＜１＞
日南市にて地域住民の皆さんとの対話集会（知事とのふれあいフォーラム）。昨年3月に完成した日南市消防本部の会議室にて開催されました。
この消防本部は、飫肥杉をふんだんに使った明るい雰囲気の庁舎。通信司令室には、最新鋭の機器が並んでいました。
今日のフォーラムには、地元の高校生や専門学校の生徒も参加。フレッシュな雰囲気の中で展開しました。
話題は、以下のとおりです。
・いきいき集落への支援、中山間盛り上げ隊の今後の活動
・サーフィン誘客のための施設充実
・東九州道の県南区間等の整備促進
・国道220号線、222号線「牛の峠バイパス」の早期整備
・大堂津地区への津波避難施設の整備支援
・カツオ資源の管理強化、国への要望
・太陽光パネル設置等のための農地転用
・地元への進学、就職率の低下対策
・海外誘客に向けた多言語化対応への支援
・甲子園制覇に向けた高校野球の強化策
・児童虐待をなくすための取組み
・人口の一極集中を是正するための地方と都市部との連携
・TPP問題
・草刈り等に支障の出る境界杭の打設改善
・高速通信網の整備
・民生、児童委員活動を円滑化するための住民情報の提供、個人情報保護との兼ね合い
・地域づくりに取り組む世代間の交流を促進するための場づくり
・音楽教育環境の充実
・教育機関のまちづくりへの参画促進の取組み
・北郷の魅力発信
参加いただいた皆さんに、心より感謝申し上げます。
＜２＞
交通安全功労者等の知事表彰。受賞された皆さんに、心から敬意を表し、お祝い申し上げます。
＜３＞
第１９回若山牧水賞の授賞式。
東京で高校教師をしておられる大松達知（たつはる）さんの「ゆりかごのうた」が受賞されました。
心よりお祝い申し上げます。
授賞式での大松さんのスピーチをはじめ、選考委員の先生方の講評等、交流会での歌人の皆さんからのお祝いのスピーチなど、さすがに言葉を専門にする方々、とても味わい深いものがありました。若山牧水の顕彰を通じて実現し、積み重ねられてきた、こうしたこと全てが、本県の宝であることを実感しています。
この写真は、歌人の皆さんによる二次会にて。奥様のスピーチの最中、娘さんを肩車。娘さんもパパにべったり(笑)。（プライバシー保護の関係で、微妙なトリミングとなっているのをご容赦ください。）
歌集「ゆりかごのうた」では、初めて子を持つ親となった喜びや感慨など、ユーモアたっぷりに歌われています。私も娘を持つ親として、そうだ、そうだと共感しながら読ませていただきました。
今日の授賞式では、受賞歌集の中から自選歌15首が紹介されました。たとえばこんな歌。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
海の上にも電波の淡き濃きありて濃きところにて妻とつながる
支援物資のなかに棺のあることを読みてたちまち一駅過ぎつ
心音を聞けば聞くほどあやふげな、いのちとならんものよ、いのちとなれ
いつか思ひ出すのだらうかおまへを抱いて玄関にずつとずつと立つてゐた夜
寝かしつけてふすまを閉める おまへひとり小舟に乗せて流せるごとく
ーーーーーーーーーーーーーーーー
最後の二首など、じわっと心打たれ、ウルウルしてしまいます。こうした子育ての喜びや深い味わいを、多くの方に共有していただきたいものです。
大松さんの今後ますますのご活躍をお祈り申し上げます。