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みやざき犬の新かぶりものコンテスト、最優秀作品を着ぐるみにしました。「神楽ひぃくん」です。
一般から応募のあった800作品から庁内審査で10作品に絞り、その10作品で一般投票を実施。
その結果、<神楽>が頭抜けて1位に。
2位から5位までが優秀賞で、イラストとして活用することにしています。それらの得票は、アマテラス、
マンゴー、しいたけ、伊勢エビの順。
記紀編さん1300年記念事業に取り組んでいるということもあるのでしょうか。わかりやすい食べ物や
生き物などを抑え、神楽やアマテラスが上位に入りました。これは、神話に対する高い注目度や関心、
さらには、宮崎のアイディンティティとして強く意識されていることを物語っているように思います。
ちょっとライオンっぽくも見える神楽ひぃくん。県内の子どもたちに、宮崎の貴重な文化的資源である
神楽を印象づける役割に加え、県外に向けてアピールする広告塔として頑張ってほしいと思います。
ちなみに、この「新かぶりものコンテスト」は、公募ガイド社が実施する「2013公募アワード」で特別賞を
受賞しました。全国でゆるキャラが次々と登場する中、その新鮮さを再度作り出す手法の一例として
参考になるとの講評でした。自治体として唯一の入賞です。
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平成26年成人式「知事メッセージ」を収録しました。各市町村では、新成人で実行委員会を組織し、
成人式の企画を行っています。その中で、知事メッセージの上映を希望する市町村の代表者が
知事室を訪れ、自分たちでメッセージの収録を行います。来年は、9市町村で上映の予定。
知事室に入るのは初めてと、最初はガチガチに緊張していた代表者らですが、立派に仕事を
していきました。その代表者から、収録後、「知事は、全然噛みませんでしたね。」とほめていただき
ました(笑)。ありがとうございます!
7年後の東京オリンピック・パラリンピックの頃には、社会に出た彼ら彼女らが、バリバリの若手の
中心的な存在として活躍しているはず。宮崎の、さらには、我が国の発展のため、その活躍を
心からお祈り申し上げます。
大きな人生の節目となる大人への旅立ち、それぞれの市町村で心温まる素晴らしい式となりますよう
祈っております。
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台湾新北市の十三行(シーサンハン)博物館と県立西都原高校博物館が、学術文化交流協定を
締結することとなり、その事前視察のため、呉秀慈館長らが来県されました。
右の写真、私の向かって左が呉館長。
新北市は、首都台北市に隣接し、人口は約400万人。十三行博物館では、台湾の鉄器時代を代表する
十三行遺跡を中心に、博物館を核とした街づくりを展開。10年間で600万人の入館者が訪れたとのこと。
1日に2000人ペースでしょうか。凄い! 学校と連携した教育事業にも力を入れておられるようです。
学校教育や生涯学習との連携、普及啓発活動などにおいて学ぶべき点が多く、平成20年度より
続けてきた同館との交流を、より確かな実りあるものとするため、協定の締結を予定しています。
これで一層、人的交流や共同研究が促進され、ひいては台湾との絆が深まることも期待されます。
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宮崎ねんりんフェスタが開催されました。これまで培われた知識経験を生かして積極的に社会参加
され、地域社会で活躍しておられる方々に対し、シニアパワー賞やエイジレス賞などの表彰が
行われました。
このイベントの一環として行われ、私が毎年楽しみにしているのが、「心豊かに歌う 全国ふれあい
短歌大会」。今年も、県立図書館名誉館長の伊藤一彦先生に選考していただいた作品が表彰され、
先生の司会による短歌トーク、私もコメンテーターとして参加させていただきました。
他のコメンテーターは、若山牧水賞を受賞された歌人の大口玲子さんや、医療法人興生会押川病院
デイケアやわらぎで、短歌の指導をされたり、自ら短歌を詠まれている髙﨑正行さん。こうして見ると、
私だけシロウトだったりします(笑)。
以下に掲げるのは、今年の最優秀賞と優秀賞。作者の年齢と合わせて鑑賞すると、また味わいが
深まります。素朴に紡がれた言葉の力強さ、ストレートに心を打たれる作品の数々です。