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期日前投票&新たな成長に向けて

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<1>
宮崎市長選挙・宮崎市議会議員補欠選挙の期日前投票に行ってきました。当日は、大相撲表彰式
などの公務で上京しているため不在なのです。





期日前投票は久しぶり。公務の合間、
ふと空き時間ができて急遽行くことにしたので、投票整理券も
持たず、身一つで市役所敷地内の投票所へ。簡単
なペーパー1枚に名前や住所等を記入し、
窓口で確認してもらって手続き完了。
随分、手続きが簡便になったものです。

有権者の皆さんには、大切な権利をしっかり行使していただきたいと思います。


<2>
東九州道「延岡~宮崎」間の開通を記念し、県立図書館1階ギャラリーで、「みやざきの高速道路」
パネル展を開催中です。


 


高速道路の意義や県内の整備状況等を紹介するとともに、高速道路の利用促進を図るため、
観光や食等を紹介したパンフレットも配布。トンネルや橋梁、道路などが、どのような手順で整備

されるのか、順を追って写真で説明してあるパネル(写真右)、興味深く拝見しました。

左の写真、さりげなく、みやざき犬の新しいかぶりものコンテストで入賞したイラスト(伊勢エビ、
しいたけ、マンゴー)が使われています。これから、どんどん使っていく予定。

同時に、「宮崎のスポーツを応援しよう企画展」も開催中。昨年の国体「スポーツ祭東京2013」を
中心に、アスリートの写真を展示し、スポーツの魅力を発信しています。躍動感あふれる写真が
並んでいました。どちらの展示も、2月2日(日)まで。





<3>
中小企業団体中央会の新春講演会で講演。「本県のポテンシャルと新たな成長に向けて」。


 


30分の講演。駆け足で、以下のような内容について触れました。
◯復興から新たな成長へ向けての、フードビジネスや東アジア市場の開拓などの取組について
◯新年度の当初予算編成の重点項目について
◯「みやざき東京五輪おもてなしプロジェクト」について

国全体の景気回復傾向や「好循環のための経済対策」、2020年東京オリンピック・パラリンピック、
いよいよ宮崎市以北が開通する東九州道など、本県にとっての追い風として、また弾みをつけるバネ
として、宮崎のさらなる発展を目指していきたいと考えています。今日も、「復興から新たな成長へ」を
イメージした矢印が活躍(左の写真)!












ベルリン・フィル八重奏団

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ベルリン・フィル八重奏団の演奏会が行われました。
2010年にベルリン・フィルの第1コンサートマスターに就任した樫本大進さんや、首席クラリネット
奏者として人気のヴェンツェル・フックスなど、世界最高のオーケストラから選ばれた8人の、
いわばドリームチーム。





曲目は、以下のとおり。
◯R.シュトラウス(ハーゼンエール編):もう一人のティル・オイレンシュピーゲル
◯モーツァルト:クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581
◯シューベルト:八重奏曲 ヘ長調 op.166 D803

これらの室内楽の曲は、普段聞きつけているわけではないので、他との比較はできませんが、
とにかくビロードのような手触りのする柔らかい音色が心地良く、魅了されました。トップクラスの
スポーツ選手のフォームが美しく、柔らかいのと同じなのかなと思いながらのひととき。

この八重奏団
の歴史は、1928年、8人の楽員たちが、まさにシューベルトの八重奏曲を演奏する
ために集まったところから始まったそうです。
結成から80年以上という、ベルリン・フィルハーモニーの
メンバーが組織する室内楽アンサンブルの
中で、最も長い歴史と伝統をもつ団体のひとつとのこと。

シューベルトの八重奏曲、何と今回の演奏時間が58分!第6楽章までで構成される大曲です。
コンサートホールでかしこまって聞くのもいいのでしょうが、軽く飲んだり食べたりしながら気楽に
聞きたいところ。

「もう一人のティル・オイレンシュピーゲル」、R.シュトラウスの交響詩を、たった5人のアンサンブルで
表現して、面白く感じました。しかも、バイオリン、コントラバス、ホルン、ファゴット、クラリネット
というめったにない編成です。

ベルリン・フィルという世界最高峰のオーケストラで第1コンサートマスターの重責を担う樫本大進さん。
サッカーの本田圭佑選手や野球の田中将大選手のような存在でしょうか。これからの活躍が楽しみです。



宮崎県人の絆

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24日午後から上京。たまたま同じ日に開催された「在京経営者会議」の賀詞交換会と、
「在京宮崎県人会」の役員会新年会に出席しました。それぞれ、宮崎県の出身者ないし
ゆかりの方々の集まりです。

「在郷経営者会議」は、経営者を中心とした集まり。首都圏における宮崎出身者の就職支援や、
宮崎のPRのため「宮崎の郷土料理と本格焼酎を楽しむ会」を主催されたり、宮崎県内の経済界
との交流事業を行なっていただいたりしています。



「在郷宮崎県人会」は、宮崎県出身者の相互交流の場として活動。1906年1月、ポーツマス条約
締結の立役者である小村寿太郎侯(飫肥出身)の歓迎慰労会を上野精養軒にて開催したのが
はじまりとのこと。

どちらの会合でも、あらかじめお断りして、通常の5分程度の挨拶より長目に時間をいただき、
明るい話題を中心に県の近況報告をさせていただきました。話の柱は、
◯スポーツ(高校スポーツ等の快挙・好成績、ゆるキャラダンス選手権2連覇、過去最高のスポーツ
合宿・キャンプ、キャンプチームの活躍、みやざき東京五輪おもてなしプロジェクトなど)
◯食(宮崎牛2連覇、宮崎キャビア1983の発売、チキン南蛮の定番化など)
◯交通(東九州道の宮崎以北の開通、台北線の増便、アジア市場への取組など)
という3つのテーマ。




今回は、役員の方々による新年会。知事として出席させていただいたのは初めてですが、それならと、
皆さんノリノリで、演し物がありました。下の写真、鉄腕アトムとひょっこりひょうたん島の替え歌。
青島の絵にしろ、お面にしろ、準備万端です。



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さらに見やすくなり、たくさんの機能を追加。より使いやすく、便利になりました!

