December 5, 2013, 5:56 am
明日から19日(木)まで、県内のセブン-イレブン約160店舗で、「宮崎ひぃむぅかぁフェア」が
開催され、4つの新商品が販売されます。今日は、そのPRイベントが行われました。
4つの新商品は、①こたわりおむすび宮崎牛、②宮崎牛の濃厚ビーフカレー、③振って食べる!
宮崎県産大根とじゃこのサラダ、④宮崎県産さつま芋のスイートポテトパイ。
徹底的に地産地消にこだわった商品となっています。
それぞれ試食させていただきましたが、素晴らしいの一言。
◯宮崎牛おむすびは、甘辛い牛肉煮が絶妙。ホカホカに温められたものを、一気にパクリといけます。
◯宮崎牛の濃厚ビーフカレーは、宮崎牛の旨みが溶け込んだルーが素晴らしく、たっぷり入った牛肉の
美味しさと相まって満足度大。クセになりそうな濃厚な味付けで、食がどんどん進みます。
◯大根とじゃこのサラダは、シャキシャキの食感が心地良く、胡麻ドレッシングがぴったり。
◯スイートポテトパイは、さつま芋本来の甘さを生かした上品な味で、甘過ぎることなく、ナチュラルな
美味しさが魅力。目を引くデザインもいい感じ。
このフェアは、県とセブン-イレブン・ジャパンの包括連携協定5周年を記念しての取組み。
宮崎の優れた素材を十分に活かした商品開発力には、さすがとおもわせるものがあります。
関係の皆さんに、深く感謝申し上げます。
宮崎県限定というのが、もったいないくらい、魅力ある商品となっています。
まずは県内で好評を博し、ぜひとも九州全体へ、そして全国へと拡大し、さらには定番化を
目指していきたいところです。
↧
December 7, 2013, 4:21 am
<1>
南郷ハートフルセンターにて、「カツオフォーラムin日南」が開催されました。
近海カツオ一本釣り漁で、日本一の漁獲高を誇る本県。しかし、県庁所在市の1世帯当たりカツオ
消費量は、宮崎市が全国第9位。7割以上を県外で水揚げし、県内消費は12%というの実態です。
その本県漁船団の水揚げ先の一つ、気仙沼市から菅原市長がフォーラムに参加されました。
気仙沼漁港に水揚げされるカツオの約4割を、本県が占めています。
3年前、東日本大震災の発生直後の7月、カツオの水揚げで復興を支援しようと、漁連関係者と
気仙沼を訪れたときのことを思い出しました。菅原市長とは、そのときにお会いして以来。
当時、被災地や被災者に対し、何とかしてあげたいという熱い思いを抱いて、中心的な役割を
果たされたのが、故丸山英満前県漁連会長。そのお膝元の日南でこのフォーラムが開催されて
いることを思うと、壇上で挨拶しているとき、私も感無量となりました。「もっとカツオのことを、
もっと海のことを考えてくれんね。」という丸山さんの声が聞こえてくるような思いがしたのです。
今日のフォーラムが、カツオ漁や水産業のさらなる振興に結びつくよう願っています。
<2>
カツオフォーラムに先立ち、お昼ごはんは、もちろん「日南一本釣りカツオ炙り重」。
このお店の味付けは、コチュジャン風味の味噌だれと、酒盗生わさび和えオリーブオイルだれ。
肉厚のカツオを炙って楽しみ、最後はお茶漬けで楽しみ。副菜として、チキン南蛮と魚うどんまで
添えられていました。充実したメニューに大満足。
<3>
「日南カツオ・マグロ祭り」、今日と明日の2日間、目井津漁港にて開催中。マグロ解体ショーや
ビンゴ大会、クイズ大会などのステージイベントや、物産展、パネル展など、賑やかに行われていました。
道づくりを考える女性の会の皆さんも、東九州道の早期整備をアピールするパネル展示で参加。
感謝申し上げます。
飫肥杉コーナーでは、多くの家族連れが遊んでおられました。私も、ボーリングに挑戦。5回も投げた
のですが…最高で1ピンのみ(涙)。ボール代わりの小さな丸太。この写真のように、真っ直ぐ入っても、
直前でイレギュラー回転してピンを避けていくのです。目の前で、この写真にも写っている小学生くらい
の女の子がストライクを決め、スゴスゴ退散した私です。
チョウザメの関係者も、物産展でアピールしておられました。私も、<チョウキチ(だったか?)>の被り物
を被らせてもらって記念撮影。刺身と寿司をいただきました。美味しい!左下の男女は、明日のアオタイ
出場のため東京からいらっしゃったとのこと。
<4>
宮崎市に戻り、県医師会役員や職員等に対する講演と意見交換。
「復興から新たな成長」に向けた取組みについて20分程度講演した後に、質疑、意見交換と
なりました。
医師や看護師の不足への対策、九州中央自動車道の整備促進、県立病院からの医師派遣、
有床診療所のスプリンクラー設置に対する支援等々、様々な要望が相次ぎました。
<5>
最後の仕事は、産業開発青年隊OB会との意見交換会・懇親会。
土木技術者を養成する県独自の教育訓練機関として昭和26年に設立され、これまでに4600人を
超える優秀な人材を建設産業に送り出してきました。このような機関は全国で唯一のもので、
国の関係機関からも視察に来られるなど、注目を集めています。
知事との意見交換会は7年ぶりとのこと。青年隊の維持存続をはじめ、公共事業量の安定的確保、
入札制度や設計単価等の見直しなど、いろいろな御意見、要望をいただきました。
<6>
漁業に始まり、医療、建設業と、いろいろな産業分野の仕事に取り組んだ一日。
締めくくりは、今日の日南海岸。雲ひとつない真っ青な空と、穏やかに光り輝く海。
走っている車の中からの撮影でもあり、全てを表現しきれませんが、これはもう尋常じゃない美しさ。
他に何もいらない、この景色だけを眺めていたい、と思わせるものがありました。
↧
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December 7, 2013, 11:28 pm
青島太平洋マラソン2013が開催されました。まだ薄暗い中、公舎を出発。県総合運動公園へ。
到着したのは7時10分頃。何年か前の大渋滞がウソのように、南バイパスは車が流れていました。
公園内の駐車場は満車。色とりどりのウェアに身を包み、多くのランナーが集結中。
7時50分から開会式。快晴とはいえ、朝早い時間、冷え込んでいます。何人か県政記者クラブの
記者に会いました。残念ながら、記者の関心事は、どうやらスポーツではなかったようです(笑)。
右の写真、選手宣誓をした宮崎市の女性。右の手の甲に、宣誓文が書かれていました。
すみません、茶化すつもりではなく、その気持ちが微笑ましいなと思ったので、つい撮影。
フルマラソンが9時スタートで、私が参加する10kmの部は9時30分スタート。ウォーミングアップは
しっかりして、準備OK。約1700人が参加の10km、スタート直前のスタートライン付近はこんな状態。
