「株式会社ジャムコ」が宮崎市田野町に工場を取得。子会社である「株式会社宮崎ジャムコ」が第2工場として整備、運営することとなり、両社に県の立地企業認定証を交付させていただきました。操業予定は今年12月で、今後5年間に126人の新規雇用が見込まれます。
昨年10月、株式会社ジャムコの鈴木善久社長(下の写真で私の左隣)にお会いし、本県でのさらなる事業拡大についてトップセールスをさせていただきました。今回の立地を決断いただいた鈴木社長をはじめ、関係の皆様に深く感謝申し上げます。
ジャムコは、航空機整備、航空機器製造、航空機内装品製造の3分野で事業を展開し、大きく業績を伸ばしてこられました。特に、航空機内装品製造事業では、ギャレー(厨房設備)やラバトリー(化粧室)等の客室内装品の開発・設計・製造・試験を一貫して行い、2大航空機メーカーであるボーイング社及びエアバス社をはじめ世界中のエアラインから絶大な信頼を得ておられます。ギャレーの世界シェアは約30%、ラバトリーでは約50%を占めるとのこと。
宮崎ジャムコ第2工場では、ファーストクラスやビジネスクラスに搭載されるプレミアムシートの開発・製造のうち、主要部品であるバックシェルやコンソールの量産組み立てを行うこととなります。この工場で製造された部品は、アメリカのワシントン州シアトルに送られ、シート本体の構造部と結合して機体メーカーに納入されるとのこと。
少し前の情報ですが、以下のページで宮崎ジャムコについて紹介してあります。
(注:8月1日付けで渡辺正氏は宮崎ジャムコ取締役に、鈴木雅人氏(下の写真で前列中央)が社長に就任されました。)
http://www.miyazaki-investment.com/10_voice/jamco.html
さすがにファーストクラスやビジネスクラスに乗る機会はそうそう無くとも、ジャムコでは、ギャレーの世界シェアが約30%、ラバトリーで約50%を占め、ボーイング787については100%とのこと。今度、飛行機でラバトリーを利用するときは、宮崎に立地する企業の親会社の製品ということで、少し誇らしい思いができることかと(笑)。
ジャムコ及び宮崎ジャムコの、ますますの発展を心よりお祈り申し上げます。