「古代歴史文化賞」記念シンポジウム、東京の日本教育会館にて約800人が参加して開催されました。
5人の知事によるパネルディスカッションのテーマは、「古代歴史文化を未来に活かす」。
私は、「記録」と「記憶」という2つの言葉をキーワードに、大地に刻まれた「記録」である古代の遺跡として西都原古墳群を取り上げ、大正元年(1912年)に、わが国最初の組織的・本格的な古墳の学術調査として調査が開始され、考古学の発展に重要な役割を果たしたことを中心に説明。
先人の「記憶」を書物の形で「記録」した古事記と、大地に刻まれた「記録」である西都原などの古墳群、さらには、地域の人々によって引き継がれてきた神楽や伝承などの「記憶」等がいくつも重なり合い、これこそがわが県が誇れる古代であり、本県が「神話の源流」であることをアピールしました。
また、考古学研究の最新ニュースとして、島内地下式横穴墓群(えびの市)において、1500年前の地域の首長のものと思われる墓が発見されたこと、大量の副葬品が極めて良好な状態で保存されていたことについても説明。この1500年前のタイムカプセルから、どのような考古学上の発見がなされるか、本県をはじめとする南九州の古代史に、どのような新たな光がもたらされるか、大いに楽しみであると紹介しました。
シンポジウムの後は、首都圏のメディアや旅行事業者等に対し、観光等のPR。私は、明日からのプロ野球キャンプインを前に、スポーツランドみやざきのキャンプ情報などをプレゼン。宮崎市内でソフトバンクの歓迎パレードがあったにも関わらず、こちらのシンポジウムへの参加を優先したことを、つかみのネタとしてご紹介(笑)。