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Channel: 河野しゅんじのブログ
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イクメンパパの料理教室&神話のふるさと講演会

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「知事とイクメンパパの料理教室」が行われました。昨年に続き2回目。
私を含む6人のパパが、日頃の感謝の思いと共に、料理を作って家族に食べてもらうという企画。
「未来みやざき子育て県民運動」の一環として、父親の積極的な家事への参加をアピールし、
育児参加の機運を高めようという目的で実施。

顔合わせ。ほとんどのお父さん方とは初対面でしたが、共に慣れない料理に挑戦する同志という
ことで、仲間意識さえ感じられます。逆に、しっかり出来上がりをチェックするわよと言わんばかりの
お母さん方の視線が厳しく感じられたこと。もちろん、単なる思い過ごしですけど(笑)。





今日のメニューは、<マトウダイのソテー 日向夏ソース ホウレンソウとピラフ添え>と、
<ミネストローネスープ>。魚をさばくのは、ちょっとハードル高いかもと心配していましたが、
マトウダイは既に3枚におろしたものを使うとの説明に、ホッと一安心。

シェラトンのギー・ショク総括総料理長の簡単な説明の後、早速、お父さん方はそれぞれの
料理台に分かれて作業開始。1人ひとりにシェフがついて、指導をしていただきます。
私の場合は、ギー・ショク総括総料理長。家族は別室で待機、子どもたちは工作タイム。


 


これが今日の料理のため用意された食材や調味料など。マトウダイは別。
私も料理をしないわけでは
ありませんが、これだけの種類の食材と調味料を使うことはありません。最初から気圧されます。


 


最初は少々のんびりスタート。
野菜の洗い方・切り方から始まり、丁寧に料理の基本を教わりながら。
あれ、自分も結構イケてるな、もしかして
筋がいいか?などと思いながら。半分に切ったにんにくを
フォークに突き刺し、それでホウレンソウを炒めて香りをつけるテクニック、へぇと感心しました。
それ以外にも、料理のコツを多々教えていただいたはず。

ただ、時間に追われ始めた途中から、作業テンポが急加速。
スープやソースを作る段取りから、
魚の炒め方
から………ギーシェフから矢継ぎ早にアドバイスや指導!をいただきながら、途中でテレビ
などの取材も
受けながらのてんてこ舞い。そこに、残り時間を告げるタイムコールが繰り返しあり、
気持ちは焦るばかり。
まさに時間との勝負!料理のポイントは段取りです。


 


仕上げの、日向夏バターソース。見た目も大切。魚や野菜にかからないよう、丁寧にかけていきます。
少しでも不規則にこぼれたりしたら、きれいに拭き取ります。




ついに完成! なかなか美しく出来上がっています。せっかく作った料理、こぼさないように気を付け
ながら、隣室で待ち構えているそれぞれの家族の元へ、お父さん自身が運びます。





みんなで食事タイム。家族の様子をうかがいながら、でも、ついついパクパクと。自分で作ったという
ことを差し引いても、驚くほど美味しかったのです。まさにレストランの味!

そして、家族が美味しい、美味しいと言って完食してくれたのがうれしく、いつもは文句ばかり言って
いる娘が、<思ったより美味しかった!>とコメントしてくれたのが、何よりでした。
食は、気持ちを和らげ、人をつなぎます。





全体の感想とお礼のご挨拶。私の
感想は、「大変だった→美味しかった!→うれしかった!!」
というところ。参加者1人ひとりに、イクメンパパ認定証をお渡ししました。
子育てを通じたこの喜びや充実感を、多くの人に味わっていただくべく、これからも子育て支援に
取り組んでいきたいと思います。



 


私としては、もう少し料理を頑張ってみようかな、仕事を引退するような年齢に
なったら、料理を趣味に
するのもいいかなと、そんな気持ちになったひとときでした。参加された家族の皆さんや、ご協力
いただいたシェフをはじめ、関係の皆様に感謝申し上げます。






<2>
午後は、「神話のふるさと講演会」へ。
リレー講座や小中高校への出前講座などに取り組んできた「神話のふるさと県民大学」の最終回は、
明治大学の齋藤孝教授をお招きし、「声に出して読みたい古事記」と題して講演いただきました。

最初、河瀬直美監督に製作していただいた、神話のふるさと宮崎のプロモーション映像をスクリーン
に映し出して紹介。その後、私が主催者としてのご挨拶。記紀編さん1300年記念事業の内容や、
神楽の世界無形文化遺産登録を目指す考え方、6年後の国民文化祭、東京オリンピック・パラリン
ピックを視野に入れた取組などを説明。




「声に出して読みたい日本語」などのベストセラーを持ち、テレビなどで大活躍の斎藤教授は、
宮崎でも大人気。芸術劇場の演劇ホールが満席となりました。






斎藤教授、さすがと思わせる軽妙なトークで、笑いの絶えない80分。しかも、単なる面白おかしい
漫談ではなく、とても中身の濃い充実した時間となりました。

日本語や発声の問題など、専門のお話をされながら、それが古事記とどう関わるか、語りの文学
としての古事記の魅力、今後、宮崎はどのように古事記と関わっていくべきか、しっかりテーマを
踏まえたお話をしていただきました。よし、頑張っていこう!と思われた方も多いかと。

会場全員で、息を吐くトレーニングをしたり、古事記の一部を声に出して読んだり、長時間の講演を
決して飽きさせません。
さすが!の一言。極めて能力の高い、才覚あふれる方です。
「神話のふるさと県民大学」の締めくくりにふさわしい、素晴らしい講演でした。
心より感謝申し上げます。






 




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