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東日本大震災から3年

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東日本大震災から3年を迎えるにあたり、先日、以下の知事メッセージを出させていただきました。

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 東日本大震災の発生から、3年が経とうとしています。
 改めて、この未曾有の大災害により犠牲となられた方々に深く哀悼の意を表しますと ともに、
被災された皆様に心よりお見舞いを申し上げます。
 そして、現在でも、全国で26万人を超える方々が、各地で避難生活を余儀なくされている状況に
思いをはせ、1日も早い復旧・復興を祈りたいと思います。

 来たる3月11日には、私も出席予定の政府主催の「東日本大震災三周年追悼式」が開催され、
地震が発生した午後2時46分に1分間の黙とうを捧げることとされております。
 この時刻に合わせて各地でサイレンが吹鳴される予定ですので、県民の皆さまにおかれましても、
それぞれの場所で黙とうを捧げていただきますようお願いいたします。

 本県では、口蹄疫、高病原性鳥インフルエンザ、新燃岳の噴火という一連の災害に見舞われ、
その中で、全国から温かい御支援をいただき、大いに励まされ、勇気づけられました。
 東日本大震災に際しましては、このような全国からの御支援に対する感謝と御恩返しの思いを
もって「みやざき感謝プロジェクト」を実施しているところです。

 今年度も、延べ22名の県職員と21名の市町村職員を被災地に派遣しており、本県の調べでは、
県職員の派遣数は九州で最も多くなっています。ちなみに、県ごとに職員数の規模が異なることから、
職員数に占める派遣職員の割合を見ると九州で1位、全国でも5位となっており、小さな所帯でも
精一杯の支援に取り組んでいるということになります。
 また、県内の民間団体においても、被災地のコミュニティづくりや、被災者を本県にお招きして
県民との交流を図るといった事業を行うなど、県民の皆さまとともにいろいろな活動に取り組んで
まいりました。
 今後とも、市町村や関係団体等と連携し、被災地に思いを寄せつつ、その時々のニーズに
応じた支援を息長く継続してまいりたいと考えております。

 一方、本県におきましては、南海トラフ巨大地震をはじめとする地震や津波、新燃岳の火山活動
や毎年のように発生する台風などの風水害への警戒を怠ることはできません。「災害は忘れた頃に
やってくる」と言われますが、さまざまな危機事象を想定しながら、日頃からの備えをしっかりと
進めていくことが肝要です。
 県民の皆さまにおかれましても、改めて、住宅の耐震化や家具の転倒防止、津波や洪水、土砂
災害からの安全迅速な避難、食料や生活用品の備蓄などの「自助」の取組に加え、自主防災組織を
中心とした相互協力に基づく「共助」の取組も併せて進めていただきますようお願いいたします。
 また、防災訓練が行われる際には積極的に参加していただき、自助・共助・公助のバランスの
取れた、災害にしなやかに対応できる宮崎県を共に築いてまいりましょう。

 今後とも、東日本大震災の教訓を忘れることなく、被災地・被災者への支援を続けるとともに、
本県で想定されるさまざまな災害への備えを的確に進めることにつきまして、御理解と御協力を
いただきますよう心からお願いいたします。


                                        平成26年3月7日
                                        宮崎県知事 河野 俊嗣

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宮崎県庁のホームページでも、このメッセージや、「みやざき感謝プロジェクト」の主な取り組み
などを紹介しています。
http://www.pref.miyazaki.lg.jp/contents/org/somu/kiki/sinsai/page00183.html



明日、私は、東京の国立劇場で行われる政府主催の「東日本大震災三周年追悼式」に出席する
予定にしています。宮崎県を代表し、心からの追悼の誠を捧げてまいります。


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