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Channel: 河野しゅんじのブログ
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映画「あさひるばん」

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23日土曜は、朝から晩まで、多種多様な仕事で盛り沢山の一日。

<1>

朝一番は、「宮崎駅開業100周年記念式典」。宮崎駅の西口広場にて。爽やかな秋空のもと、県都
宮崎の玄関口が迎えた大きな節目のお祝いです。いろいろなイベントや物産展が行われました。


 


この100年、宮崎駅では多くの人々が行き交い、様々なドラマが展開したことと思います。
集団就職列車の見送り、新婚旅行ブームの中での特別列車といった時代もありました。

また、高架事業による駅舎の建替えや、全国に先駆けた宮崎空港線の開通、さらには一昨年秋には、
高速
バスターミナルやホテルを兼ね備えた駅前ビル「KITEN」も開業しました。人気の観光列車
「海幸山幸」の運行、そして国内外から注目を集めスタートしたクルーズトレイン「ななつ星in九州」。

こうしてみると、多くの方々のご尽力により、一歩一歩、整備が進められ、利便性が高まり、魅力が
増してきたわけです。深く敬意を表し、感謝を申し上げます。


これから100年後、開業200周年はどのような形で迎えられるのだろうか。そのときは新幹線の
駅ができているだろうか?駅前の姿はどうなっているだろうか?宮崎県の姿は?
アトラクションの見事な子ども達の太鼓演奏を聞きながら、また、その元気な姿を見ながら、
将来に思いを馳せました。

<2>
公用車の中で作業着に着替え、綾町へ。「綾町イオンの森」の植樹活動に参加しました。
素晴らしい天気に恵まれ、爽やかな青空の下、県内外から約500人が参加して行われました。


 


綾町では県産材をふんだんに使った中学校の校舎を整備中。今回の「綾町イオンの森」は、その伐採
跡地に整備されます。まさに、木を植えて、育てて、伐採して利用し、そして再び植えてと、循環型の
森林林業のシンボルとなる森です。


 


植樹には、イオン環境財団の岡田卓也理事長も参加。これまで国内外で数々の植樹を行ってこられた
岡田理事長は慣れた手つきで、次々と植えていかれます。作業に迷いがありません。


  



私と言えば、穴を掘るところから始まり、地中の木くずなどを取り除き、根元に土をかけた木を上に引っ
張り上げながら根元をかかとで踏み固めて、怪我の無いようクワの刃は地面に突き刺しておいて、
支柱を立てて紐で結んで…と、 いつもの形式的、儀式的な植樹とは異なる本格的な作業。
一つひとつを確認しながらの作業でしたので、どうしても時間がかかります。みるみるうちに、理事長に
置いていかれてしまいました。要精進。

イオン環境財団では、先週土曜に、累計1000万本目の植樹をされたとのこと。今日は、1000万1本目
からの、新たなスタートとなる植樹となります。この森の50
年後、100年後に思いを馳せながら、
心地良い汗を流しました。これからの成長が楽しみで、<夢>をいただいたように思います。




植樹にご尽力いただいたイオン環境財団や綾町、中央森林組合などの関係者、さらには参加者の
皆さんに、深く感謝申し上げます。



<3>
再びスーツに着替えて、イオンモール宮崎へ。セントラルシネマ宮崎で、映画「あさひるばん」を見ました。
宮崎県内では、全国より1週間早く、22日より先行上映が始まっています。




いやいや、素晴らしかった!笑って、泣けて、ホッとして、懐かしくて、ほっこりして……実に心の温まる
映画になっています。都城市出身で、国民的マンガ「釣りバカ日誌」の原作者
やまさき十三さん、
72歳にして初の監督作品、これは大成功だと思います。


ほぼ全編、宮崎を舞台に、ほれぼれするような美しい風景、見慣れた施設、自慢の県産品、宮崎出身
の俳優や地元エキストラなどの出演者、画面を飛び交う宮崎弁など、もう宮崎のオンパレード。
<どうです皆さん、宮崎っていいところでしょう?いいものがあるでしょう?>と、やまさき監督の
うれしそうな声が聞こえてきそうな、宮崎愛に満ちあふれた作品になっています。これはもう宮崎県の
プロモーション映像。


上演後、舞台で、やまさき監督と、ごく短いトークセッションをさせていただきました。
観客の皆さんの
温かい反応に、やまさき監督も手応えを感じられたことと思います。
全国上映が楽しみです。


 


<4>
トークセッションの終了後、そのまま延岡市へ。「鮎やな」を楽しむ会合に参加。


 

 


鮎やな、初めて間近で見ました。全長約130mで、鮎やなとしては日本一の大きさとのこと。
川の水量が多く、流れが速いこと、水がとても澄んでいて川底が見えること、鮎やな自体の大きいこと、
それぞれ印象的でした。川面の眺めにも、清涼感あふれる水音にも、心洗われ、癒されます。

そのすぐそばのお店は、お客様で一杯。塩焼きの芳しい薫りのただよう中、鮎のフルコースを堪能。
塩焼きに、味噌焼きに、酢の物に、背越しに、鮎めしに…。そして、ほかほか温まる「かっぽ酒」。


  


初めて訪れた鮎やな。延岡市にとって、市外からのお客様に強くアピールしうる貴重な観光資源
であるということを、また、宮崎県にとっても大切な文化的資産であるということを実感しました。


<5>
延岡の鮎やなから直帰するはずが、逆方向の北浦へ。小一時間ほど車で走り、下塚菅原神社
大祭の神楽へ。実は、3年前も訪れたことのある神楽。懐しく思い出しました。




印象に残ったのは、多くの子どもが参加していること。1か月ぐらい神楽舞の猛特訓を受けたと
うかがいました。大したものです。地元の学校に勤務する先生方も、皆さん参加しておられました。

いろいろなエピソードがあることと思いますが、例えば、この地域に転入してきた特殊学級の子どもが、
学業面など困難を抱えながら、神楽を経験することで、地域との結び付きを強め、舞手を立派に
務めているとうかがい、大いに感銘を受けました。


 


ビールから日本酒から焼酎からかっぽ酒から・・・かなりのアルコールが体を駆け巡り、帰る頃には、
いい気分。慌ただしく、いろいろな仕事をこなした一日、気持ち良くしめくくり。


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