皇居ラン&「THE 世界一展」

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東京は薄曇り。スケジュールに余裕があったので、午前中、久しぶりに皇居を一周走ってみました。
知事に就任してからは初めてなので、4~5年ぶりということになります。




皇居をぐるっと一周すると、ちょうど5km。お濠の水や皇居の緑など眺めもよく、手頃な距離
でもあり、適度なアップダウンもあるコース。昨今のマラソンブームの中、多くの方がジョギングを
楽しんでいました。


 



桜田門付近を拠点に、ファンランの大会も行われていました。
(以下の写真は、走りながら、途中、所々で立ち止まっての撮影。およその雰囲気ということで。)






皇居前広場には、外国人を中心に多くの観光客の姿。はとバスも乗り入れています。


 



皇居の周りを走るランナーは、いつも車窓から目にしていましたが、実際に走ってみると、やはり人の
多さや、ウェアの華やかさに目を奪われます。数人で一緒に走るグループも目立ちました。



 


これだけランナーが多いと、歩行者等とのトラブルも多いかと思われます。以下の写真、並木の間に、
「ながら通行は控える」との掲示板がありますが、こうした注意書きを至るところで目にしました。
ランニング専用トラックではないという認識のもと、前後左右への気配りが必要です。




都知事選の告示直後ですので、途中、左のような掲示板も。
お濠の眺めは格別です。仲間としゃべりながら、のんびり走るのも楽しいでしょうね。


   



のんびり時間をかけて一周。もっと走りたいなと後ろ髪を引かれつつ、久しぶりの皇居ランを終了。


 


ネットで見かけたマップと、マナーの呼びかけ。また機会があれば、チャレンジしたいと思います。


 



午後、お台場の日本科学未来館へ。企画展「THE 世界一展」などを視察しました。




この企画展は、精巧で緻密、そしておもてなし精神に富んだ日本の「モノづくり」と、その歴史的・文化的
背景に焦点を当てたもの。世界でオンリーワン・ナンバーワンの価値を持つ200点以上の製品や技術
が展示されています。その名前とコンセプトに惹かれ日本科学未来館へ。この施設へは2度目。






展示は、伊勢神宮の式年遷宮から始まり、新幹線や宇宙開発といったビッグプロジェクトまで。
駆け足でざっと拝見して回り、日本の「モノづくり」の底力、その素晴らしさに心打たれ、日本に生まれて
良かった、日本人として誇らしい!という思いで一杯になりました。


 


 


以下は、日本科学未来館のホームページより企画展の紹介。
http://www.miraikan.jp/sekai1/exhibition.html



宮崎ゆかりのものが何かないだろうかと、鵜の目鷹の目でチェック。私が気づいたのは以下の3点。
旭化成せんいのベンベルグ、旭化成エレクトロニクスの電子コンパス、そして、今は無きリニア実験線。
右の写真は、日向灘を背景にした実験線。うれしさ半分のこのトピック、リニア実験線転じて、今や
世界一細長いメガソーラになっているという記述も欲しかったところ。


  



「モノづくり」とは別の視点で、印象に残った展示。それは、新幹線の整備状況と整備計画。
改めて、全国でこれだけの整備や計画が進行中であることに、インパクトを受けました。

明日は、内閣官房参与を務めておられる京都大学大学院工学研究科の藤井聡教授をお招きし、
「東九州新幹線鉄道建設促進期成会 特別講演会」が開催されます。残念ながら遅れをとっている
東九州。メドがつきつつある高速道路で満足することなく、将来を見据えた高速交通体系の整備に
向け、議論を喚起していきたいと考えています。



東九州新幹線

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「東九州新幹線鉄道建設促進期成会 特別講演会」が、内閣官房参与の藤井聡教授(京都大学
大学院工学研究科)
をお招きして開催されました。





東九州新幹線鉄道建設促進期成会は、昭和46年8月、福岡、大分、宮崎、鹿児島の4県と
北九州市で結成。東九州新幹線の整備実現を目指し、国への要望活動等を続けてきました。
会長は、宮崎県知事が務めています(汗)。

昭和48年に国の基本計画路線となったものの、その後、国における整備新幹線の建設凍結方針
などで気勢をそがれ、しばらく要望活動を休止していました。その後、整備計画線の見直しに伴い、
平成6年から活動自体は再開したものの、整備計画路線への格上げは実現していません。

3年前に九州新幹線が開通する一方で、東九州新幹線の整備促進に向け、沿線地域の大きな
盛り上がりがあったかと問われると、決してそうではありません。毎年の国への要望活動等は
行われながらも、実質的には<冬眠>状態にあったと言わざるをえません。

こうした中、一昨年の九州地方知事会において、東九州新幹線整備に関する国への要望が、
初めて特別決議として採択されました。全国的にも、国土強靭化の議論と相まって新幹線整備に
向けた新たな動きが出てくるなど、本県としても再び機運を高める環境が整いつつあります。

そのような状況を踏まえ、国の国土強靭化政策をリードしておられる藤井教授をお招きして
講演会を開催し、機運の醸成を図ることとしたものです。


 



藤井教授は、新幹線の整備が極めて大きな経済効果をもたらすことを強調。沿線に大都市が集中
している実態や、新幹線開通後に地域が発展している状況を紹介されました。そして、山陰と山陽、
九州の西と東を対比させ、一定地域への投資が、投資されなかった地域に対し、人口減少など
「災いをもたらしている」とも。

そもそも、田中角栄氏の「日本列島改造論」の頃には、以下のような、全国をカバーする新幹線
ネットワークが構想されたとのこと。全国総合開発計画の位置づけが変わってきたことや、
ドイツやフランスなどと比べ、高速鉄道整備に対して国家戦略が不十分であったことなど、
残念ながら、極めて限定された地域や路線で新幹線整備が進んできたわけです。

人口20万人以上で新幹線の通っていない都市が、わが国には20程度もある一方で、
ドイツやフランスには3都市しかないとのこと。それだけ、ドイツやフランスでは、大都市を
高速鉄道で結ぶことの意義を認識し、国として戦略的に整備が進められてきたのです。





もちろん、東日本大震災の例でもわかるとおり、防災面や復旧・復興における新幹線の役割も
極めて重要です。首都直下地震に対する備えとして、地方に国力を保持・温存する観点からも、
さらに、南海トラフ巨大地震に対する直接の備えという点からも、東九州新幹線の意義は
大きいと言えましょう。

今日の講演会ではお話がありませんでしたが、藤井教授は、漫画「進撃の巨人」の大ファンとのこと。
壁の外に存在する<巨人>を、リアルにうごめく世の中の実態や人間を取り巻く危機(例えば
南海トラフ巨大地震)のメタファーととらえ、その存在を認識しながらも、しなやかに強く生きていく
ことが強靭化の思想だと述べておられます。なるほどと思わせるものがあります。

今日の講演会には、行政や議会、経済団体等の代表者を中心として約200人が参加。
藤井教授の熱いお話にドンっと背中を押され、<冬眠>から目が覚めるような思いがしました。

地元の財政負担や並行在来線への対応など、様々な課題もあるものの、将来への夢として、
具体的なビジョンを掲げ、沿線地域が連携して議論を深めながら、機運の醸成を図っていきたい
と考えています。



防火・防災訓練など

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県庁の防火・防災訓練を実施しました。今年は、隔年で行われる宮崎市北消防署との合同訓練で、
約2000人が参加。地震とそれに伴う火災を想定。今回は、屋内消火栓の使用訓練や、初期消火
活動・避難完了からBCP体制への移行についての意識付け、消火器具取扱訓練など、より実践的
な訓練となっています。


 



 