一応、ゲストランナーということでご容赦いただいて、最前列からスタート。もちろん、記録を狙うような
トップランナーの邪魔にならないよう、一番端からソロソロと。この後、ドドドっと多くのランナーに
抜かれていきました。
左の写真、私の右隣の視覚障害ランナーは、東京から毎年参加されている女性。スタート前に
いろいろお話をして、ぜひ一緒にと頼まれたもので、フィニッシュ後に、視覚障害ランナーの控えテント
まで行って皆さんと記念撮影。来年もまた来てくださいねと固く握手。
以下は、スタートしてからトロピカルロードに入るあたりまでの様子。こんな眺めを楽しみながら走る
ことのできる幸せをかみしめながらのラン。<走りスマホ>になったり、急に立ち止まって後ろの
ランナーに迷惑をかけないように注意しつつ、ウェストポーチのスマホを取り出して撮影。
左の写真、トロピカルロードのこのあたりで、(この時点で)トップの選手とスレ違いました。この写真を
見ても、さすが走りのフォームが違います。
折り返し地点、ボランティアの高校生にお願いして記念のショット。自分なりに記録を狙った走りをして
いるときは、<ようやく>折り返しかと思った記憶がありますが、今日は、<もう>折り返しに来てしま
ったかという思い。気持ち良く晴れ渡った青空のもと、もっともっと青島や日向灘の極上の眺めを
楽しんでいたいという思いが強かったのです。
以前、フルを走ったとき、トロピカルロードになると、急にボランティアや応援の皆さんが減り、30km
を超えた疲労感と強い風とが相まって、相当辛い思いをしました。そのときと比べると、本当に多くの
ボランティアが配置され、熱い声援で元気をいただきました。感謝です。
右の写真は、青島セルフィー。まだ元気です。
残り1kmというところで、ゲストランナーの千葉真子さんと合流。千葉さん、スタートの前は、ハイテン
ションのマイクパフォーマンスでランナーを盛り上げていただきました。走っている最中も、沿道で応援
している皆さんやボランティアの一人ひとりに声をかけて、さらには、走っているランナーに激励の声を
かけたり、フォームのアドバイスをしたりと、もうフル回転。素晴らしいなと感心しながら伴走。
ということで、フィニッシュも、千葉さんと並んでゴール! 光栄です。一緒にテレビのインタビューを
受けて、最後に、はいポーズ。
超レアな完走証です(笑)。種目順位1位、男女別総合順位1位という、まず目にすることのない文字に
笑ってしまいます。「河野俊嗣」の部で1位ということになりましょうか。
このタイムをどうこう考えたりする気にならないくらい、こういうレースに参加したことや、そもそも
10kmを走ったのはいつ以来だったか…。昨年のシーガイアトライアスロンでランパートの10kmを
走って以来かもしれません。1年半ぶりに、ちゃんと走った10kmということになりますが、まあ、
完走だけなら何とかなるものです。
と言いつつ、1kmごとのタイムも計測。途中、トイレや写真撮影などの余分なタイムを除いて考えると、
中盤までキロ7分弱といったペースで走り、最後に気持ち良く6分弱で走ったというレースだった
ようです(最後の1キロは、千葉さんの様子を拝見しながらの伴走でしたし、一緒にフィニッシュする
ための調整も入ってます。)。少しだけ、眠っていたランナー魂が目覚めた感じ。普段はスイムばかり
ですが、もっと走ってみようかという気になりかけています。
アオタイ2013,おかげさまで天気に恵まれました。宮崎らしい抜けるような青空のもと、私が走って
いた頃までは風もない絶好のコンディションでした。ただ、これまで記憶にないような暖かさ。トップ
ランナーには、少し気温が高過ぎたかもしれません。
それよりも何よりも、コースの至るところで、温かいボランティアとの交流を堪能することができました。
約2000人の高校生を含む、約3700人が、一人ひとりのランナーへの応援に加え、給水や補給、
交通誘導、救護、会場整理、清掃など、様々な<おもてなし>でランナーを盛り上げていただきました。
心より敬意を表し、感謝申し上げます。
申し込み開始から2日で締切となり、全国から約12000人が参加した人気の大会。走りやすさに加え、
こうした<おもてなし>の精神が評価されているようにも思います。素晴らしい大会を作り上げてきた
大会実行委員会をはじめ全ての関係の皆さんに、重ねて感謝申し上げます。
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December 8, 2013, 6:48 am
「2連覇」という言葉が頭の中でこだましているのです。
最後の最後までもつれたJリーグ(J1)の優勝争い、サンフレッチェ広島が劇的な逆転で2連覇を
達成しました。心からお祝い申し上げます。残り2試合、勝ち点差5からの大逆転となりました。
サンフレッチェ同様、本県でキャンプを行っていただいている横浜マリノス関係者の無念たるや、
相当なものがあると思われます。今年のJリーグを盛り上げた活躍に、深く敬意を表します。
まさかの展開で2連覇という偉業が達成され、ふと、このところ、宮崎の関係する2連覇が多い
のではないかと思いが至りました。宮崎キャンプの巨人もセ・リーグ2連覇、先日のダンロップ
フェニックストーナメントでは、ルーク・ドナルド選手が2連覇を遂げました。
それぞれ、私は宮崎牛を贈呈してキャンプを激励したり、優勝をお祝いしたりしています。
そのときの写真が、以下のとおり。サンフレッチェ広島、巨人、ルーク・ドナルド選手の順。
そうです、こうして見ると、そこに必ず「日本一2連覇 宮崎牛」があるのです。ルーク・ドナルド選手
は、昨年の宮崎県知事賞(宮崎牛1頭分)を堪能し、大ファンになっていただいています。
「宮崎牛こそ2連覇達成の原動力ではないか!」と、思わず力説したくなるところ。
まあ、そこまで前のめりになって我田引水に走らずとも、結果的に2連覇が相次いだこと、そして、
日本一2連覇の宮崎牛が<一定の関わり>を持っていたことは事実です。縁起が良いという
イメージにも結びつきますし、宮崎県としても誇らしい思いがします。
これらのチームや選手には、ぜひ3連覇に挑んで、達成をしていただき、今度は逆に、4年後の
全国和牛能力共進会で3連覇を狙う宮崎牛の後押しというか、勇気づけるというか、厳しい戦いに
臨む関係者を気持ちの上で奮い立たせるような流れを作っていただきたいと願っています。
そういえば、昨年、全国和牛能力共進会で2連覇したお祝いの会で、ある畜産農家の方が、
「今度は知事に2連覇してもらわんとね。」とおっしゃってました。
はい、私も頑張ります!
