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「宮崎・ブラジル文化交流実行委員会」の設立総会が開催されました。
今年は、ブラジル宮崎県人会の創立65周年。また、川南町出身の甲斐長蔵氏が1941年にブラジルに
渡航して100周年という記念すべき節目を迎えます。
その記念式典が8月にサンパウロ市で開催されるにあたり、ブラジル宮崎県人会から強い要望を受け、
本県の代表的な郷土芸能である「高千穂夜神楽」を派遣し、双方の絆を一層深めることとなりました。
この委員会は、その実現に向けて設立されたものです。
この派遣公演は、世界無形文化遺産への登録を目指す宮崎神楽の魅力を世界に発信するまたとない
機会であり、郷土芸能の振興にも意義深い取組みとなります。
長い年月にわたり継承されてきた神楽は、世代を超えた絆の核であるとともに、海を超えて地球の
反対側で活躍されるブラジル日系社会とふるさと宮崎を結びつける絆にもなるわけです。サンパウロ市
での公演が大いに楽しみです。関係の皆様のご尽力に深く敬意を表します。
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18時からサンマリンスタジアム宮崎で、宮崎県では10年ぶりとなるプロ野球公式戦「巨人 vs DeNA」が
開催されました。
宮崎市内は朝方から雨が振り続け、午後から回復に向かいつつも、4時過ぎの時点では、まだ小雨混じり
の天気。グランド防水シートがあるため、雨が上がりさえすれば試合は可能ですが、どうなるだろうか、
何とか晴れて欲しいと、空を見上げてずっと気をもんでいました。
サンマリンスタジアムに向かう途中、市内のバス停では、ジャイアンツカラーのタオルを首に巻いたファンの
姿を目にしました。ファンの熱い願いが、天に届きますよう!と祈りつつスタジアムに来てみると、
近辺はほぼ雨が上がっていました。何とかなるかなと、ホッと一息ついたところ。
おかげさまで何とか開催できますねと、原沢敦球団代表に、公式戦開催に対するお礼のご挨拶。
試合開始前には、航空自衛隊新田原基地の御協力により、3機の戦闘機がサンマリンスタジアム
上空を飛行。見事な隊形をとった飛行に、場内が沸きました。
その後、特産品(宮崎牛、マンゴー)を両チームに贈呈。私は、張り切ってジャイアンツカラーのオレンジの
ネクタイを締めていったのですが、贈呈はDeNAの選手へ。この試合が宮崎市市制施行90周年を記念して
行われるわけですし、あくまでも主役は読売巨人軍宮崎協力会会長の戸敷市長です(笑)。
ジャイアンツアカデミー宮崎校の選手たちによる始球式を経て、プレイボール!
おかげさまで雨は上がりましたし、防水シートなどの威力でグランド状態は完璧。ライトに照らされて、
しみじみグランドの美しさに感動しました。心地良いナイター日和です。
ただ、唯一の問題は、3回を終わり0-0のところ、私は次の仕事のためスタジアムを退席(涙)。
フォアボールなどでランナーは出すものの、この時点で巨人はノーヒット。巨人のヒットを1本も見ることなく
スタジアムを後にすることになるとは・・・。
途中、ラジオで試合経過を聞いていたら、いつの間にか先制されていました。どうなるかっ!と心配
したものの、結局、アンダーソンの満塁ホームランで4-1の逆転勝ち! 10年ぶりに行われた
プロ野球の公式戦は、巨人が宮崎でのホームゲームで見事に勝利を収めました。拍手です!
逆転の満塁ホームラン、きっとスタジアムは興奮のるつぼと化したはず。そのどよめきと感動を
体感しながら、この目で見てみたかった・・・。
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サンマリンスタジアム宮崎の試合展開に後ろ髪を引かれながら、向かった仕事は「新研修医祝賀会」。
医師国家試験に合格し、県内医療機関の研修医として医師のキャリアをスタートした皆さんに、
お祝いを申し上げるとともに、その後の宮崎での地域医療への貢献をお願いしました。
将来の医師確保に結びつく大事な仕事です。10年ぶりの巨人公式戦(しかもバックネット裏の
最前列席での観戦!)を途中で抜け出してまでして、あえてこの祝賀会に参加しましたなどと、
少々押し付けがましくご挨拶(笑)。
やる気と能力と意欲にあふれた研修医の皆さん、今後ますますの活躍を、そして、将来、宮崎の地域
医療へ貢献いただくことを祈っています。