訓練終了後の挨拶では、参加した職員に対し、以下のような内容の指示をしました。
◯実際に体を動かして訓練したことで得たものを、今後に生かして欲しい。
◯この機会に、改めて、一人ひとりの、また、それぞれの部署における危機対応について点検して欲しい。
◯今後、防災関連のニュースや情報に触れるたび、その瞬間に万が一の事態が発生したら自分は
 どう行動するか、シミュレーションをして欲しい。
  →「常在危機」の意識のもと、<危機管理対応能力の自動更新システム>を。


<2>
宮崎県社会貢献活動実践企業の表彰式が行われました。過去10年以上にわたり、率先して
社会貢献活動を行い、その活動が他の模範となる企業を表彰させていただき、社会貢献活動に
対する県民の関心を高めるとともに、県内における取組を一層促進しようとするもの。
今回が第1回目の表彰。

受賞者は、以下の4団体。
◯宮崎県生命保険協会(県社会福祉協議会への寄附や福祉巡回車両の寄贈など)
◯日本塗装工業会宮崎県支部(信号機や福祉施設、特別支援学校等の塗装奉仕活動など)
◯江坂設備工業株式会社(宮崎市の市民活動支援基金への寄附など)
◯住友ゴム工業株式会社宮崎工場(工場内グランド等の開放、従業員による清掃活動、寄附など)

これまでの取組みに深く敬意を表し、感謝申し上げます。

 



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南那珂地区花き振興会の皆さんから、ストックとスイートピーを贈呈いただきました。
色も香りも華やいで、知事室に春が訪れたかのよう。






スイートピーは、本県が全国で5割以上のシェアを誇る日本一の産地です。その中でも、
南那珂地区の生産が県全体の約7割を占めています。
(なお、花き生産全体の産出額では全国13位で、スイートピーやストック、キクなどの切り花を
中心に生産する南那珂地区は、県内の花き産出額の約1割を占めています。)

ちなみに、知事としての任期4年目がスタートした昨日、1月21日は、スイートピーの日
だそうです。
松田聖子さんの「赤いスイートピー」が発売された日だからとのことですが、
これからの出荷最盛期に向けてPRし、弾みをつけようと花き市場関係者が定めたもの。

これに関連して開催されたフェアで行われた来場者の人気投票では、JAはまゆうの
「紅式部」が1位になったとのこと。
出荷額日本一の本県としては、新しく開発した品種が
高く評価され、とてもありがたいことです。





「紅式部」は、これまでにない新花色で、暗灰赤色と濃紫ピンク色の複色となっています。
「式部」というネーミングは、和泉式部が国富町の法華岳薬師寺に病気平癒祈願に参拝した折、
西都市の鹿野田潮神社の泉で湯治をしたという伝説と、平安女官の装束である十二単の
着物の重なりに花弁の重なりをイメージしたものとのこと。

国際音楽祭の概要発表

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第19回宮崎国際音楽祭の記者発表がありました。今年も、4月29日のストリート音楽祭を皮切りに、
15公演が予定されています。国内外の演奏家300名近くが参加。




メインプログラムやスペシャルプログラム、教育プログラムという基本構成に変わりはありません。
変更点は、今年から、インターネット予約が可能になったこと。演目等の詳細は、音楽祭のホーム
ページをご覧ください。      http://www.miyazaki-ac.jp/mf/




声楽好き
の私としては、メインプログラムの演奏会5、コンサート形式によるオペラ「カルメン」抜粋、
大いに楽しみです。コンサート形式のオペラは昨年初めて行われ、好評を博しました。
また、ストリート演奏会やサテライト演奏会で人気を集めている音楽監督・徳永二男さんのタンゴは、
初めて演劇ホールで、タンゴダンスを取り入れたスペシャルバージョンで行われます。これも楽しみ。






昨年末に県立芸術劇場の館長を退任され、名誉館長に就任された青木賢児さんには、引き続き、
音楽祭の総監督を務めていただきます。青木さんと徳永さんを中心に、故アイザック・スターン氏の
ご縁や人脈等をバックボーンとして、今やわが国を代表する音楽祭に成長した宮崎国際音楽祭。
来年は、いよいよ節目の20回を迎えます。本県の芸術文化の核となる事業として、これからも
大切に守り、育てていきたいと考えています。


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西都市にて、市民の皆さんとの対話集会「知事とのふれあいフォーラム」を開催しました。





今日は、以下のようなテーマでご意見やご要望をいただきました。平日の日中、大変ご多用のところ
参加いただいた皆さんに、深く感謝申し上げます。

・防災のための高台への県営住宅建設
・県政についての目安箱設置
・東京五輪での臼太鼓踊り披露
・神楽の世界無形文化遺産への登録
・山村地域の振興
・東京五輪に向けたキャンプ誘致
・観光振興策
・地場産品販売促進の取組
・スポーツ施設整備
・グリーンツーリズム
・高齢者が安心して生活できる仕組みづくり
・安全安心のためのインフラ整備
・地域づくり活動への参画促進
・若年層の雇用の場の確保
・おもてなしの心によるバリアフリー化
・妻地区の河川地域の美化整備
・国道等での安全施設整備
・商工会運営への支援
・一ツ瀬川の堤防整備の早期化
・行政に対する女性の意見反映
・少子化、人口減少への対策
・学校の統廃合問題
・防犯対策
・男女共同参画の促進
・地域医療の充実



<span style="font-size: 16px;">ページをご覧ください。  http://www.miyazaki-ac.jp/mf/</span>


銀鏡神楽

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観光ボランティアガイド講座の一環として、銀鏡神楽について有識者の解説を聞いた上で、
33番のうち5番ほど抜粋・短縮版で鑑賞しました。県立西都原高校博物館にて。

午前中は、博物館1階ホールで1時間半ほど、宮崎公立大学の永松敦教授の「銀鏡神楽
~鑑賞の手引き~」という講演がありました。当初、数十人を想定していたところ、100人を
超える参加希望があり、会場を変更して行われたとか。私は、前日宿泊した五ヶ瀬から直行。





永松教授の講演は、歴史的・民俗的な観点から神楽とは何かという解説から始まり、宮崎の神楽
の特色など全般的な紹介がありました。そして、銀鏡神楽については、準備段階の注連(しめ)作り
から始まり、神庭(こうにわ)の作り方、第1番の星の舞、各地区から神面を神社に運ぶ様子、
おもてなしの料理、33番の内容、最後のししば祭りに至るまで、映像を交えた詳しい解説がありました。

後で先生からうかがったところによると、実は、地域の方々でも、それぞれの準備に追われるあまり、
全体がどのように進んでいるのか見たことがないとのことで、この講演を聞いて大いに参考になったと
言っておられたそうです。門外不出の伝統行事、このような形で光を当てることにより、また新たな
魅力を伴って見つめ直すことができるのかもしれません。

