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宮崎県青年団協議会の新役員が県庁に。21年ぶりの女性会長となった堀口美穂さん(串間市役所)が、今後の青年団活動について、下の写真からも伝わるかと思いますが、熱く語ってくださいました。
青年団は、20~30代の男女を中心とした異業種交流組織。地域のイベントやスポーツ、文化などを中心に活動しておられますが、時代の変化の中、ライフスタイルの多様化等により、団員数の減少が続き、組織の活性化が課題となっています。
堀口会長としては、新たに婚活事業に取り組むなど、青年団活動の活性化を目指すとのこと。団員で結婚されている方の割合をうかがうと、せいぜい1割程度かな?というお答。それではイカン!、5割を目指しましょうよということで、下段の写真は<目指せ5割!>のポーズ(笑)。
歴史ある青年団の名前や根本の志は大切に守りつつも、今の時代に対応し、若者にアピールするような組織名の愛称や、入団のハードルを下げるための負担の少ない、しかも魅力的な活動の展開など、〈不易流行〉の精神で活動を盛り上げていかれますよう期待しております。
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県庁の災害対策本部総合対策部室にて「平成27年度第1回図上訓練」が実施されました。
梅雨入り前のこの時期に、10年前に大きな被害をもたらした台風14号災害をモデルとして、風水害を想定した図上訓練を行うもの。県の災害対策本部要員に加え、九州地方整備局や宮崎地方気象台、県警本部、宮崎市消防局などからも参加。
多くの関係者が一堂に会しただけで、対策部室内に緊張が走っていました。
今後ともこうした訓練を繰り返し、関係者の間で顔の見える関係を築き、災害に備えた体制を強化します。
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第20回宮崎国際音楽祭の閉幕記者会見が開催されました。
4月29日から19日にわたり開催された今年の音楽祭は、入場者数17,212人と過去最高を記録。座席数に対する入場者数の割合も、平均で約74%と過去最高レベルの数値となりました。
華やかにフィオーレを飾ったメインプログラム5「トゥーランドット」をはじめ、それぞれのコンサートで多くの感動をもたらし、教育プログラムの充実など、節目にふさわしい音楽祭となりました。
来場された皆さんをはじめ、国内外から集結したトップクラスの演奏家、各種スポンサー、劇場スタッフやボランティアの皆さんなど、全ての関係者に深く感謝申し上げます。
また、いつも、撮りたてホヤホヤで、迫力満点の素晴らしい写真で音楽祭を盛り上げていただいている、プロカメラマンの三浦興一さんにも感謝です。今回は、「音楽の森」として、様々な写真や手記により、これまでの音楽祭を振り返る素敵な企画がありました。これ、どこかに常設したいという思いも。
多くの関係者の中でも、音楽監督の徳永二男さんは特別です。今回、ガラ・コンサートの舞台で知事特別表彰をさせていただきました。前半が終了した後の休憩中、後半開始の予鈴が鳴ったタイミング。思いの外、すでに多くのお客様がホール内に座っておられて、徳永さんに感謝の拍手を送ってくださいました。
平成14年に県民栄誉賞を贈呈した故アイザック・スターン氏や、2年前に特別表彰させていただいた青木賢児さんと並び、徳永さんはこの音楽祭の大黒柱として、多方面にわたり力強く支えていただきました。
音楽監督として音楽祭全体の構成を検討いただくとともに、演奏者として、また、指揮者として、ほとんど全てのコンサートに出ずっぱりの徳永さん、連日、リハーサル→本番→リハーサル→本番の繰り返し。
特に、ガラ・コンサートでは、オーケストラメンバーとして演奏された後、ソリストとして登場されました。素人の我々が思っている以上に、これは<あり得ないこと>だそうです。オケメンバーとソリストとでは、演奏家としての頭の使い方、回路が違うとのこと。まさかそんなことしないだろうなと、ズーカーマンさんに止められたそうなんですが。。。
諸々のご尽力に感謝の思いを強くしています。
これは平成25年11月2日、県立芸術劇場の開館20周年記念式典にて、青木賢児さんを知事表彰させていただいたときの写真。
国内外から参加されたトップレベルの演奏家から、この音楽祭が今や日本を代表する音楽祭になっていると高い評価いただきました。参加いただく演奏家にしても、質量ともに充実した音楽祭の内容にしても、これだけの音楽祭、他にはありません。ぜひ、このレベルの高いオケで海外公演したいという声も(笑)。
また、改めてホールの音響等の素晴らしさをほめる言葉を、私自身、シューイン・リーやサーシャ・マイスキーなど多くの演奏家からうかがうことができ、とても誇らしい思いがしました。
また、20年という歴史の積み重ねにより、教育プログラム等を通じて実際に演奏家が育ち、さらに聴衆も育っているということがうかがえました。ハープの津野田圭さん(延岡市出身)は、子どもの頃に子どものための音楽会を聞かれたそうです。アイザック・スターンの志がしっかり引き継がれているわけで、とてもありがたいことです。
また、<以前は、音楽祭を盛り上げるため、示し合わせてスタンディング・オベーションをしたこともあったが、最終日の会場が総立ちになった様子は全く事情が違う。聴衆も随分変わったなぁ。>と、長年の音楽祭ファンがしみじみ語っておられました。
今日の会見では、徳永さんが、今回の演奏会では、演奏家同士で20年を振り返って、あのときはこうだった、ああだったといった話をする機会が多かったと言っておられました。そして、いまだに話題に上るのが、最初にスターン氏をお迎えしたときの緊張感だとのこと。スターン氏は、この音楽祭の知名度やイメージを上げたことのみならず、そこまでの存在感とオーラで、いわば精神的支柱を立て、方向性を定めてくださったのだということを実感します。