今日から、知事に就任して4年目に入りました。3年前のことを懐かしく思い出しています。
ウルウルしてしまった初登庁の日。その日に発生した鳥インフルエンザや、数日後の新燃岳噴火、
そして東日本大震災など、県内外で立て続けに発生した災害。その後の復興に向けての歩み。
宮崎牛の日本一2連覇や、高校サッカーや高校野球などの快挙、ドクターヘリの導入、東九州道の
前倒し開通、宮崎キャビア1983の発売………いろいろなことがありました。みやざき犬が誕生して、
ダンス選手権で2連覇も(笑)。企業立地の進展、農業産出額の3000億円台への回復、過去最高
となったスポーツキャンプ・合宿、観光客の回復傾向なども。
もちろん様々な課題はありますし、本県やわが国を取り巻く環境の厳しさに変わりはありませんし、
手前味噌になってはいけないと戒めつつも、総じて言うと、明るい兆しが広がりつつあるように思います。
また、復興から新たな成長に向けて、手応えが感じられるようになってきていると思います。
今日の定例会見では、そうした一連の動きを、私の頭の中でイメージしたものということで、iPadの
画面に大きなチェックマーク(✔)を映したものをお見せしました。災害等による下降線から転じて、
右肩上がりの回復基調へという現状、さらにはその先に向けた決意を、ビジュアルにイメージしたもの。
庁議で企業立地に関して申し上げたことは、他の分野でもあてはまると思います。
それは、ほぼ順調に目標を達成しつつある状況を踏まえ、ここに至るまでの担当部局をはじめとする
職員の皆さんの頑張りに対する感謝の思いであり、さりとて、目標値は上限値ではなく、さらに上を目指す
積極姿勢が必要であるということ、さらに、国全体の景気回復傾向や2020年東京オリンピック・パラリン
ピックの開催、東九州道の宮崎市以北の開通等を追い風として、さらにその先への飛躍を目指し、
進んでいきたいということ。「忘れない そして前へ」です。