私も、神楽についての解説では、修験道の影響で男性の舞として確立した経緯、陰陽道の足踏み的
所作、猿楽能の影響によるドラマ性の獲得、復古神道の台頭による仏教色の排除、椎の木を多用する
照葉樹林文化の特徴など、とても勉強になりました。永松先生は、自分たちでは気付かない宝物が
多いので、改めて足元を見つめ直す必要性について、また、神楽の成り立ちについて考える上で、
照葉樹林文化などの環境も含めて捉えるべきことについて強調しておられました。


午後からは、博物館内の中庭に設営された神庭(こうにわ)で、実際に銀鏡神楽を鑑賞しました。
元々、門外不出で、銀鏡地域においてのみ行われるものとされているところ、主催者側のたっての
要請を受けていただき、33番から以下の5番を抜粋し、しかも時間の制約から短縮版で行われました。
ご理解いただいた関係の皆様に、深く感謝申し上げます。





しかし、神庭づくりには妥協はありません。銀鏡の皆さんは、朝早くから必要な木を伐採したり
して準備を進められ、簡略版ながら神庭を設営いただきました。この祭壇の後ろの木は、
銀鏡から運ばれたもの。ただ、銀鏡神楽を特徴づける要素の1つ、イノシシの頭は模型でした。
(右下は撤収の様子)


 

 


神楽は、銀鏡神社宮司さんによる神事から始まります。全般を通じて、神楽とは、至る場面で、
「祈り」に満ちているものとの印象を受けました。


 


7番「幣指(へいさし)」。双子の兄弟による、軽快で躍動感あふれる舞。


 


一度、6番「鵜戸鬼神」の舞が入った後、再び、「幣指」。5番と6番に鵜戸神楽の要素が含まれている
のは、銀鏡出身の方が鵜戸山道場別当職を務めていたとき習得した神楽を、帰郷後、銀鏡神楽に
盛り込んだものとのこと。


 

 


限られた空間で、様々なステップを踏みながら、相手と息を合わせつつ、次から次へと休む間もなく
続きます。よくよく見ていると、相当な運動量。舞手は相当なアスリートだと思えました。

15番「神崇(かんすい)」では、太刀を持った舞となります。今は模造刀になったようですが、
それでも舞っている最中には相当重く感じられるとのこと。


 

 


16番「荘厳(しょうぐん)」は、弓と矢を用いた軽快で活発な舞。銀鏡神楽の本番は12月14日の夜。
それと比べると、暖かい日差しを受けながら日中行われることにより、相当負担も高まったと思われ
ます。かなり汗をかきながら、息も上がっておられた様子。


 

 

 


17番「柴荒神(しばこうじん)」は、別名「はらかき荒神」と言われるそうです。宇宙根本神が荒神の姿に
示現して、柴のみならず森羅万象ことごとく自分の所有物であり、柴の1つもかってにすることあたわず
と言って憤怒の形相で荒々しく舞うもの。そのような設定でありながら、柴荒神の怒りが増せば増すほど、
逆にコミカルな印象も受ける舞でした。


 


最後に全員で御挨拶。皆さん、本当にお疲れ様でした。




マイクを握っておられるのは、85歳の浜砂武昭さん。銀鏡神楽の生き字引と呼ばれているとのこと。
銀鏡神楽についての知識も情熱も、並大抵ではありません。<自分は話が長いから、短くしろと
言われている>などと自分でツッコミながら、大変興味深く、実に<聞かせる>解説をされます。
大いに感銘を受けました。途中で披露された神楽囃子(せり唄)も、見事なものでした。





最後まで今回の神楽をご覧になった永松教授が、いつも12月の夜中に見ているときとは異なり、
日中であるからこそ見えてくる所作や足の運びがあり、そういう意味においても、意義ある取組だ
と言っておられました。なるほど。今回のような講演や公演は、銀鏡神楽に新たな刺激を与え、
新たな光を当てる
こととなり、また、多くの方にその魅力を伝える効果もあり、この大切な伝統を守り、
伝えていく上で、大きなプラスになるのではないかと実感しました。


観光ボランティアガイド講座は、県の委託事業で、「NPO法人 i さいと」が企画・運営いただいて
います。深く敬意を表します。全6回のうち、5回目となる今回の実地研修を受講することができ、
私としても大いに得るものがありました。ボランティアガイドの皆さんをはじめ、受講された方々の
お力添えをいただきながら、宮崎の神話や歴史などを観光面でもっと生かしていきたいと思います。

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日銀金融経済懇談会

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北方領土返還要求運動の県内キャラバン隊出発式。

北方領土の一日も早い返還を実現するには、政府の外交交渉を後押しする国民世論の結集が
必要不可欠です。そこで、今日と明日の2日間、県内各地で啓発活動が実施されます。
今年は、択捉島出身の山本さんによる講演が、日向市立東郷中学校で予定されています。
北方領土返還要求宮崎県民会議の皆さんには、献身的な活動に対し、心より敬意を表します。


 



明日2月7日は「北方領土の日」。ソチ冬季オリンピックの開会日というのは、皮肉なものです。
昨年、10年ぶりに安部総理がロシアを公式訪問して会談を行うなど、4回にわたり日露首脳会談が
開催されています。ソチ冬季オリンピックの開会式に出席される安部首相は、プーチン大統領との
首脳会談も予定されているとか。領土問題の解決に向けた進展が期待されます。

終戦から68年が経過。一日も早い返還を目指し、運動の輪を広げていきたいと思います。




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日本銀行の岩田規久男副総裁が来県。経済界の代表者らと意見交換する金融経済懇談会が
開催されました。写真手前のテーブル中央が岩田副総裁。





岩田副総裁については、平成7~8年、私が国土庁土地局土地政策課に勤めていたとき、
土地・住宅政策の専門家として、その著作や論文を参考にさせていただいたのを覚えています。
審議会や研究会の委員にも就任されていました。このような形でお会いすることになるとは、
感慨深いものがありました。

岩田副総裁からは、国内外の経済情勢分析や見通し、「異次元の金融緩和」と呼ばれている
大胆な金融政策についての考え方、今後の見通し、消費税増税の影響やその後の展望、
宮崎県の金融経済状況などについて説明をいただきました。

お話をうかがって、2%のインフレターゲットを掲げた金融政策に対する自信や、今後の展望に
ついて希望が持てるものと考えておられる印象を受けました。また、デフレ脱却に向けては、
何もかも金融政策に期待するのではなく、日銀としては、安定的な経済成長に向けた基礎的な
環境整備を行うものの、政府による機動的な財政出動や規制緩和等が必要というお考えが
伝わってきました。

私からは、本県の経済状況についての認識と、様々な災害に見舞われた本県が、復興モードから
新たな成長へとギアチェンジを図り、フードビジネスやアジア市場の開拓等に取り組んでいることや、
今後の展望、日銀への要望などについて話をさせていただきました。
その後、戸敷宮崎市長や経済界の代表者が、それぞれ意見や要望を申し上げたところです。

本県としても、デフレを脱却して安定成長を目指す流れに乗って、また、フォローの風として
受け止め、新たな成長を目指す取組を進めていきたいと思います。



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大宮アルディージャの鈴木徳彦チーム統括本部長が知事室に。西都市清水台運動公園で
11日までキャンプ中。宮崎牛を贈呈して激励させていただきました。