↧
December 9, 2013, 6:41 am
<1>
スポーツランドみやざき推進協議会の「東京五輪おもてなし部会」が開催されました。
この部会は、各種スポーツの競技団体や県、市町村、観光関係団体から構成されています。
2020年オリンピック・パラリンピック東京大会は、全世界の注目が集まる最大のスポーツイベント。
このチャンスを生かすため、様々なスポーツの競技団体等が連携し、強化合宿や直前合宿、プレ大会
等の誘致・開催に努め、ひいてはスポーツ振興や地域の活性化を図ります。
これはそもそも、観光誘客や観光客受入れ体制の整備、自然や食、神話といった宮崎の魅力の
国内外への発信などに取り組む「みやざき東京五輪おもてなしプロジェクト」の一環として、スポーツ
関係を先行して立ち上げたもの。
もちろん、全国各県が同様の活動に取り組み、地域間競争となるものと思われます。本県としては、
プロ野球やJリーグ、さらにはWBCなどの日本代表チームをはじめ、さまざまなスポーツキャンプの
受け入れを行ってきた実績や、それに伴う経験の蓄積があります。そういうノウハウに加え、
充実した施設や、温暖な気候、美味しい食などを本県のセールスポイントとしてアピールしていきたい
ところです。そして、何よりも、日本一を目指している本県ならではの「おもてなし」精神。
今年の流行語大賞を踏まえ、本県としては、「宮崎の<おもてなし>は<倍返し>!」という精神で
取り組みたいと考えています。
さらに悪ノリすると、本県として万全の体制を整え、世界から訪れる皆さんを<じぇじぇじぇ!>と驚かせる
準備を始めるのは、<今でしょ!>ということになります。
<2>
昨日開催された「青島太平洋マラソン2013」。大会実行委員会の皆さんが、その報告にいらっしゃい
ました。公式記録をいただいたら、以下のようにゲストランナーの記録も含まれていました。
千葉真子さんとピッタリの同タイム!それもそのはず、一緒にゴールしましたので(笑)。
公式記録でもこうなるとは、とても光栄です。それにしても、今回でアオタイ20回目の参加となる
君原健二さん、さすがに立派なタイムです。
実行委員会の皆さんによると、結果的に大きな事故やトラブルもなく、無事、大会を終えることが
できたとのこと。本当にありがたいことです。
ただ、今回、アオタイとしては初めて、心肺停止となったランナーがいらっしゃったとのこと。
60代の男性がトロピカルロードで倒れ、心肺停止に。ただ、すぐにAEDによる蘇生が行われ、
救急車で搬送されたものの、事無きを得たそうです。
大会事務局では、各地で事故が発生している状況を踏まえ、メディカル委員会の中にAED隊を組織。
コースの途中7か所に救護所を設置するとともに、コース内を自転車に乗った移動救護チームが
巡回するなど、万全の体制を整えていました。今回の件は、その体制が功を奏したということに
なります。ちなみに、実際に蘇生活動にあたったのは、トロピカルロードを担当していた宮崎
ライフセービングクラブの方だったそうです。迅速かつ的確な対応に、感謝申し上げます。
もう1点、事務局からうかがった心温まる話。37kmの最終関門を通過した最終ランナー。30代くらい
の男性だったそうですが、相当辛そうな様子で、ゴールまでたどり着くか、制限時間(6時間30分)内に
ゴールできるか厳しい状況。それを見たボランティアの高校生20人くらいが、そのランナーを励まし
ながらゴールまで並走したとのこと。子どもたちの激励を受けたそのランナーは、何とか奮起し、
制限時間まであと1~2分というギリギリのタイムで見事にゴールインできたそうです。
その映像が記録で残っているのかどうかわかりませんが、実に感動的なエピソード。聞くだけで
ウルウルしてきそうです。宮崎の子どもたちの「おもてなし」精神、素晴らしいものがあります。
とても誇らしく思えました。
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December 10, 2013, 5:57 am
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カスペルスキーの2014年版が発売。全ての機能を使える30日間無料版を体験! |
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December 10, 2013, 5:57 am
<1>
11月議会の最終日は、昨年に引き続き、議会側の提案により、古代衣装で「記紀編さん1300年」を
アピールしました。議員も執行部も、議場内の全員が古代衣装を着用しての本会議。不思議なことに、
気持ちも改まります。私は時代考証に配慮し、メガネはなしで。インナーは白いタートル、靴はスニーカー
で、それっぽい雰囲気を狙ったつもり。
下の写真は、閉会後の議場内での記念撮影。ウォーリーを探せ状態ですが、さて私はどこでしょう?
<2>
議会が閉会してすぐ上京。2泊3日で、予算編成や税制改正作業が大詰めを迎えている
国への要望活動などを行います。
この日の夜は、「Jリーグ・アウォーズ」に参加。Jリーグの各種タイトルが発表される年間表彰式です。
多くのサポーターや、選手、監督、各チームの社長等の関係者など約12000人が参加し、
横浜アリーナで開催されました。本県は、「最優秀育成クラブ賞」の副賞として、宮崎牛1頭と、
完熟マンゴーなど旬の野菜・果物を提供させていただいています。
J1・J2の40チーム中、その半数が宮崎で合宿をしていただいているという縁もあり、
口蹄疫の復興支援という意味合いを込めて、このような機会をいただいています。
「最優秀育成クラブ賞」、今年は、セレッソ大阪が受賞されました。式典の中での贈呈は、
以下の写真のとおり、私から岡野雅夫社長にパネルをお渡ししました。
以下の写真は、式典後のフォトセッション。岡野社長の御配慮もあって、凄いメンバーが並びました。
私の向かって右は、今をときめく柿谷曜一朗選手!この式典でも、新設された最優秀ゴール賞に
始まり、フェアプレー賞、ベストイレブンと、主な賞を総なめ状態。
向かって左は、岡野雅夫社長をはさみ、ザックジャパン期待の、そして今回ベストイレブンに初めて
選出された山口蛍選手!そして、南野拓実選手。南野選手は、今年度のベストヤングプレーヤー賞
(つまり新人王)を受賞されました。まさに、今、最も勢いのある3人と言えましょう。
これらのメンバーに加え、セレッソ大阪では、これまでも、現在ヨーロッパで活躍する香川真司選手、
清武弘嗣選手、乾貴士選手を輩出しておられます。これは凄い!「欧州で最も有名な Jクラブ」と
言われることもあるとか。
まさに、最優秀育成クラブという賞の名前にふさわしいクラブに贈呈することができました。もちろん、
セレッソ大阪も宮崎でキャンプをしていただいているチームです。心よりお祝い申し上げます。
以下の写真は、それ以外のJリーグ・アウォーズの様子。J1チャンピオンのサンフレッチェ広島は、
チーム全員で参加。それ以外のチームは、3人~数人の参加です。
プレゼンターとして、私の左隣に座られたのが、元ビーチバレー選手の浅尾美和さん。もちろん、
とてもきれいでしたし、お話ししていて、スポーツの選手らしく、肩肘張らずに自然体だと思わせる
ものがあり、すっかり惹き込まれました。プレゼンターとしてのスピーチもあり、大活躍でした。
同じ列に、プレゼンターとして、漫画「キャプテン翼」の高橋陽一さんや、俳優の奥田瑛二さんも
座っておられました。チラッとこの写真にも写っておられます。
また、私たちが座っていた席の後ろの列には、上の右の写真、功労選手賞を受賞された中山雅史さん、
土肥洋一さん、服部公太さんが座っておられました。特に、私の真後ろにいらっしゃった中山さん、
式典の最中、ずっと土肥さんと話をしておられて、「あ、この若い選手、イケメンじゃん。いいね。」とか、
「(副賞でペア旅行券をもらった選手に対し)これ、オレと行くしかないでしょ。あいつ、相手いないし。」
とか、自由かつディープなトークを楽しませていただきました。
他のプレゼンターとして、2020年東京オリンピック・パラリンピックの最終プレゼンで注目を集めた、
佐藤真海さんがいらっしゃいました。スピーチも立ち居振る舞いも、可愛いなという印象。
こうした晴れの舞台で、とても輝いておられました。
右の写真、フェアプレー個人賞を受賞された佐藤寿人選手と柿谷曜一朗選手。年間を通じて
1枚も警告カードをもらわないといった同賞の基準を満たしたのは、このお二人のみ。
佐藤寿人選手は、昨年に続き、2年連続の受賞となりました。試合中、ずっとDFの厳しいマークを
受けて接触の多いFWとして、全くカードをもわらないというのは、凄いことだと思います。
お二人は日本を代表するストライカー。世代を超えて受け継がれるといった印象の2ショット。
フォトセッションのそばには、撮影に使うトロフィーや副賞などが並んでいました。中央のゴールデン
シューズは得点王に、その右のゴールデントロフィーは、最優秀選手に与えられるもの。
そのそばに、最優秀育成クラブ賞の宮崎牛パネルが置いてあります。ゾクゾクしながら撮影。
↧
December 11, 2013, 6:17 am
一日中、国への提案・要望活動や、県関係者の表敬訪問。内容は、地方交付税をはじめとする
地方税財政対策や社会資本整備予算の充実・確保など。自民党の高市早苗政調会長(前日)や、
各省大臣・副大臣への提案・要望活動は、このような感じで行いました。
緊張の連続となるわけですが、知事が直接、県の提案・要望を伝える重みというものも大切ですし、
こうして何度も顔を合わせて意見交換することにより、大臣をはじめ国の幹部と「顔の見える関係」を
築いていくことも重要だと考えます。新しく作ったキャビアの名刺をお渡ししながら話題提供すると、
思わずキャビア話が弾んだという場面もありました。
各省の大臣をはじめ国の幹部の皆さんには、予算編成や税制改正の作業が大詰めを迎え、
大変ご多忙の中を対応いただき、深く感謝申し上げます。
そんな緊張の続く中、ホッと一息ついたのがお昼ごはん。代官山駅前の「九州パンケーキカフェ」にて。
小麦や雑穀などオール九州(全ての県から!)の厳選素材だけで作られた九州パンケーキは、
第1回地場もん国民大賞で金賞(大賞)を受賞されました。私は、「宮崎和牛のチリソース~目玉焼きと
ベーコン添え」。同行者は、「宮崎和牛バーガー」。
ホットケーキのイメージで食べると、まずは甘くないという点が新鮮でしたし、思った以上に、もちもちした
食感。風味豊かな味わいに加え、満腹感もあります。チリソースで合うのだから、例えばキーマカレー
ではどうだろうか?などと考えたりも。いろいろ斬新な組合せが期待できそう。
宮崎発のオール九州素材による新商品。フードビジネスの成功事例の1つとして、これからの展開が
楽しみです。
濱田ここねちゃん(宮崎市の小学生)、農水省でも頑張っています!
