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メリー・ポピンズ&今年の漢字

新・午前十時の映画祭で映画「メリー・ポピンズ」を見ました。DVDもサントラのCDも持っている
この映画の大ファンの私ですが、大画面で見るのは初めて。


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Clik here to view.



もう最初の音楽が流れてきたときからゾクゾク。そして、メリー・ポピンズ役の
ジュリー・アンドリュースが、
雲の中に腰かけた姿で最初に登場するシーンでワクワク。


制作は1964年ということで、私が生まれた年。アニメと実写の合成は、当時としては珍しい手法。
ディック・ヴァン・ダイクとアニメのペンギンがダンスするシーンとか、メリー・ポピンズなどが空中に
ふわふわ浮かぶシーンとか、
初めてこの映画を見た人々は、相当な驚きや衝撃を受けたはず。
ジャンルは全く違うものの、私が想像できるのは「スター・ウォーズ」を初めて見たときのインパクト
ぐらい。これだけの時が流れても、素晴らしい
音楽やストーリーの魅力は、全く色褪せていません。

ジュリー・アンドリュースは、この映画で、映画初出演にしてアカデミー主演女優賞を獲得。
また、この翌年に、これも私の大好きな映画「サウンド・オブ・ミュージック」に出演しています。
まさに絶頂のとき。
メリー・ポピンズでも、歌といい、容姿や立ち居振る舞いといい、実に素晴らしく、
本当に光り輝いています。そんなときにこれらの映画に出会い、永遠の名作が制作されたこと、
そうした天の配剤に感謝したくさえなります。

名曲ぞろいのこの映画。次々と流れる音楽の魅力や映像の美しさにうっとりしながらの140分。
その中でも、「Step in Time」の場面の楽しさや躍動感は格別です。特殊撮影ではカバーできない
生身の体での迫力あるダンス、大画面で堪能することができました。

それに加えて、父親と子どもたちとの関係というテーマ。<子ども時代は、あっという間に過ぎ去り、
いつか子どもたちは親のもとを去っていく>というバードのセリフ、今日は家内や娘と見たことも
あり、グッと来るものがありました。ラストの高揚感あふれる「Let's Go Fly a Kite」も印象的です。

久々に公務のない一日。大好きな映画を見てリフレッシュすることができました。

<2>
日本漢字能力検定協会による今年の漢字は、「輪」に決まりました。個人的には、予想の範囲に
なかった漢字。「倍」とかもあるかな、と考えていた程度。しかし、いざ
決まってみると、なるほど、
そういう年だったなと思わせるものがあります。

我が国にとって、久々に明るい話題となった東京五輪の招致決定をはじめ、フィリピンの台風災害
などへの国内外の支援の輪、さらには、プロ野球で楽天イーグルスが初優勝したことによる東北を
中心とした応援の輪の広がりなど。

宮崎県にとって、この1年はどうだったか、どのような漢字で代表されるか、考えてみました。
ここしばらく災害続きだった本県が復興し、明るい話題が続き、将来への展望が開けつつあることを
「天の岩戸開き」にたとえて捉える視点からは、これまでも「光」という言葉にこだわってきました。

ただ、口蹄疫、鳥インフルエンザ、新燃岳噴火が続いた平成23年までと比べ、全国和牛能力
共進会で2連覇を達成した平成24年こそ、「光」にふさわしい年のように思えます。

その「光」を平成24年に譲るとすると、私の印象としては、あまりにもシンプルかもしれませんが、
「一」という漢字が浮かんできます。年初の、鵬翔高校サッカー部の全国制覇をはじめ、
様々な分野で<日本一>を達成したり、また、全国で最高の賞を受けたりということが多い一年
だったように思います。とりあえず思いつくものをざっと並べてみると、以下のとおり。

◯引き続き、宮崎牛の日本一2連覇をPR。
◯シロチョウザメの養殖尾数が日本一の本県、いよいよ30年の研究の成果としてキャビアを発売。
◯チキン南蛮が、Yahooの実施したご当地メシ決定戦でグランプリを獲得。国語辞書にも掲載。
◯霧島酒造が、焼酎の売上高で日本一に。
◯本県発の「九州パンケーキ」が、第1回地場もん国民大賞で金賞を受賞。
◯えびの市田代自治会が、農林水産祭のむらづくり部門で、25年ぶりに天皇杯を獲得。
◯技能五輪で、本県勢として初めて、2部門で金賞を受賞。
◯障害者週間のPRポスターで、本県の小学生が、内閣総理大臣賞を受賞。  などなど

以上、ちゃんと整理したものではありませんし、直近の話題を中心としたリストですが、
これ以外にも、様々な分野での日本一が誕生しています。民謡とかカラオケでもありましたし、
県警柔道部とか刑務所剣道部とかも。そうした本県の実績と勢いを表す意味合いでの「一」。

また、東九州道が、いよいよ延岡市までの開通を迎えようとしています。ブツ切りだった
高速道路が一直線に伸びるイメージを表すものとしての「一」。

さらには、置県130年という大きな節目の年にあたり、区切りをイメージする「一」。

ともかくも、復興から新たな成長を目指す本県にとって、よし、これから!と思わせるような
明るい話題の続いた一年だったように思います。来年も、その勢いを保ちつつ、我が国全体
としての景気の回復や、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けた大きな波にも乗って、
さらなる飛躍を図る年にしていきたいものです。


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