昨シーズン前半は、Jリーグ記録となる<リーグ戦21試合連続無敗>を記録して首位を走っていた
ものの、後半に失速。最終順位は14位。浮き沈みの激しいシーズンとなりました。
今シーズンの巻き返し、さらなる躍進が期待されます。

東京でのセミナー・要望活動

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26年度当初予算の記者発表。解禁日を指定した上での事前レクです。

当初予算の編成は、県庁の仕事の中でも最重要業務の1つ。私自身が記者発表を行います。
膨大な時間とエネルギーを割いて議論を積み重ね、編成した当初予算。大きな仕事をこなした
という高揚感と、これから始まる2月議会の審議に向けた
張り詰めた気持ちとが交錯します。






<2>
午後から上京し、土井亨国土交通大臣政務官に、東九州新幹線についての要望。
「東九州の新時代」にあたり、将来を見据え、夢の実現に向けて進んでいきたいところです。


 


<3>
港湾セミナーで主催者としての挨拶。東九州道の宮崎市以北の開通や、九州中央道の整備促進、
細島港・宮崎港・油津港の整備の進展、インセンティブの提供、利便性の向上などを説明し、
本県の港の利用促進をアピールしました。





<4>
県産材販売促進フェアで、主催者としての挨拶。
首都圏の木材流通関係者や設計・建築関係者を招き、県産材の販売セールスを行うイベント。
本県からは製材業者13社や関係団体が参加。商談が行われている会場を回り、私もトップセールス。


 

 


商談会の後は、県産食材を提供して交流会が行われました。そのアトラクションとしてキレキレダンスを
披露したみやざき犬と、本番前の激励ショット。



都内の大雪!

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8日から9日にかけて、都内では45年ぶりの積雪27センチ! 記録的な大雪となりました。

8日の朝は、こんな感じ。すでに路面に雪が積もり始めています。予定では、18時ころに仕事を終え、
この日のうちに宮崎に帰ることにしていましたが、とても飛行機が飛びそうになく、もう断念せざるを
得ないと感じていたところ。
雪で順延となった、昨年の高校サッカー決勝戦の朝を思い出しました。



 

 

 


どんどん雪の降り方が激しくなる中、何とか公務をこなしていきます。下北沢のお茶屋さんを訪問。




午後3時頃、東京駅の前は、このような雪景色に。この時点で既に、飛行機の欠航が相次いでおり、
宮崎に帰ることを断念。ホテルは早めに押さえておきました。

 


新丸の内ビルから眺めた東京駅。ロシアっぽく見えなくもありません。まさに始まったばかりの
ソチ冬季オリンピックの開会ムードを高めるかのような、自然の粋な演出。



新丸の内ビルの7階「丸の内ハウス」で行われた「みやざきweeeek!2014」のオープニングセレモニー
は、18時頃に終了。その後、もう急ぐ予定があるわけではないからと、半ば開き直って、そのまま、
丸の内ハウスやこのイベントの関係者と一緒に時間を過ごしました。

7階のフロア全体が1つの街のような雰囲気の丸の内ハウス。宮崎出身の方や、様々な業界の方や、
いろいろな人が交錯し、出会い、語り合い、刺激的で有意義な時間を過ごすことができました。
楽しく飲食しながらも、人と人とを「つなぐ」場になっていると、大いに感心しました。

帰りがけ、雪は止んでいましたが、夜の路上はこのとおり。朝方の交通事情が思いやられました。


 


9日の朝。陽光を受けて美しい雪景色が広がっていました。





遠景の美しさはともかく、路上での除雪作業や歩行、交通事情など、現場では大変な困難や混乱が
生じていました。全国で、亡くなられた方や怪我をされた方も多数。心よりお見舞い申し上げます。

都内は、今朝の段階でも、タクシーがつかまりにくい状況だったようです。何とか車を手配することが
でき、
昼過ぎに羽田空港に。予定では1時頃の飛行機が、結局、2時25分に出発し、宮崎空港には
4時半頃にたどり着くことができました。社会が大混乱する中での、こうした車や飛行機、ホテルの
手配など、手際の良い事務方の動きに大いに助けられ、感謝の思いを強めています。

本来であれば、8日のうちに宮崎に帰って、今日の午前中は、シーガイアで開催された「「宮崎ブランド
ポーク」豚肉うめっちゃが市」のオープニングセレモニーに出席する予定でした。結局、私の代理が
出席することに。関係の皆さんには、誠に申し訳ありませんでした。

歴史的な日に巡り合わせたことに感慨を覚えつつ、得難い経験と人脈とに恵まれた、東京2泊の出張
となりました。

「東九州の新時代」創造シンポジウム

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<1>
宮崎県農協果汁株式会社(川南町)の「お茶専用ライン」の竣工式・出発式に出席。
拡大するお茶飲料ニーズに対応し、伊藤園向けのペットボトル茶専用製造ラインを増設したもの。

試験管ほどの大きさの容器をふくらませてペットボトルに成形する工程に始まり、お茶を詰めて、
ラベルを装着し、箱詰めするまでの一連の工程が、完全オートメーション化。ラインを視察させて
いただきましたが、徹底した衛生管理や効率性、スピードなどに目を見張ります。この工場では、
500ミリリットルと2リットルのペットボトル茶を製造。押し合いへし合いしながら、次々とライン上を
進んでいくボトルを見ると、何やら愛着がわいてきます。



 



本県は、全国第4位のお茶生産県。その品質も高く評価されています。
本県の豊かな自然が育んだお茶が、伊藤園との連携のもと、全国に向けて発送され、消費されるのは、
とても誇らしいことですし、経済効果や雇用創出につながるもの。これもフードビジネスの一展開です。


 


<2>
出発式を終え、そのまま延岡市へ。昼食を摂る間がなく、公用車内で慌ただしくすますお昼ご飯。




<3>
延岡市にて、「「東九州の新時代」創造シンポジウム」に参加。
東九州道「延岡~宮崎間」の開通を記念し、高速道路を生かした地域づくりの機運を高める
ために開催したもの。会場の延岡総合文化センターには、約1300人が参加。





本県に出向経験のある久保成人観光庁長官に、「「東九州の新時代」と観光・地域振興」と題して、
基調講演をお願いしました。宮崎県時代の思い出から始まり、わが国における観光の現状や、
2020年オリンピック・パラリンピック東京大会に向けた取組、受入環境整備などについて、
大局的視点からお話しいただきました。

わが国の観光が秘めた潜在的可能性や拡大するアジアの観光需要などを踏まえると、このタイミング
で東九州道の開通効果を生かす機会に恵まれた本県にとっては、これまで以上に大きなチャンスが
広がるような思いがしました。後は、それをどう生かしていくかがポイント。