林農林水産大臣に要望をさせていただく前、待合室に貼ってあったポスター。農水省内に、たくさん
貼ってありました。思わずお礼を言いたくなります。
↧
December 13, 2013, 3:58 am
<1>
みやざき犬の新かぶりものコンテスト、最優秀作品を着ぐるみにしました。「神楽ひぃくん」です。
一般から応募のあった800作品から庁内審査で10作品に絞り、その10作品で一般投票を実施。
その結果、<神楽>が頭抜けて1位に。
2位から5位までが優秀賞で、イラストとして活用することにしています。それらの得票は、アマテラス、
マンゴー、しいたけ、伊勢エビの順。
記紀編さん1300年記念事業に取り組んでいるということもあるのでしょうか。わかりやすい食べ物や
生き物などを抑え、神楽やアマテラスが上位に入りました。これは、神話に対する高い注目度や関心、
さらには、宮崎のアイディンティティとして強く意識されていることを物語っているように思います。
ちょっとライオンっぽくも見える神楽ひぃくん。県内の子どもたちに、宮崎の貴重な文化的資源である
神楽を印象づける役割に加え、県外に向けてアピールする広告塔として頑張ってほしいと思います。
ちなみに、この「新かぶりものコンテスト」は、公募ガイド社が実施する「2013公募アワード」で特別賞を
受賞しました。全国でゆるキャラが次々と登場する中、その新鮮さを再度作り出す手法の一例として
参考になるとの講評でした。自治体として唯一の入賞です。
<2>
平成26年成人式「知事メッセージ」を収録しました。各市町村では、新成人で実行委員会を組織し、
成人式の企画を行っています。その中で、知事メッセージの上映を希望する市町村の代表者が
知事室を訪れ、自分たちでメッセージの収録を行います。来年は、9市町村で上映の予定。
知事室に入るのは初めてと、最初はガチガチに緊張していた代表者らですが、立派に仕事を
していきました。その代表者から、収録後、「知事は、全然噛みませんでしたね。」とほめていただき
ました(笑)。ありがとうございます!
7年後の東京オリンピック・パラリンピックの頃には、社会に出た彼ら彼女らが、バリバリの若手の
中心的な存在として活躍しているはず。宮崎の、さらには、我が国の発展のため、その活躍を
心からお祈り申し上げます。
大きな人生の節目となる大人への旅立ち、それぞれの市町村で心温まる素晴らしい式となりますよう
祈っております。
<3>
台湾新北市の十三行(シーサンハン)博物館と県立西都原高校博物館が、学術文化交流協定を
締結することとなり、その事前視察のため、呉秀慈館長らが来県されました。
右の写真、私の向かって左が呉館長。
新北市は、首都台北市に隣接し、人口は約400万人。十三行博物館では、台湾の鉄器時代を代表する
十三行遺跡を中心に、博物館を核とした街づくりを展開。10年間で600万人の入館者が訪れたとのこと。
1日に2000人ペースでしょうか。凄い! 学校と連携した教育事業にも力を入れておられるようです。
学校教育や生涯学習との連携、普及啓発活動などにおいて学ぶべき点が多く、平成20年度より
続けてきた同館との交流を、より確かな実りあるものとするため、協定の締結を予定しています。
これで一層、人的交流や共同研究が促進され、ひいては台湾との絆が深まることも期待されます。
<4>
宮崎ねんりんフェスタが開催されました。これまで培われた知識経験を生かして積極的に社会参加
され、地域社会で活躍しておられる方々に対し、シニアパワー賞やエイジレス賞などの表彰が
行われました。
このイベントの一環として行われ、私が毎年楽しみにしているのが、「心豊かに歌う 全国ふれあい
短歌大会」。今年も、県立図書館名誉館長の伊藤一彦先生に選考していただいた作品が表彰され、
先生の司会による短歌トーク、私もコメンテーターとして参加させていただきました。
他のコメンテーターは、若山牧水賞を受賞された歌人の大口玲子さんや、医療法人興生会押川病院
デイケアやわらぎで、短歌の指導をされたり、自ら短歌を詠まれている髙﨑正行さん。こうして見ると、
私だけシロウトだったりします(笑)。
以下に掲げるのは、今年の最優秀賞と優秀賞。作者の年齢と合わせて鑑賞すると、また味わいが
深まります。素朴に紡がれた言葉の力強さ、ストレートに心を打たれる作品の数々です。
↧
↧
December 14, 2013, 6:14 am
新・午前十時の映画祭で映画「メリー・ポピンズ」を見ました。DVDもサントラのCDも持っている
この映画の大ファンの私ですが、大画面で見るのは初めて。
もう最初の音楽が流れてきたときからゾクゾク。そして、メリー・ポピンズ役のジュリー・アンドリュースが、
雲の中に腰かけた姿で最初に登場するシーンでワクワク。
制作は1964年ということで、私が生まれた年。アニメと実写の合成は、当時としては珍しい手法。
ディック・ヴァン・ダイクとアニメのペンギンがダンスするシーンとか、メリー・ポピンズなどが空中に
ふわふわ浮かぶシーンとか、初めてこの映画を見た人々は、相当な驚きや衝撃を受けたはず。
ジャンルは全く違うものの、私が想像できるのは「スター・ウォーズ」を初めて見たときのインパクト
ぐらい。これだけの時が流れても、素晴らしい音楽やストーリーの魅力は、全く色褪せていません。
ジュリー・アンドリュースは、この映画で、映画初出演にしてアカデミー主演女優賞を獲得。
また、この翌年に、これも私の大好きな映画「サウンド・オブ・ミュージック」に出演しています。
まさに絶頂のとき。メリー・ポピンズでも、歌といい、容姿や立ち居振る舞いといい、実に素晴らしく、
本当に光り輝いています。そんなときにこれらの映画に出会い、永遠の名作が制作されたこと、
そうした天の配剤に感謝したくさえなります。
名曲ぞろいのこの映画。次々と流れる音楽の魅力や映像の美しさにうっとりしながらの140分。
その中でも、「Step in Time」の場面の楽しさや躍動感は格別です。特殊撮影ではカバーできない
生身の体での迫力あるダンス、大画面で堪能することができました。
それに加えて、父親と子どもたちとの関係というテーマ。<子ども時代は、あっという間に過ぎ去り、
いつか子どもたちは親のもとを去っていく>というバードのセリフ、今日は家内や娘と見たことも
あり、グッと来るものがありました。ラストの高揚感あふれる「Let's Go Fly a Kite」も印象的です。
久々に公務のない一日。大好きな映画を見てリフレッシュすることができました。
<2>
日本漢字能力検定協会による今年の漢字は、「輪」に決まりました。個人的には、予想の範囲に
なかった漢字。「倍」とかもあるかな、と考えていた程度。しかし、いざ決まってみると、なるほど、
そういう年だったなと思わせるものがあります。
我が国にとって、久々に明るい話題となった東京五輪の招致決定をはじめ、フィリピンの台風災害
などへの国内外の支援の輪、さらには、プロ野球で楽天イーグルスが初優勝したことによる東北を
中心とした応援の輪の広がりなど。
宮崎県にとって、この1年はどうだったか、どのような漢字で代表されるか、考えてみました。
ここしばらく災害続きだった本県が復興し、明るい話題が続き、将来への展望が開けつつあることを
