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新春の禊「青島裸まいり」に参加しました。一昨年、古事記編さん1300年を記念して初参加して
以来、今回で2回目となります。昨年は、高校サッカー選手権全国大会の応援と重なって見送り。
青島に直行。今年は、男性参加者と女性参加者が、別のホテルからスタートする段取り。
10時30分に男性参加者がANAホリディ・イン リゾート 宮崎を出発して青島に向かうところ、
そのホテルの前を10時25分頃に通過。時計とにらめっこしながら、女性やその他男性参加者が
10時40分に出発する青島グランドホテルへ駆け込み。
サッと着替えて浜に出ると、ちょうど男性参加者の一団が、ワッショイワッショイと、こちらへ走って
くるところ。ギリギリで合流できました。よっしゃーと思いながら合流する私と、その後のワッショイ。
青島神社前に着くと、ウォーミングアップのための舟漕ぎ体操。かなりの距離をワッショイワッショイ
走ってきていることもあり、うっすら汗ばんでいる方も。幸い、穏やかに日が差して風もありませんし、
もともと参加者は気合を入れてテンションが上がっていますし、この時点ではあまり寒さを感じません。
参加者は約500人。寒空のもと気合を入れる老若男女、壮観です。
いよいよ海中へ。水の冷たさもありますが、鬼の洗濯板、海藻がついていたりして、かなり滑りやすい
のです。冷たい海水にキャーキャー言う声や、滑りやすいのでゆっくり進んでくださいという注意の声を
聞きながら、恐る恐る足を進めます。
海水は、一昨年より冷たく、水に浸かっているところから、徐々にしびれてくるような感覚がします。
ハッと気合を入れながら全身を体に沈め、生きとし生けるものにとっての恵みのお日様(実感!)に
向かい、この一年の宮崎県の平穏と繁栄、さらには家族の健康などを祈願。一方で、水に浸かると、
どうしても泳ぎたくなります。あお向けに浮かんでスカーリングなども少々。
係の方の、上がってください!の声で、しぶしぶ浜へ。浜へ上がるときは、海中に入るときよりも
水が濁っていて足元が見えにくく、足元がつるつる滑って要注意です。達成感と高揚感に浸り
ながらの帰り道。
そのまま青島神社に向かい、全員で参拝。参加者を代表して、男女の最高齢参加者と私の3人で、
玉串奉奠をさせていただきました。
参拝後の湯立神事。一昨年、最前列に進み、心の準備もなく真正面からまともにお湯を浴びた私は、
火傷をしてしまいました。今年は、最前列は避けつつも、しっかり飛沫を浴びたところ。
その後、ワッショイワッショイと来た道を戻り、参道にて、バケツに入った水を頭からかぶり、
これで一連の裸まいりが終了。
ホテルに帰り、温かいお風呂に入ってホッと一息。青島グランドホテルの屋上露天風呂、
素晴らしい眺めに癒やされました。めったにない禊ぎ体験の後で高揚されていたのか、
一緒に湯船につかっていた40前後と思われる男性の一団から、「知事さん、これから
カラオケ行きませんか?」とナンパされてしまいました(笑)。なかなか珍しい体験です。
直会でいただいた、お粥やお味噌汁。体の中から温まり、浄化されるような思いがします。
山幸彦が急に海神宮からお帰りになったのを、村人が着の身着のままでお迎えしたという故事に
由来するこの神事。1年の初めに、母なる海に身を委ね、命の源であるお日様に向かい、その
偉大なる力に畏敬の念を抱きながら祈りを捧げるもの。身も心も引き締まり、独特の高揚感と
達成感を味わうことができ、クセになります。年々、参加希望者が増えているようです。
どうしても寒さは苦手という方はともかく、オススメです。夜7時のNHKニュースの最後に、
今日の裸まいりの様子が紹介されていました。この神事も全国区です。
この神事を支えていただいている実行委員会をはじめ関係の皆様に、深く感謝申し上げます。
参加された皆さん、お疲れ様でした。
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裸まいりに向かう前、第4回宮崎県市町村対抗駅伝競走大会、県庁前の楠並木通からスタート!
それぞれの市町村から駆けつけた大応援団の声援を受けて、第一走者が元気よくスタートしていきました。
県内26市町村から、過去最高の39チーム、733人の選手が参加。宮崎県庁前をスタートし、
12区間39.2kmで競われます。
選手一人ひとりが、日頃の練習の成果を存分に発揮して、素晴らしいレースとなったことと思います。
裸まいりから楠並木通りに戻ったときは、すでに全てのチームがゴールした後。レース後の解放感に
包まれる中、物産展が行われ、関係者や応援に来られた方々が食事をしておられました。
私もついつい、椎葉の蕎麦をいただきました。