シンポジウムには私も参加し、根岸裕孝宮崎大学教育文化学部准教授のコーディネートにより、
開通効果への期待と課題、「東九州の新時代」に向けた今後の方向性、今後に向けた決意など
について議論を行いました。他のパネリストは、首藤正治延岡市長、米良充典宮崎県商工会議所
連合会会頭、日高茂信宮崎県地域づくりネットワーク協議会会長、森本廣公益財団法人九州経済
調査協会理事長。



 



潮嶽神楽

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<1>

高原町で「第1回 日本発祥地まつり」に参加しました。
神武天皇ご生誕の地とされる高原町には、ゆかりの神話や伝説、伝統文化などが数多く残されています。
県をあげて記紀編さん1300年記念事業に取り組む中、こうした地域の宝を見つめ直し、広くアピール
しようと、初めて開催されました。

会場の皇子原公園に近づいたら、ちょうど古代衣装を着用した方々による「神話街道ウォーキング」の
真っ最中。予定外でしたが、私も急いで着替え、最後だけ少し一緒に歩かせていただきました。


 


 


この他にも、ご神幸行列、フォトコンテスト表彰式、狭野神楽などの伝統芸能、焼肉フェスティバル、
神代の火まつりなどが行われます。実に盛り沢山! 少し肌寒い曇り空だったものが、開会式の
途中から日が差してきて晴天に。記念すべき第1回目、天気に恵まれました。

他にはないオンリーワンの魅力を備えた地域資源。改めて足元を見つめ直して、強く発信して
いきたいところです。
実行委員会をはじめとする地元の皆さんの熱意に、深く敬意を表します。






以下は、フォトコンテストの入賞作品。ざっとスマホで写しただけですので、イメージだけでも。
高原町らしい素材を、素晴らしいセンスで切り取っておられます。


 

 

 

 




<2>
その後、三股町へ。「三股駅開業100周年記念イベント」に参加。
ステージイベントの途中で飛び入りし、お祝いの御挨拶。<今日は他にも仕事が重なっていて、
二股、三股かけて三股町にやってきました。>などと、ついついダジャレに走ってしまって・・・。




みやざき犬のダンス、軽やかなステップにどよめきも。子どもたちは舞台にかぶりつき!


 


三股駅舎前にて、木佐貫辰生三股町長や川原淳一JR九州宮崎総合鉄道事業部長らと。
右は、1時間に1本(!)の電車が発車したところ。


 


1世紀にわたり人々の往来を見つめ続けた駅は、町の中核となる施設の1つ。
これも大切な地域の宝です。


<3>
三股駅から日南市北郷町へ。潮嶽神社の神楽を拝見しました。海神の国から帰ってきた山幸彦に
追われた海幸彦が、この地に逃れてこられたとか。全国で唯一、海幸彦を祀る神社。

天候にも恵まれ、青空のもとでの潮嶽神楽。


 


お昼どきには、小休憩してみんなで食事。猪汁やおむすび、漬物などがふるまわれました。
私が到着したのは1時過ぎ。それでも、持ってきていただきました。美味しかった!


 


 


神庭(こうにわ)の中央に吊り下げられているのは、「キンカイ」と呼ばれる天がい。

 

 


それぞれに雰囲気と迫力のある面です。高千穂神楽や銀鏡神楽などと比べ、舞手自身がよく唱える
という印象を受けました。内容は、神々の系譜や霧島信仰など、聞いていてわかりやすく、これはこれで
引きつけられます。ただ、動きの激しい「手力雄舞」では、ぜいぜい肩で息をしながら言葉を絞り出して
おられました。観客から、ガンバレ!とのかけ声がかかります。この間合も、心地が良いのです。

 

 


右の写真、神庭(こうにわ)の中央に立てられた標山(しめやま)は、神の降りてこられるところ。
5色の御幣など色鮮やかに飾り付けられています。


 

 


2人が肩に担いだ棒の上に、比較的小柄な舞手が立ちます。アクロバティックな演目。


 



最後は、まさかの「せんぐまき」。切り餅が、豪快に観客の席に向けて投げられます。
皆さん、餅を求めて大騒ぎ。ここでも笑顔があふれます。

 

 


楽しくわいた後は、厳かな神事で締めくくられます。昇神の儀と宮司さんの挨拶。

 


会場の撤収。慣れたもので、見る見るうちに、手際良くむしろが巻かれていきます。

 

 



神楽を楽しむ姿。むしろが敷かれた観客席でご覧になる方と、右手奥、焚き火のそばで暖まりながら
ご覧になる方と。


皆さん、落花生を食べながらご覧になっていました。そういう習慣のようです。




厳粛な中にも笑顔があふれ、和気あいあいとした雰囲気に包まれた春神楽。大いに楽しませて
いただきました。皆さん、お疲れ様でした。おもてなしに感謝申し上げます。


第18回若山牧水賞授賞式

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<1>
今日は朝7時半から、宮崎県経営者協会・宮崎経済同友会とのモーニングミーティング。
朝食をとりながら県政全般について意見交換。経済界のリーダーとのパワーブレックファーストです。


 



経済界の皆さんが取り上げたテーマは、2020年東京オリンピック・パラリンピックへの取組、観光振興、
南海トラフ巨大地震への対応、農業をはじめとする人材育成・確保、東九州道の活用、企業誘致と
地元企業育成、宮崎の魅力発信、人材の有効活用、再生可能エネルギーの展望、焼酎産業の振興、
首都圏における宮崎の認知度など。実に幅広いテーマをめぐって意見交換させていただきました。
1時間半では時間が足りないぐらい。参加された皆さんに感謝申し上げます。


<2>
平成25年度宮崎県スポーツ栄誉賞・特別賞、宮崎県障がい者スポーツ賞の授賞式。
これらの賞は、国際大会や全国大会において優れた成績を収められた方や、その選手の養成に
顕著な功績が認められた方が対象で、1名にスポーツ栄誉賞、11名にスポーツ特別賞、11名に
障がい者スポーツ賞「優秀選手賞」を贈呈させていただきました。


 




これらの選手や指導者の中から、2016年のリオデジャネイロや2020年の東京オリンピック・
パラリンピックに出場したり関わられたりする方が生まれないか。夢は広がります。
受賞された皆さんの、今後ますますの活躍をお祈り申し上げます。


<3>
本県は、トライアスロン競技のオリンピック日本代表選手らの合宿候補地の1つとなっています。
今日は、日本トライアスロン連合の大塚眞一郎専務理事らが来県され、毎年、シーガイアトライ
アスロン大会が開催されるみやざき臨海公園など、想定される市内の練習会場や宿泊施設などを
視察していただきました。





昨年末、トライアスロン議員連盟会長を務める橋本聖子参議院議員にも視察いただき、とても
良い感触をいただきました。今日いらっしゃった大塚専務をはじめとする皆さんも、事前の情報と
実際に視察をしてみての感想として、有力な候補となりうるとの評価をいただきました。