「天の岩戸開き」にたとえて捉える視点からは、これまでも「光」という言葉にこだわってきました。
ただ、口蹄疫、鳥インフルエンザ、新燃岳噴火が続いた平成23年までと比べ、全国和牛能力
共進会で2連覇を達成した平成24年こそ、「光」にふさわしい年のように思えます。
その「光」を平成24年に譲るとすると、私の印象としては、あまりにもシンプルかもしれませんが、
「一」という漢字が浮かんできます。年初の、鵬翔高校サッカー部の全国制覇をはじめ、
様々な分野で<日本一>を達成したり、また、全国で最高の賞を受けたりということが多い一年
だったように思います。とりあえず思いつくものをざっと並べてみると、以下のとおり。
◯引き続き、宮崎牛の日本一2連覇をPR。
◯シロチョウザメの養殖尾数が日本一の本県、いよいよ30年の研究の成果としてキャビアを発売。
◯チキン南蛮が、Yahooの実施したご当地メシ決定戦でグランプリを獲得。国語辞書にも掲載。
◯霧島酒造が、焼酎の売上高で日本一に。
◯本県発の「九州パンケーキ」が、第1回地場もん国民大賞で金賞を受賞。
◯えびの市田代自治会が、農林水産祭のむらづくり部門で、25年ぶりに天皇杯を獲得。
◯技能五輪で、本県勢として初めて、2部門で金賞を受賞。
◯障害者週間のPRポスターで、本県の小学生が、内閣総理大臣賞を受賞。 などなど
以上、ちゃんと整理したものではありませんし、直近の話題を中心としたリストですが、
これ以外にも、様々な分野での日本一が誕生しています。民謡とかカラオケでもありましたし、
県警柔道部とか刑務所剣道部とかも。そうした本県の実績と勢いを表す意味合いでの「一」。
また、東九州道が、いよいよ延岡市までの開通を迎えようとしています。ブツ切りだった
高速道路が一直線に伸びるイメージを表すものとしての「一」。
さらには、置県130年という大きな節目の年にあたり、区切りをイメージする「一」。
ともかくも、復興から新たな成長を目指す本県にとって、よし、これから!と思わせるような
明るい話題の続いた一年だったように思います。来年も、その勢いを保ちつつ、我が国全体
としての景気の回復や、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた大きな波にも乗って、
さらなる飛躍を図る年にしていきたいものです。
↧
December 15, 2013, 4:44 am
宮崎県総合防災訓練が実施されました。
日向灘で巨大地震が発生したという想定で、県災害対策本部の開催や、国、自衛隊等への
派遣要請、関係機関が参集しての総合対策部の設置・運用、現場での情報収集、連絡、調整、
避難訓練、救助活動など、大規模な実動訓練が展開されました。
今回は、南海トラフ巨大地震を想定した初の実践的な総合防災訓練として行われました。国や市町村、
公共機関、自主防災組織など、121機関、約9100人が参加。津波災害が発生した場合の後方支援
拠点として位置づけた生目の杜運動公園をはじめ、県庁に設置する災害対策本部と連携を図り、
広域医療搬送訓練など、各地で訓練が行われました。防災車両や巡視艇、ヘリコプターなどを使い、
本番さながらの訓練。
津波被害を想定して設定した後方支援拠点を活用した初動対応訓練も、広域医療搬送訓練も、
それぞれ初めての試み。また、災害対策本部の運営訓練として、孤立集落の発生や橋梁等の破損、
患者空輸要請など、付与する状況をあらかじめ明らかにしないブラインド型で行われました。
本県の総合防災訓練は、昭和39年に始まり、今年度で50周年目を迎えました。始まった当初は、
台風や水害等への備えを中心に、主に河川で行われていました。最近では、新燃岳噴火等を
想定した訓練や、内陸地震を想定した西臼杵での訓練、さらには、複合的な災害想定など、
幅広く危機事象を設定して行われています。
今日は、私も、災害対策本部への参加に加え、各地の訓練ポイントを視察して回りました。県庁講堂
に設置した総合対策部には、様々な関係機関が参集して大勢の人でごった返し、非日常の緊迫した
空気に包まれていました。
後方支援拠点である生目の杜運動公園には、各地から緊急車両等が集結。
大淀川河川敷には、現地調整所が設置され、自衛隊ヘリコプターによる空中からの救助活動、
道路啓開活動などが行われました。
宮崎港では、陸上自衛隊による架柱橋の設置、がれき撤去による道路復旧、陸自ヘリによる孤立者
救助、NTT西日本による通信ケーブル応急復旧、陸自水陸両用車による航路啓開活動など、
様々な訓練が行われました。
宮崎大学医学部附属病院では、災害拠点病院として、被災現場から搬送されてくる傷病者に対する
トリアージからの災害時医療活動を実施するとともに、県外に搬送する必要のある患者を航空自衛隊
新田原基地に設置する臨時医療施設に搬送し、航空機による広域医療搬送の訓練を実施。
総合防災訓練は、13時に終了しました。この半日に訓練されことだけではなく、準備の段階において
関係機関の間で議論、検討、調整する中で築かれた「顔の見える関係」は、大規模災害に対応した
広域連携を図る上で大切な財産となりますし、訓練の過程で明らかになった課題や問題点など、
訓練のレビューを踏まえ、貴重な教訓として、今後の防災・減災対策に生かしていきたいと思います。
また、天候に恵まれた今日の訓練。悪天候の場合、さらには夜間に発生した場合など、あらゆる
事態を想定、イメージすることも重要です。また、発生直後の時点では、十分な情報が集まらない
ことが想定され、BCPに基づく県庁の業務体制も十分に機能するかどうかという課題もあります。
今日の訓練では、事前の準備、調整を踏まえてうまくいったこともあれば、うまくいかなかったことも
多々あると思われます。それぞれが貴重な経験、教訓となるものと受け止め、今後の防災・減災対策
に生かしてまいります。参加、協力いただいた全ての皆様に、心より感謝申し上げます。
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December 16, 2013, 6:26 am
今日は多くのお客様がいらっしゃいました。様々な分野のお客様であっても、「伝える!」という点で、
また、「伝えなくてはならない!」という点で、共通するものがあったように思います。
<1>
午前中、来客の続いた中でも、印象深いお客様。宮崎県傷痍軍人会の入来三郎会長(90歳)と
宮崎県傷痍軍人妻の会の吉村俊会長(86歳)。
これまで戦傷病者とその家族の処遇向上に取り組んでこられましたが、会員の減少と高齢化で
会の継続が困難となり、先月、解散式を実施されました。全国組織の日本傷痍軍人会も、10月に
解散式を行っておられます。長年にわたるご尽力に対し、深く敬意を表します。
今日も、戦争中のお話や、自分たちの後継者がいなかったことがありがたい(戦争が行われずに)
という、胸に迫るお話をうかがいながら、ふと考えたこと。
今後、20年、30年と時が経過していくと、戦争を直接、経験した世代が徐々にいらっしゃらなくなる
とともに、さらにその先には、戦争を経験された方々から直接、お話をうかがうことのできた、
