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宮崎県立農業大学校の卒業式。2年間の課程を修了した43人が、元気よく巣立っていきました。
式典の始まる前、体育館前での記念撮影。何とか天気がもってくれました。
卒業生43人の進路は、法人就農、JA、農業関連産業、公務員、進学など。そのうち法人就農が
15人と最も多くなっています。
米政策の見直しや農地の集約、直接払制度、さらには不透明なTPPの動向など、わが国の農政が
大きく転換しようとしている中で、国をあげて農業の成長産業化が課題となっています。
本県も、フードビジネスの振興等に取り組むことにより、儲かる農業の実現に取り組んでいます。
宮崎の、さらには日本の農業の将来を担う若い力に、大いに期待しています。
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「みやざき春の食まつり2014」、シェラトン・グランデ・オーシャンリゾートで開催中。
宮崎の誇る海の幸・山の幸をふんだんに使った「春の食まつり」は、昨年に引き続き、今年で2回目。
今回は、今日から1か月間、シェラトンのレストランやバー全9店舗で、県産食材を使った特別メニュー
が提供されます。期間中、県産農産物の詰め合わせが抽選で当たるクイズなども実施されます。
今日は、松泉宮前広場でオープニングセレモニーが開催されました。
←ふるまわれた「初かつおのたたき」
特別メニューには、今日から路地物が解禁された日向夏のカクテルや、完熟きんかん「たまたま」の
パスタやクロワナッツなど、シェフやスタッフがプロの技で創作した料理がずらり。みやざきブランドと
シーガイアがタッグを組んだ、「食材の宝庫」宮崎の魅力満載の食イベントです。どうか旬の食材の
魅力をご堪能ください。
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「宮崎国際ジャズデイ2014」のサポーターパーティが開かれ、チェリスト吉川よしひろさんの
コンサートがありました。
「国際ジャズデイ」は4月30日。ジャズを通じて国際平和や対話、協力関係を進めようと、20111年
のユネスコ総会で定められました。宮崎では、日高晃さん(日高時計本店社長)をはじめ、この趣旨に
賛同した方々が実行委員会を組織。昨年より、山下洋輔さんのコンサートを中心に、数々のジャズ
関連イベントを実施しておられます。
今晩は、今年の国際ジャズデイの成功を期して、サポーターのパーティが開催され、山形県鶴岡市
出身の吉川(きっかわ)よしひろさんのコンサートが行われました。
ちょっと写真ではわかりにくいのですが、このメガネや演奏時のパフォーマンス、トークなどから、
<U2のボノ+ダイアモンド☆ユカイ>といったイメージの吉川さん、演奏の素晴らしさに加え、
トークも面白く、充実したコンサートとなりました。
(右側の写真は、コンサートに参加された有川依公子さんのフェイスブックから拝借)
この写真(吉川さんのホームページより拝借)のように、吉川さんの演奏スタイルは、サンプラーに
左足を乗せ、スタンディングでの演奏。これだけでも珍しいのですが、サンプラーに取り込んだ
自分の演奏を伴奏代わりにすることで、チェロ独奏ながら、2台のチェロが弾かれているような、
厚みのある音が広がり、多彩な演奏が繰り広げられます。
今日の演目は、吉川さんのオリジナル曲に加え、クラッシック曲(アランフェス協奏曲、組曲
「惑星」からジュピター)、さらには民謡(ソーラン節)など、幅広い選曲がなされていました。
それらが見事にジャズで味付けされているのです。
吉川さんのコンサートの前には、大淀小吹奏楽部のアンサンブルによるジャズ演奏もありました。
昨年、山下洋輔さんのコンサートで協演し、そのとき初めてジャズに挑戦されたそうです。
今日のステージは堂々としたもので、みんな楽しそうに演奏しているのが印象に残りました。
大淀小のアンサンブルも、吉川さんのコンサートも、<ジャズは楽しい!>と思えたひととき。
私もジャズは好きで、よく聞いています。つらつら考えてみて、日頃、自分が聞いている音楽の
ジャンルは、半分がオペラを中心としたクラシックで、半分が、洋楽系のロックやポップス、
ジャズというところ。
ジャズの中で最も聞いているアルバムは、キース・ジャレットの「ケルン・コンサート」。
<静かな熱狂>とでも表現したくなるような名演奏。夜中はこれに限ります。その他は、
マンハッタン・トランスファーや、ジャズボーカルのベスト盤など。
最近では、「エレクトロ・スウィング」にハマってます。古き良きスウィング・ジャズと現代のエレクトロ・
サウンドが融合した踊れるジャズ 。中でも、キャラバン・パレスやディミー・キャットなどがお気に入り。
それはともかく、「宮崎国際ジャズディ」は、民間ベースの実行委員会を中心に、企業等の協賛を
いただいて展開しておられます。関係者の情熱とご尽力に、心より敬意を表します。
「宮崎国際ジャズディ」の関連イベントは、4月30日の山下洋輔さんらが出演されるコンサートを
メインとして、4月に行われます。5月の連休を中心に開催される宮崎国際音楽祭と連動させると、
4月から5月にかけて、<宮崎に音楽の咲く季節>が到来することとなります。
今後の広がりが大いに楽しみです。