スポーツランドを標榜する本県としては、宮崎市や関係団体と連携し、全面的なバックアップ体制を
とることをお約束し、ぜひとも強化拠点としていただきたい旨、要望させていただきました。

私も、趣味の1つがトライアスロン。本県が競技強化拠点に指定されることになれば、これほど
うれしく、誇らしいことはありません。国内外から注目が集まることにもなります。受入のため、
万全の体制を整えていきたいと思います。


<4>
「みやざき地域見守り応援隊」の協定を締結しました。
郵便や宅配、新聞、電力、ガスなど、地域に密着した事業に取り組んでいる13の民間事業者と、
県や市町村、県警本部、社会福祉協議会、民生委員児童委員が連携。民間事業者が日常の
業務の範囲で、訪問先の様子が普段と違うなど、何らかの「異変」を察知した場合、市町村や
警察等に連絡し、速やかに安否確認を行うなど、地域の緩やかな見守り体制を整えるもの。


 



このように民間事業者と行政や民生委員など地域福祉の担い手が連携するのは、県内初の取組で、
これだけ多くの関係者が一斉に協定を結ぶのは、九州では本県が初めてとなります。

高齢者や障がい者など社会的に弱い立場の方々が孤立化により様々な事件・事故に巻き込まれたり、
人知れず亡くなられたりといった問題に対処するため、関係者が手を携え、緩やかなセーフティーネット
を構築することとなりました。ご協力に感謝申し上げます。





<5>
第18回若山牧水賞の授賞式。受賞者は、晋樹隆彦(しんじゅたかひこ)さん、受賞作品は歌集『浸蝕』。
長く短歌雑誌の編集長を務められ、歌集『浸蝕』が第4歌集となります。

選考委員の講評によると、よそいきの、生活を感じさせない短歌が主流となっている中で、晋樹さんの
作品は、普段着の、日常生活を感じさせるもので、見栄えや飾りを気にしない作風が特徴的とのこと。
酒や食べ物の作品も多くなっています。晋樹隆彦さんには、心よりお祝い申し上げます。



 





以下は、歌集『浸蝕』より、選考委員の先生方が選んだ20作品です。

波濤ふせぐためといえども四つ足の死骸のごときテトラポッドは
ふるさとの砂丘が今や浸蝕に消えゆくころぞ活版活字も
多く名を残さず逝きしエディターを思うときあり仕事の帰り
8ポ三段9ポ二段のあいことば裸の職人たちともお別れ
暑ければ花山うどんの冷(ひや)を食むつるつるつれれ館林駅前
歩行不能の刑に伏ししが届きたる「百年の孤独」の味にも伏しぬ
「飲みながら癒していきましょう」医師のことば天の韻(ひび)きのごとく聞ゆる
土に眠る万物(もの)の化身のような花あかあかあかし曼珠沙華はも
頽唐派歌人が名づけし「タキアラシ」母音の妙はうたびとの技
脚で捕るハマグリ鍬で掘る蟹も消えて半世紀 浜ぼうふうも見ず
人の名を多く間違えるパーティーにどうもどうもの口癖のつく
当たり馬券ポッケにいれて呑む酒の人生はさあり極楽ごくじょう
へつらわず驕らず媚びずへりくだるなくある時は激怒のうたよ
ながらみの宝庫の浅瀬 波よけのヘッドランドの無情に佇てり
砂の粒子きめこまかなる砂丘(すなおか)に紫エンドウのはな月見草のはな
ピリッときてツンときて酒にほどよかるワサビは夕餉のわれの恋人
どの誌面も口語のうたのはびこりぬこれも浸蝕のことばの時代
吸殻やゴミの見あたらぬ千代田区の路上をあるくときの虚無感
春の日は鯉の洗いもよろしかろ柴又川千屋へこいさん連れて
死を数年早めようとも昼酒の旨さは森林浴に勝るとおもう

以下は、晋樹さん本人による自選歌15首。上記の20首と比べてみるのも一興です。

佐原を過ぎ香取を過ぎて吹くかぜは大利根川の秋のはこびや
六十数キロの長浜をおもい浸蝕をおもい蓮沼を過ぎ茫茫たりし
稜線のみはるかすまで秋雲の冷気するどくたなびきており
どの誌面も口語のうたのはびこりぬこれも浸蝕のことばの時代
「飲みながら癒していきましょう」医師のことば天の韻(ひび)きのごとく聞ゆる
A音のひびきもよけむ瀧嵐 ウグイを肴の夜々のしのばる
北条早雲の像と白木蓮の佇つ先ぞ高長寺には透谷ねむる
宮川の支流が街をゆっくりと流れて人は歩みを止める
ふるさとの砂丘が今や浸蝕に消えゆくころぞ活版活字も
犬吠埼へ行ってみようか君ヶ浜を散歩しようか菜のはな咲けば
ながらみもなめろうもある白里の小さき店に秋はふかまる
当たり馬券ポッケにいれて呑む酒の人生はさあり極楽ごくじょう
白里と呼ばるるごとし白砂に浜防風の皓きはな咲く
駅名のすがしき小田急線なるぞ開成栢山富水蛍田
若き日にこころやさしき無頼派と呼ばれしことも昨日のごとし


晋樹隆彦さんを囲んで、選考委員や運営委員の皆さんとの記念撮影。これだけの現代歌壇を
代表する先生方にご参画いただいていること、本当にありがたいことであり、本県にとって
貴重な文化的資産と言えます。心より感謝申し上げます。





授賞式の冒頭、日向市立坪谷小学校の全児童21人による牧水の歌斉唱。
伸びやかな張りのある声に引きこまれ、若山牧水の母校である坪谷小学校の伝統が、こうして
脈々と受け継がれていることに、大いに心打たれました。本県には、素晴らしい宝があります。


MIYAZAKI CAVIAR 1983 Printemps Collection

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東京・銀座のリストランテ・シルベラードにて、「MIYAZAKI CAVIAR 1983 Printemps Collection」の
試食会が行われました。




昨年11月22日より発売を開始した「MIYAZAKI CAVIAR 1983」。おかげさまで、一部で抽選販売と
なるなど、注目と人気を集めています。今シーズン初出荷となる新作キャビアは、採卵時期である
10月~4月のうち、最初の方に採取されたもの。卵径は小さめですが、若さを感じさせるフレッシュ
さが特徴。これを3月8日から、限定300個(!)発売します。「キャビア・ヌーボー解禁!」です。

今日は、宮崎シェフズクラブ会長を務める中原弘光シェフのお店で、料理雑誌等のメディア関係者
を招き、発売記念イベントを開催しました。

今日のドレスコードは、<ポケットチーフ>と<チョウザメの鱗のピンバッジ>!
オシャレな雰囲気でキャビアをPRしたいとのことで、県の事務方から指定されました。
こんなドレスコードを指定されるのは初めて。県の仕事にもいろいろあります。