我々のような世代もいなくなる時代を迎えることになります。
そのときに、戦争の悲惨な経験を、非戦の誓いとともに、いかに継承していくか。尊い犠牲に報いる
ためにも、私たちは決してこうした貴重な記憶を風化させることがあってはならないわけです。
阪神淡路大震災や東日本大震災、口蹄疫なども同様。私たちは重い課題に直面しています。
<2>
宮崎交通のOBなどで構成される「フェニックスの苗木を贈る会」から、成木1本と苗木15本の目録を
贈呈いただきました。
堀切峠で、近年、フェニックスの立ち枯れが進んでいることから、宮崎交通OBの杉本繁喜氏が中心と
なって、故岩切章太郎氏の「大地に絵を描く」という理念を引き継ぎ、堀切峠の景観を蘇らせようと、
会を設立。日南海岸堀切峠の写真入り額縁の販売収益や賛同者からの寄附を財源に、苗木を贈呈
いただきました。
今回の贈呈は、故岩切章太郎氏の生誕120年を記念したもの。その思いを伝える取組みです。
フェニックスやワシントニアパームをはじめとする景観が、いかに宮崎の景観として、また、アイデン
ティティとして確立されてきたか、来県者に対し、宮崎ならではの強い印象を残し続けてきたか。
そのことを考えると、故岩切章太郎さんをはじめとする先人の先見の明や着眼点、ご尽力に対し、
頭の下がる思いがします。心より敬意を表し、感謝申し上げます。
<3>
内閣府の社会貢献青少年表彰において、「宮崎県立高千穂高等学校生徒会」と、「宮崎日本大学
学園宮崎レオクラブ」が、内閣府特命担当大臣表彰を受賞されました。これは、ボランティアなどに
取り組む青少年を対象にした国の表彰です。
高千穂高校の皆さんは、生徒会の自主活動として、約400人の生徒全員で、小学生の登下校の
見守り活動や、中学校での学習指導や防犯指導に取り組んでおられます。また、宮崎日大高校の
ボランティアクラブの皆さんは約190人。各種イベント運営や小学生に対する学習指導を行う
寺子屋教室など、地域住民や小学生、障がい者などと共に、地域に根ざした様々なボランティア
活動に年間を通じて取り組んでおられます。
平成22年度の現表彰制度が始まってからは、本県として初の受賞となります。また、今年度の
全国の受賞者数は13件(団体11、個人2)で、そのうち2団体が本県からということになります。
これはとても誇らしいことです。
高千穂高校生徒会の皆さんは、先輩から脈々と受け継がれてきた活動なので、これからも続けて
いって欲しいと話しておられました。地域ぐるみの取組みが、世代を超えて伝えられ、さらに、
将来の世代に引き継がれようとされています。
<4>
わが国で長年にわたり伝えられてきたものに「きもの文化」があります。昨日行われた
「2014日本の心と美の祭典 全日本きもの装いコンテスト・きものフェスティバル九州大会」で
きものの女王や準女王に輝いた皆さんや関係者が、知事室にいらっしゃいました。
この大会は、「一人できものを装う運動」の一環として行われ、きものの着装、容姿、立ち居振る舞い
などが審査されるとのこと。30秒スピーチもあるとか。全国大会の映像を拝見しましたが、20~30
人の参加者がステージ上で、鏡を見ることなく、一人できものを着ていかれます。あまり見たことのない、
独特の世界。審査では、そのスピードや正確性、仕上がりの良さなどがポイントになるとか。
様々な部門がある中で、今日の来訪者は、振袖、留袖、カジュアル部門の女王や準女王の皆さん。
これだけちゃんときものを着た方に接するのも、あまりないことです。実に華やか。
きもの装いの女王は、振袖部門、写真左から2人目の学生さんです。年齢16歳!
7年後の東京オリンピック・パラリンピックを控え、きものをはじめとする和装への注目も高まる
ように思います。世界無形文化遺産への登録を目指すということもありうるのではないでしょうか。
私自身は不調法なもので、きものを着ることもありませんが、海外へのトップセールスやアピール
ということを考えると、足元の、きものをはじめとする日本文化についても、改めて見つめ直し、
たしなむことも大切ではないかと考えたところです。
↧
December 17, 2013, 6:20 am
災害関連の協定を2件締結しました。1つは、歯科医療救護に関する宮崎県歯科医師会との協定。
歯や口腔のケアは、全身の健康に結びついています。この協定により、災害時に、避難場所や災害
現場等で迅速かつ的確な歯科医療救護活動が可能となり、県民の安全・安心に大きく寄与するものと
期待されます。
もう1つは、大規模災害発生時における後方支援拠点に関する協定を、日向市、串間市、西都市と
締結しました。大規模災害時に、被災地における救命・救助・医療救護活動等を迅速に行うとともに、
その後の復旧活動等を行うため、自衛隊、警察、消防、DMAT等の広域支援部隊が迅速に集結し、
活動の拠点とする場所です。
県内の後方支援拠点は、これまでの9か所に加え、これで計12か所となりました。南海トラフ巨大
地震・津波への備えが、また一歩前進したことになります。先日の総合防災訓練の結果を踏まえ、
さらに関係機関で連携を深め、備えを強固なものにしていきたいと思います。
<2>
優良民間社会福祉事業施設に対する御下賜金の伝達。天皇誕生日に際し、民間社会福祉
事業奨励の思召により、優良民間社会福祉事業団・団体に対して金一封を下賜されるもの。
今年度は、社会福祉法人カリタスの園「つぼみの寮」が受けられました。
昭和24年の設立以来、県内唯一の乳児院として、カトリック的人間観とカリタス(慈愛)の精神に
基づき、子どもたちが健やかに生活できる環境づくりに取り組んでこられました。これまで、
60有余年の長きにわたり、職員の皆さんが一体となって家庭との信頼関係を築きながら、
子どもたちの処遇向上に努めるとともに、地域に開かれた施設として様々な取組みが行われて
います。その並々ならぬご労苦に対し、心から敬意を表し、感謝申し上げます。
カリタスの園の活動は、1932年、イタリア生まれのアントオニオ・カヴォリ師により開始され、翌年、
「宮崎カリタス修道女会」が創立されたとのこと。このようなところで、宮崎とイタリアの結びつきが
あったとは、知りませんでした。伊東マンショと何らかのご縁があるのかどうなのか、定かでは
ありませんが、いろいろな想像が広がります。
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December 18, 2013, 6:09 am
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December 18, 2013, 6:09 am
<1>
都農町で、町の皆さんとの対話集会(ふれあいフォーラム)を開催しました。道の駅つののそば、
一の宮交流館にて。
都農町では、このところ、道の駅のオープンや、「ななつ星」への食材の提供、県畜産共進会での
グランプリ、尾鈴畑かん事業の完成、バイオマス発電所の着工、メガソーラー構想、そして、
いよいよ今年度中に開通する東九州道「日向~都農間」など、明るい話題が続いています。
しかも、7年後は、町制施行100周年だそうです。東京オリンピック・パラリンピックの年!
