとに職員数の規模が異なることから、
職員数に占める派遣職員の割合を見ると九州で1位、全国でも5位となっており、小さな所帯でも
精一杯の支援に取り組んでいるということになります。
 また、県内の民間団体においても、被災地のコミュニティづくりや、被災者を本県にお招きして
県民との交流を図るといった事業を行うなど、県民の皆さまとともにいろいろな活動に取り組んで
まいりました。
 今後とも、市町村や関係団体等と連携し、被災地に思いを寄せつつ、その時々のニーズに
応じた支援を息長く継続してまいりたいと考えております。

 一方、本県におきましては、南海トラフ巨大地震をはじめとする地震や津波、新燃岳の火山活動
や毎年のように発生する台風などの風水害への警戒を怠ることはできません。「災害は忘れた頃に
やってくる」と言われますが、さまざまな危機事象を想定しながら、日頃からの備えをしっかりと
進めていくことが肝要です。
 県民の皆さまにおかれましても、改めて、住宅の耐震化や家具の転倒防止、津波や洪水、土砂
災害からの安全迅速な避難、食料や生活用品の備蓄などの「自助」の取組に加え、自主防災組織を
中心とした相互協力に基づく「共助」の取組も併せて進めていただきますようお願いいたします。
 また、防災訓練が行われる際には積極的に参加していただき、自助・共助・公助のバランスの
取れた、災害にしなやかに対応できる宮崎県を共に築いてまいりましょう。

 今後とも、東日本大震災の教訓を忘れることなく、被災地・被災者への支援を続けるとともに、
本県で想定されるさまざまな災害への備えを的確に進めることにつきまして、御理解と御協力を
いただきますよう心からお願いいたします。


                                        平成26年3月7日
                                        宮崎県知事 河野 俊嗣

===================================================



宮崎県庁のホームページでも、このメッセージや、「みやざき感謝プロジェクト」の主な取り組み
などを紹介しています。
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/somu/kiki/sinsai/page00183.html



明日、私は、東京の国立劇場で行われる政府主催の「東日本大震災三周年追悼式」に出席する
予定にしています。宮崎県を代表し、心からの追悼の誠を捧げてまいります。

東日本大震災三周年追悼式

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東日本大震災から3年が経過しました。追悼、愛惜、回顧、悔恨、諦観、憤怒、感謝、希望、決意等々、
さまざまな思いが去来し、日本中が鎮魂の祈りに包まれた3.11。

私は、政府主催の「東日本大震災三周年追悼式」に出席。国立劇場にて約1200人が参加し、
厳粛な雰囲気の中、執り行われました。議会中ということもあり、私が確認した範囲では、
知事本人の出席は8人でした。





天皇陛下のおことばをはじめ、安倍総理の式辞、三権の長の挨拶、御遺族代表のことばと、
それぞれ鎮魂や復興に向けた、強い思いのこもった挨拶が続きました。しみじみ聞き入りながら、
言葉の力を感じたところです。 

柔らかく簡潔な表現で思いを述べられた天皇陛下のおことば、特に、以下のくだりが印象的です。
「永きにわたって国民皆が心をひとつにして寄り添っていくことが大切と思います。
そして、この大震災の記憶を決して忘れることなく子孫に伝え、防災に対する心がけを育み、
安全な国土を築くことを目指して、進んでいくことを期待しています。」
畏れ多いことながら、本県が口蹄疫からの再生・復興に向けて掲げる「忘れない そして前へ」
というフレーズと響き合うものがあります。

3時半頃から始まった献花。大まかな順番は、首相など三権の長に始まり、ご遺族代表、駐日
各国大使、各政党代表、閣僚、副大臣・政務官、衆議院議員、参議院議員と進んで、その次が
都道府県知事・議長となります。私に順番が回ってきたのが4時過ぎ。

今朝の
NHKラジオによると、宮城県名取市では、地震が発生した2時46分のみならず、
津波が襲来した3時55分に黙祷を行うとのこと。地震発生から何と1時間10分! それだけの
長い時間に起こった様々なことに思いを馳せつつ、将来、再びそのような状況に置かれたとき、
この教訓をどう生かすことができるか、例えば、1時間以上も、これから来るかもしれない
大津波をじっと耐えて待ち続けることができるかなど、我々の担う課題に思いが至ります。

順番が回ってきたとき、まさに名取市などに津波が襲来してきた3年前のそのときに思いを
馳せながら、献花をさせていただきました。
お亡くなりになられた方々のご冥福を衷心より
お祈り申し上げます。また、被害に遭われた
方々に心よりお見舞い申し上げ、引き続き、
県をあげて息長く被災地・被災者の支援に
取り組んでいくことをお誓い申し上げます。

ちなみに、昭和63年7月、自治省から初めて地方赴任した職場が宮城県地方課。市町村から
県に派遣された多くの職員と、新人時代を過ごしました。名取市からの派遣職員、サウスポーで
ボーリングが上手く、私と同じ「俊」という字を名前に持つ彼も、現場で頑張っているだろうかと、
宮城県の市町村名を耳にするたびに、具体的な名前と顔を思い出しながら、心の中で激励の
エールを送っています。


「忘れない」ということに関して、いつも思うこと。この大震災の記憶、教訓は、数年でも、数十年
でもなく、少なくとも数百年というスパンで子々孫々に伝えていかなくてはなりません。50年ごとに
石碑が建てられ続けている外所地震供養碑は、そのような志を持った取組みの1つだと思います。
時が経過すればするほど、行政が果たす役割が極めて重要になってくると思っています。
「のど元過ぎれば・・・」というのは、人間、致し方ないところ。「忘れない」ための
仕組みづくり、
しっかり考えていきたいところです。

そう考えると、今、県に入庁したての新人職員が、例えば40年後に退職する頃には、この
大震災後
に生まれてきた世代に対し、その新しい世代の人間が、さらにその後の世代に対しても、
実体験した
世代(だんだん少なくなっていく)と同じような危機感をもって伝えてもらうことが
できるよう、くどいほど強烈に語りかけ、
刻みつけていくことが必要になってくるのではないかと
思っています。


少なくとも、現実問題として、福島第一原発の廃炉作業は、入庁したての新人職員が「現役」の間に
終了するか
どうかという重い課題として、残り続けるわけです。私は、そもそもこの目で見届ける
ことができるかどうか・・・。
ここ最近の新聞スポーツ欄、大震災3周年とからめてJビレッジを
取り上げ、現状の写真が掲載
されていました。平成19年にサッカーの聖地として訪れた場所、
複雑な思いで見たところです。
6年後のオリンピックを視野に入れつつも、果たして往時の賑わいを
取り戻すことができるのか。

様々な課題が山積する東日本大震災からの復旧・復興。とはいえ、ただ悲観することなく、
将来への希望を抱きながら、困難な課題に向き合っていきたいと思います。

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