冒頭、私の方でプレゼン。なぜ宮崎でキャビアに取り組んでいるのか(WHY)、宮崎キャビア1983
の特徴や魅力は何か(HOW)、宮崎のキャビア生産やチョウザメ養殖は何を目指すのか(WHERE)、
といった内容について説明。今日は、このイベントのためだけに日帰り上京。つい、力が入ります。





その後、参加者による試食となり、引き続き、取材への対応を行いました。


 



今日、提供された料理は、まず、キャビア&カラフルブリニ。そば粉のパンケーキの上にキャビアを
乗せて、本場ロシアでの代表的な食べ方です。




これはシブレットのカッペリーニ。昨年11月のレセプションで好評を博した一品。見た目の美しさや
華やかさに加え、カッペリーニの食感とキャビア本来の香りが見事にブレンドします。





魚肉を使った料理も提供されました。これは、シロチョウザメのインパナート、イカスミソース添え。
シロチョウザメの特徴である無臭を生かし、白身魚と同じく香草パン粉焼きにし、キャビアを連想させる
イカスミソースが添えてあります。個人的には、これまでいただいたシロチョウザメの魚肉料理の
中でも最上の1つ。ジューシーな魚肉と、香草パン粉とイカスミソースの組合せが絶品。





シロチョウザメのカルピオーネ。南蛮漬けをヒントに、北イタリア料理のカルピオーネにしたもの。
揚げても身が硬くならないようジューシーな仕上がり。中原シェフに、キャビアやシロチョウザメを
ぜひとも焼酎と合わせたいのですがと尋ねてみたところ、オススメいただいたのがこの料理。
食べてみて、なるほど!と納得。多くの人に抵抗なく受け入れられる美味しさです。





私も試食させていただきましたが(幸せな仕事!)、どれをとっても素晴らしいもの。キャビアと
シロチョウザメの魚肉の、食材としての魅力や可能性を実感しました。目指せ、100億円産業!です。
中原シェフをはじめ、ご協力いただいた皆さんに深く感謝申し上げます。






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被災地支援&フードビジネス

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宮城県の三浦秀一副知事が来県されました。本県でキャンプ中のベガルタ仙台の激励や、
今後の宮宮連携についての意見交換など。一緒に来県された宮城県庁の皆さんとともに
お昼を御一緒させていただきました。





三浦副知事は、私が自治省に入った直後、宮城県に出向した当時の直属の上司(財政課の係長)。
社会人1年生の私を、公私にわたり指導いただきました。東日本大震災の復旧・復興にあたる
宮城県庁の屋台骨を支えるため、副知事として異例の3期目に入られています。

宮城県の復興の状況や課題、被災者の現状、被災地の街づくりや高台移転等に関する合意形成の
難しさ、マスコミ報道と実態とのギャップ、仙台市への県内外からの人口流入の加速、国分町のかつて
ない賑わいぶりなどについてお話をうかがい、さらには、宮城県の産業振興や観光などについて、
本県の状況と比べながら意見交換を行いました。私が出向していた当時の懐かしい思い出話も。

岩手、宮城、福島の3県には、本県から職員を長期派遣して人的支援を行っています。昨年度は16人、
今年度は19人(注:職員のやり繰りの関係から、1つのポストをリレー方式で務める場合もあるため、
厳密に言うと、19の派遣枠に対し21人を派遣)。それぞれの県に、3人、10人、6人と、全国知事会の
当初の割り当てでカウンターパートとされた宮城県には、最も多くの職員を派遣しています。
三浦副知事からは、継続した支援に対する感謝の言葉をいただきました。

ちなみに、この19人という派遣人数は、実人員として九州で最も多い人数となっている上に、
県ごとに職員数の規模が異なることから、その違いを捨象して比較するため、一般行政職の職員数に
占める派遣人数の比率で見ると、九州で1位、全国でも5位
となっています。(注:本県人事課調べ)
つまり、小さな所帯で精一杯の支援に取り組んでいるということになります。

このような数字にも、口蹄疫等に際して全国から支援いただいたことへの感謝の思いで被災地支援に
取り組む「みやざき感謝プロジェクト」の考えが反映されています。本県としては、市町村等とも連携し、
これからも、息長く支援に取り組んでいきたいと思います。

昨年は、東北楽天ゴールデンイーグルスが日本一となり、宮城県のみならず東北全体が大いに
沸きました。ソチ冬季オリンピックでも、仙台市出身の羽生結弦選手が、男子フィギュアで
史上初の、そして今大会これまでのところ唯一の金メダルを獲得。ちなみに、女子フィギュアの
金メダリスト荒川静香さんも宮城県出身。宮城県には、スポーツ分野で明るい話題が続いています。

こうした様子は、口蹄疫や新燃岳噴火等の災害に見舞われた本県において、高校スポーツ界の
快挙などが続いた状況にオーバーラップするものがあります。

この写真は、昨年6月8日、宮崎のPRを行う「みやざきスペシャルゲーム」で東京ドームを訪れた
とき、たまたま関係者用エレベーターで一緒になった東北楽天ゴールデンイーグルスのマスコット、
クラッチとクラッチーナ。そのときは、ああ楽天か・・・と思った程度だったのですが(失礼)、
その後の日本一に輝いた快進撃や、開幕24連勝という金字塔を打ち立てた田中将大投手の
ヤンキース入りという華々しい話題に照らして振り返ると、じわっと感慨深いものがあります。

ちなみに、楽天は、昨年2月末、初めて開催された「球春みやざきペースボールゲームズ」で
来県。キャンプシーズンの総仕上げとして、西武ライオンズなどと練習試合を行っています。
本県としても、多少なりとも日本一に貢献できたのではないかと、うれしく思っています。




<2>
「県内産焼酎原料用加工米の生産と利用の拡大に関する協定」が、霧島酒造株式会社と宮崎県経済
農業協同組合連合会との間で締結されました。米政策が大きく見直される中、需要が拡大している
焼酎原料用の加工米の生産と、その加工、販売にあたる焼酎メーカーとが提携することにより、
生産と利用の安定的な拡大を図ろうとするものです。






本県の焼酎は、出荷数量が10年前に比べ約1.8倍に伸び、出荷金額は約1000億円で、
その8割以上が県外に出荷されています。本県にとって、大きく外貨を獲得する重要な産業と
なっています。現在、
フードビジネスのプロジェクトのテーマの1つとして、県内外でのさらなる
販路・消費拡大や、
原料農産物の生産拡大等に取り組んでいるところです。

今回の協定により、農家においては、加工用米の計画的な生産による所得の向上が図られ、
焼酎メーカーの側では、
原料の安定確保と地産地消による高付加価値化が実現し、さらには、
その他のもみすり業など
関連産業への波及効果も期待でき、本県が取り組むフードビジネスの
モデルとなるものです。


<3>
そのフードビジネスを産学官金の連携により推進するため、「宮崎県フードビジネス推進会議」が
開催されました。「フードビジネス元年」と言うべき、フードビジネスに関する様々な胎動が見られた
昨年の取組みを振り返り、新年度の取組方針などについて意見交換が行われました。



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