全国的なお祝いムードと軌を一にして、大きな節目を迎えることができそうです。
今日は、以下のようなテーマについてご意見、ご質問をいただきました。
・南海トラフ対策への財政支援・財源確保
・尾鈴山、矢研滝までの道路整備
・来年2月11日の尾鈴マラソンへの参加要請
・農地制度改革、減反政策の見直しに対する県の考え方、取組み
・地域イベントの情報発信
・多様な地域福祉のネットワーク化、居場所づくりの効用
・家畜防疫の徹底、宮崎牛のPR強化
・第一次産業へのテコ入れ
・若者の地域活性化への参画
・農産物輸出の取組促進
・木質ペレットの活用
・フードビジネス推進のための食品加工施設の整備
・6次産業化の障壁、課題
・カジノ誘致の見通し
・スポーツキャンプの経済効果
・子育て環境の充実
地元問題のみならず、県全体の大局的な視点に立った御指摘も多く、つい私の回答も熱を帯びて、
長目になってしまいました。年末のご多用のところ、参加された皆さんに、深く感謝申し上げます。
<2>
木城町で、障害者支援や介護保険関連の複合型福祉施設を視察させていただきました。
昨年、複合型として整備されたばかり。最新型の設備が整い、解放感にあふれ、ゆったりした
作りとなっていて、施設内の明るい雰囲気に感銘を受けました。
それぞれの施設をひととおり見せていただき、いろいろ感想はあるのですが、帰りがけの出来事が
頭から離れません。御説明いただいた事務局の皆さんにお礼を申し上げて外に出ようとしたとき、
玄関前に、ぜひ知事に会いたいと、杖をついた70~80代の女性が待っておられました。
何かと思ったら、じっと私を見つめて、「2期目も知事をしてくださいね。宮崎をお願いしますよ。」と、
その女性。その言葉を、決して軽い調子ではなく、真顔で、一言ひとこと絞り出すように口にされた
こともあり、ズシッと心に響きました。「はい、もちろん、そのつもりで私も頑張ってまいります。」と私。
ヘタに菌でも媒介してはいけないと、最初は遠慮していたのですが、施設の方に了解をもらってから、
握手させていただきました。わざわざ杖をついて、部屋から出て来られての言葉。どのような思いが
そこに込められていたことか。万感こもった握手。温かい応援をいただいたことに感謝、感激しつつ、
ここでも、<重いたすき>を受け取ったのだと考えています。
(注:プライバシーに配慮して入所者が映り込むような写真は撮りませんでした。)
<3>
お昼は、道の駅つので「金ふぐ丼」をいただきました。都農町名産の金ふぐ(シロサバフグ)を、
特製ダレでいただきます。味も、見た目も、しこしことした食感も、満足度高い一品。
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December 19, 2013, 5:54 am
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December 19, 2013, 5:54 am
<1>
台湾から新竹市の林栄洲文化局長ほかの皆さんが来県されました。来年4月、県立美術館で
「台日ガラス芸術交流展」の開催が決定したことに伴う訪問。この訪問団には、新竹市の博物館
の担当者や、ガラス工芸作家、学者などが参加されています。
新竹市は、台湾島北西部に位置する人口約43万人の都市。IT関連産業の工場や企業が集中
しているため、「台湾のシリコンバレー」と呼ばれているとか。また、日本から台湾に伝えられた
ガラス工芸の、台湾における中心地でもあるようです。今回の交流展は、現代の名工でガラス
工芸家黒木国昭さんとのご縁もあって、実現することとなりました。
台湾との関係では、先週、新北市の十三行博物館の呉館長が来県され、西都原考古博物館との
学術文化交流協定が決まったという報告をいただいたばかりです。来年3月31日からは、
「宮崎~台北線」が週2便から週3便に増便されることが決定された後だけに、こうして様々な分野で
台湾と宮崎の縁が深まっているのはありがたいことです。
<2>
平成25年度「人にやさしい福祉のまちづくり」の啓発ポスター原画の入賞者表彰と、功労者・団体表彰
が行われました。
「人にやさしい福祉のまちづくり」は、障がいのある方や高齢の方をはじめ、すべての県民が地域で
安心して快適に生活するとともに、自らの意思で行動し参加する社会を目指すもの。そのため、
「思いやりのある心づくり」と「バリアフリーの施設づくり」を2つの柱として取り組んでいます。
啓発ポスター原画は、色使いも題材も、明るさや優しさ、元気が伝わってくるような作品となっています。
まさに<太陽と緑のくに宮崎>というイメージも。
功労者・団体表彰を受賞されたのは、スポーツや作動を通じ、また、「おもいやり駐車場制度」への
協力により、誰もが共生して暮らせるまちづくりに熱心に取り組んでいただいている個人や団体です。
受賞された皆さんに、心よりお祝い申し上げます。
ちなみに、今年度、全国で用いられた障害者週間ポスターは、内閣総理大臣賞を受賞された
片山愛梨さん(新富町の小学校4年生)が、障がい者バスケットボールを題材に描いたものでした。
今回、功労団体表彰を受けられた宮崎県車椅子バスケットボール連盟の皆さんとも、その点で
接点があったということになりましょうか。
表彰式で印象的だったのは、みやざき犬の3匹が登場した途端、子どもたちの表情が和らぎ、
「かわいい~」という声が自然に出ていたたこと。この写真の表情でも伝わってきます。よしよし、
ひぃくん、むぅちゃん、かぁくん、人気上昇の手応えがあるよ!
