第2回アクサレディスゴルフトーナメントは、通算13アンダーで、渡邉彩香選手がツアー初優勝を
飾りました。心よりお祝い申し上げます。
昨日の雨が一転、素晴らしい天気に恵まれました。多くのギャラリーが詰めかけた最終18番ホール、
空の青と、コースの緑、池を縁取る白がくっきりとコントラストを描き、うっとりするような美しさ。
ここで、予想だにしなかったドラマが起こったのです。
優勝した渡邉彩香選手は、16番、17番を連続バーディーで猛チャージ。逆に、これまでトップを
守ってきた藤田幸希選手がボギーをたたき、最終ホールを前に2人の間が1打差までに迫りました。
逆転をかけて2オンを狙った渡邉選手の2打目がグリーンを捉えきれず、勝負あったかに見えました。
ところが、手堅く3オンを狙ったはずの藤田選手もグリーン奥に外し、少しムードが変わります。
ここで、渡邉選手が、グリーン左ラフから約20ヤードの距離を、劇的なチップインイーグル!
息をひそめて見守っていたギャラリーは、目の前で繰り広げられた劇的な大逆転劇に大興奮と
なりました。自らの持ち味である飛距離を生かし、攻めの姿勢を貫いた渡邉選手、うれしい
ツアー初勝利です。実は、昨日も、最終18番でチップインバーディー。2日続けて、同じホールで、
同じようなスーバーショットを決めたことになります。凄い!
一時は2位と4打差をつけた藤田幸希選手、思いもよらない結末を迎えることとなりました。
その無念たるや、いかがばかりかと思われます。健闘をたたえるとともに、この悔しさを
必ずや勝利で晴らしていただきたいと願っています。今後を注目したいと思います。
決勝に進出した本県出身の3選手のうち、アマチュアの柏原明日架選手が8アンダーで4位タイ
と大健闘。香妻琴乃選手はイーブンパーで28位タイ、アマチュアの永峰咲希選手は4オーバー
で48位タイでした。
それにしても、柏原選手は、日章学園高校を卒業したばかり。初日にホールインワンも記録し、
最終日は3位タイで最終組のスタート!相当なプレッシャーもあったかと思いますが、崩れることも
なく、堂々とラウンド。史上4人目のアマチュア優勝かと注目を集めました。見事な18歳です。
ホールアウト後に感想をうかがったところ、かなり緊張しました、とのコメント。本当にそうかなと
思ってしまうほど、堂々としたプレーぶり。2年連続してベストアマに輝きました。彼女こそ、
この大会のコンセプトである「みらいをつくろう!」を体現する1人。今年プロテストを受ける
とのことで、これからの活躍が大いに楽しみです。
こうしたトーナメントの内容に加え、今年は、桜も満開。2日目こそ雨にたたられましたが、特に、
今日の最終日は、カラッと晴れ上がり、強い日差しを受けると暑いくらい。青空が広がり、
コースの美しさが際立ちました。このような様子が、フジテレビ系で全国放送されたことは、
温暖な宮崎の気候や恵まれたゴルフ環境を、全国に向けてアピールすることができたのでは
ないかと喜んでいます。
UMKの渡邉社長の強い思いで、地産地消方式で運営されているこの大会。宮崎の食の魅力を
アピールするブースも、多くのお客様で賑わっていました。2回目にして、昨年に引き続き、
素晴らしい成果を出すことができているように思います。この写真にある1番ホールのギャラリー
スタンドは、かつてない大きさで、F1グランプリで使われている頑丈なものだとか。いろんな
ところに、関係者の思い入れが込められています。
このトーナメントの実施にあたりご尽力いただいたUMKやアクサ生命保険株式会社をはじめ、
全ての関係の皆さんに心より敬意を表し、感謝申し上げます。