宮崎港では、陸上自衛隊による架柱橋の設置、がれき撤去による道路復旧、陸自ヘリによる孤立者 総合防災訓練は、13時に終了しました。この半日に訓練されことだけではなく、準備の段階において
日向灘で巨大地震が発生したという想定で、県災害対策本部の開催や、国、自衛隊等への
派遣要請、関係機関が参集しての総合対策部の設置・運用、現場での情報収集、連絡、調整、
避難訓練、救助活動など、大規模な実動訓練が展開されました。
公共機関、自主防災組織など、121機関、約9100人が参加。津波災害が発生した場合の後方支援
拠点として位置づけた生目の杜運動公園をはじめ、県庁に設置する災害対策本部と連携を図り、
広域医療搬送訓練など、各地で訓練が行われました。防災車両や巡視艇、ヘリコプターなどを使い、
本番さながらの訓練。
津波被害を想定して設定した後方支援拠点を活用した初動対応訓練も、広域医療搬送訓練も、
それぞれ初めての試み。また、災害対策本部の運営訓練として、孤立集落の発生や橋梁等の破損、
患者空輸要請など、付与する状況をあらかじめ明らかにしないブラインド型で行われました。
本県の総合防災訓練は、昭和39年に始まり、今年度で50周年目を迎えました。始まった当初は、
台風や水害等への備えを中心に、主に河川で行われていました。最近では、新燃岳噴火等を
想定した訓練や、内陸地震を想定した西臼杵での訓練、さらには、複合的な災害想定など、
幅広く危機事象を設定して行われています。
に設置した総合対策部には、様々な関係機関が参集して大勢の人でごった返し、非日常の緊迫した
空気に包まれていました。
道路啓開活動などが行われました。
救助、NTT西日本による通信ケーブル応急復旧、陸自水陸両用車による航路啓開活動など、
様々な訓練が行われました。
宮崎大学医学部附属病院では、災害拠点病院として、被災現場から搬送されてくる傷病者に対する
トリアージからの災害時医療活動を実施するとともに、県外に搬送する必要のある患者を航空自衛隊
新田原基地に設置する臨時医療施設に搬送し、航空機による広域医療搬送の訓練を実施。
関係機関の間で議論、検討、調整する中で築かれた「顔の見える関係」は、大規模災害に対応した
広域連携を図る上で大切な財産となりますし、訓練の過程で明らかになった課題や問題点など、
訓練のレビューを踏まえ、貴重な教訓として、今後の防災・減災対策に生かしていきたいと思います。
また、天候に恵まれた今日の訓練。悪天候の場合、さらには夜間に発生した場合など、あらゆる
事態を想定、イメージすることも重要です。また、発生直後の時点では、十分な情報が集まらない
ことが想定され、BCPに基づく県庁の業務体制も十分に機能するかどうかという課題もあります。
今日の訓練では、事前の準備、調整を踏まえてうまくいったこともあれば、うまくいかなかったことも
多々あると思われます。それぞれが貴重な経験、教訓となるものと受け止め、今後の防災・減災対策
に生かしてまいります。参加、協力いただいた全ての皆様に、心より感謝申し上げます。
宮崎県総合防災訓練が実施されました。
今回は、南海トラフ巨大地震を想定した初の実践的な総合防災訓練として行われました。国や市町村、
今日は、私も、災害対策本部への参加に加え、各地の訓練ポイントを視察して回りました。県庁講堂
後方支援拠点である生目の杜運動公園には、各地から緊急車両等が集結。
大淀川河川敷には、現地調整所が設置され、自衛隊ヘリコプターによる空中からの救助活動、