<3>
河川、海岸または港湾におけるボランティア美化活動に対する知事表彰が行われました。
長年にわたり、河川等の清掃等ボランティア美化活動を積極的に行い、河川等の環境美化に
多大な功績のあった団体を表彰させていただくもの。
今年度の受賞団体は、本組公民館女性部(高千穂町)、影平 桜を守る会(日南市)、日本造園建設業
協会宮崎県支部 西都・児湯地区、加草1区自治公民館(門川町)の4団体。
長年にわたる取組みに、心より感謝申し上げます。今後とも、この豊かで美しい環境を将来世代へ
引き継いでいくべく、環境保全活動に取り組んでまいります。
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↧
December 22, 2013, 6:13 am
<1>
スペシャルオリンピックス日本・宮崎の10周年記念式典が開催されました。
スペシャルオリンピックスは、スポーツを通じて知的障がいのある方々の自立や社会参加を
促す活動。ケネディ元米大統領の妹ユニス・ケネディ・シュライバー夫人が創設者とのこと。
メダルを取ることや順位を競うことが最終目標ではなく、ハンディを背負いながら、一生懸命に
頑張る姿勢や強い精神を称えるもの。
今日は、スペシャルオリンピックス日本の細川佳代子名誉会長をお招きして、いわば宮崎支部の
創立10周年のお祝い。元総理夫人の細川さんにお会いするのは初めてでしたが、品のある容姿も
お話ぶりも実に華があって、周りをぐんぐん巻き込んで元気にする方でした。現在は、様々な
ボランティア活動に精力的に取り組んでおられるとのこと。御来県に感謝申し上げます。
細川名誉会長が、ある牧師さんからうかがったというお話が印象に残りました。
<2%の確率で発生する知的障がいを、劣っていること、悲しむべきことと受け止めるのではなく、
周りの人の優しい気持ちを引き出すために神様が授けてくださった、かけがえのない命だと感謝
すべきだいうこと。> ハッとして、考えさせられるものがありました。
今日の式典では、これまでの活動をDVD映像で紹介されるとともに、サプライズとして、右の写真
のようなイラストのスライドを用いたメッセージが紹介されました。ある保護者の実話をもとに、
具体的な設定を変えて構成されたもの。
ダウン症の子を授かった当初に感じた悲しみ、自責の念→共に生きる決意→クラス替えのたび、
自作の紙芝居を使って、同級生の子どもたちにダウン症等に対する理解を求める活動→
スペシャルオリンピックスとの出会い→子どもの笑顔からもらった勇気、元気、感動
とても心打たれる内容でした。多くの方の理解と協力を得て、共生社会づくりを進めていきたいと
思います。スペシャルオリンピックス日本・宮崎は、今年度の「人にやさしい福祉のまちづくり」
功労団体として、先週、知事表彰させていただきました。
式典の後、明るく元気いっぱいのアスリートに取り囲まれて写真撮影。私も元気をいただきました。
(注:スペシャルオリンピックス活動に参加する知的障がいのある人たちのことを、「アスリート」と
呼ばれています。)
<2>
映画「ゼロ・グラビティ」を3D日本語吹替版で見ました。これは凄い作品。映像もコンセプトも
舞台設定もストーリーも、それを支える高度なCGや3Dなどの技術の使いこなし方なども、
1つの時代を画する映画になるように思います。
監督はアルフォンソ・キュアロン。この映画を見てる間中、その凄い才能に圧倒され続けたように
思います。私が見たものでは、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』を撮っておられるようです。
CGや3Dなどの技術がいくら発達しようと、単に使ってみせるだけでは限界があります。いつか
飽きられる。そうした技術をいかに使いこなすか、そのアイデアが勝負だということを、この映画が
強烈にアピールしているように思います。
この映画のインパクト、他の映画でたとえると何だろうかと考えました。設定からして「エイリアン」
を思わせる部分もありますし、方向は違うものの、宇宙を舞台としたスペースオペラの醍醐味を
満喫させる「スター・ウォーズ」も大きなインパクトでした。3D映像という点では、「アバター」も
あったでしょうか。スタイリッシュな映像によるSF世界という点では、「マトリックス」も浮かびます。
そして「2001年宇宙の旅」。と、ここまで考えると、1968年に公開されたというこの映画の
とてつもない凄みに、思いが至ります。当時のSFX技術でこれだけの映像を作り上げ、
哲学的なテーマも、分かりやすさに堕することを拒否したような抽象的で難解なストーリーも、
音楽の使い方も、他を寄せ付けない高みにあるように思います。
それはともかく、久々にエポックメイキングでありながらエンターテイメント性も備えた、
インパクトのある映画に、私の中のSF脳が興奮しています。
↧
December 23, 2013, 6:50 am
<1>
置県130年記念事業「みやざき大好き」絵画・作文コンクールの表彰式が、多くの参加者を得て、
県庁講堂で行われました。
1883年に宮崎県が誕生(再配置)して130年を迎えた今年。広く県民から、ふるさとをテーマにした
絵と作文を募集し、ふるさとの魅力を再認識するとともに、未来の宮崎について考える機会としたもの。
写真の絵画は、年代ごとの最優秀作品を並べたもの。小学校低学年から高校までの順で、海水浴→
日向ひょっとこ踊り→宇納間地蔵→加江田渓谷→日向神話(天照大御神)。こうして見てみると、
期せずして本県の多様な魅力が取り上げられることになりましたし、年代ごとに着目する内容が
異なり、とても興味深く思えました。
最優秀賞の作者には、一言ずつコメントをいただきました。絵画で高校生の部の谷口奈苗さん、
<これまでの宮崎の輝きと、これからの夢を描きました>という趣旨のコメント。まさにズバリ、
このコンクールのコンセプトを表現いただいたものと感心したところ。
作文では、「宮崎愛」とも言うべき、ふるさとへの思い入れや感動が表現され、多くの人に
その良さを知ってもらいたいという強い思いが感じられました。
休日の表彰式となりましたが、天皇陛下が傘寿を迎えられた記念すべき日に、多くの参加者
とともに、ふるさと宮崎に対する思いと、これからの夢を共有することのできた意義深い式と
なりました。優秀作品に選ばれた絵画と作文は、今日の宮崎日日新聞に掲載されました。
<2>
宮崎シティフィルハーモニー管弦楽団の第18回定期演奏会が開催されました。アイザックスターン
ホールにて(写真は休憩中のもの)。指揮は武藤英明さん、ソリストとして、ホルンの松崎裕さん、
パイプオルガンの松波久美子さん。
曲目は、「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲(ワーグナー)、ホルン協奏曲第4番
(モーツァルト)、交響曲第3番「オルガン付き」(サンサーンス)。
オルガン交響曲では、普段は静かにその偉容を誇るアイザックスターンホールのパイプオルガン
が、息を吹き返し、ズズんと前面に出てきます。ホール全体のきらびやかさが増したような印象。
ちょっとSF脳になっている今は、これまで背後に隠れていたボスキャラがついに表舞台に登場!
といったイメージも。華やかな響きを堪能しました。
宮崎シティフィルは、創立20周年だそうです。
長年のご尽力に敬意を表しますとともに、地域に密着した市民楽団として、ますますの発展を
お祈り申し上げます。
↧
December 24, 2013, 2:49 am
官邸にて「防災対策実行会議」。10月に予定されていたところ、伊豆大島の台風災害を受けて
延期となり、政府予算案を決定したこのタイミングで開催。今日のテーマは、首都直下地震対策や、
政府業務継続計画、被災者行政の課題(住まいの再建)、防災先進国・日本の世界への発信など。
私からは、今月15日、本県で実施した南海トラフ巨大地震を想定した実動訓練について報告すると
ともに、その訓練を踏まえた提言として、大規模災害に対する広域的連携の重要性や、全国の
各ブロックごとに基幹的防災拠点を整備する必要性、行政職員の災害対応能力強化のための
人材育成を国として強力に進めるべきことについてコメント。
また、住まいの再建関係では、本県でも、不動産関係団体と県との間で、災害時における民間賃貸
住宅の提供に関する協定を締結しているものの、南海トラフ巨大地震では、本県で約89000棟が
全壊するとの想定に対し、賃貸住宅(民間・公共)の空き家戸数は27000戸程度で、応急仮設住宅
の建設にも限界があります。
したがって、大規模災害時には、県単独では対応しきれず、他県への広域避難を余儀なくされる
可能性が高いことから、災害時に入居可能な民間賃貸住宅の情報を、都道府県間で共有するための
統一的な情報フォーマット(提供可能戸数、住宅の広さや仕様、入居条件等)を国で整備する必要性
についてもコメント。
本県が直面する南海トラフ巨大地震のリスクも相当なものがありますが、首都直下地震となると、
人口や経済の規模が巨大であるということのみならず、様々な中枢神経が集中する場所だけに、
その影響は、さらに深刻なものがあります。
今日の実行会議では、過去の地震の記録を踏まえつつ、どの程度の規模の地震を、どの程度の
周期で、どの程度の確率で見込むのか、その上で、どのような地震に焦点を置いて備えるのかなど、
専門家の知見や現場の意見を踏まえながら議論がなされました。国をあげての、さらには
世代を超えての大事業となります。悲観することなく、また、楽観することもなく、できることから、
スピード感を持って着実に進めていきたいところです。
羽田へ向かう機内で撮影。雲の上に頭を出した富士山。下の写真は翼のすぐ下、その下の写真は
上部中央。白い雪を頂いた富士山は、都内からもくっきり見えました。
帰りの飛行機に搭乗する直前。得も言われぬ色の夕陽。
これは今朝の空。大忙しのサンタクロースのそりの跡といった趣。空の美しさに魅せられた一日。
聖夜の夜空に思いを馳せながら、Merry Christmas!
↧