鳥インフルエンザ全ての防疫措置が終了しました。
宮崎市高岡町で発生した鳥インフルエンザについて、清浄性が確認されたことから、本日午前0時をもって、移動制限区域(3km以内)を解除しました。
これにより、昨年12月16日の延岡市北川町での発生以降、2件の発生に対し、35日間で全ての防疫措置を完了しました。地元市町村やJA、建設業協会など、ご協力いただいた関係者に深く感謝申し上げます。
この2件に対応するための県の対策本部は解散しますが、渡り鳥シーズンの最中、全国各地で発生が続いている状況において、県内の発生リスクは依然として高く、「終息宣言」を出す状況にはありません。引き続き、厳戒態勢で取り組んでまいります。
また、韓国では昨年夏、3年ぶりに口蹄疫が確認され、これまでに54件発生しています。こちらも最大限の警戒をしてまいります。
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チャイナエアラインが宮﨑~台北線に就航し、明日1月21日で5周年。これを記念し、明日15時から空港のオアシス広場にて、台湾のミュージシャンSuming(スミン)さんによるライブが行われます。
スミンさんは、台湾南東部の台東県生まれで、先住民族アミ族出身 。先住民族が引き継いできた独特のメロディや歌い回しで歌われます。また、先住民族としてのアイデンティティを大切にし、子どもたちへの伝統文化の保存、継承活動などに取り組んでおられます。
スミンさんは、<宮崎県の皆さんには、日本の他の地域で会った方々とは違うものを感じる、それは自分たちが大切にしてきたものと相通じるものがある、若い方が神話について熱く語っていたのが印象的。>などと話をされていれました。先住民族の皆さんにも、数々の神話があるとのこと。言葉や文化が違っても、根底のところで共通するものがあると感じます。
明日のライブには、宮崎出身で台湾で活躍しておられる大谷主水さんも出演の予定。
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世界的に著名なベルギーのフラワーアーティスト、ダニエル・オスト氏が来訪。1月30日から2月8日まで、「世界一美しい花の芸術祭 宮崎 by ダニエル・オスト」が、シーガイアのコンベンションセンターをメイン会場(有料)として開催されます。
建築空間を使った大規模な作品を得意とし、環境全体を作品にしてしまう手法により、「花の建築家」や「花の彫刻家」と呼ばれているそうです。生け花の精神性にも強い刺激を受け、西洋の美と東洋の美が融合した作品となっているとか。
オープン会場(無料)として、県庁前庭と宮崎神宮にも展示がなされる予定。また、有料のイベントとして、フラワーレッスンや、東儀秀樹さんとのトークショーなども予定されているそうです。
宮崎の花のうち、スイートピーとラナンキュラスに関心を示され、もっと輸出を拡大するチャンスがあると語っておられました。この展覧会も、宮崎の花の可能性も、大いに楽しみです。
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春のキャンプシーズン、第1号はJ1の浦和レッズ。7年連続7回目の宮崎キャンプ。
昨シーズンは、優勝を目前にしながらも、終盤にまさかの失速。実に残念な2位となりました。Jリーグを代表する人気チーム。本県出身の興梠慎三選手の活躍も楽しみです。
ACLから始まる今シーズン。本県で充実したキャンプを過ごされ、昨年の悔しさを晴らす素晴らしい成績を収められますよう、心よりお祈り申し上げます。
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宮崎からJ3加盟を目指す2チーム目の誕生です! 名前は「TEGE VAJARO宮崎」。
この名前は、宮崎弁の「てげ(すごい)」に、スペイン語の牛「バカ」と鳥「パジャーロ」を組み合わせたもの。牛のように勇猛果敢に突進し、鳥のように空高く羽ばたくという願いが込められたもの。
九州サッカーリーグ連盟に属するMSU FCが、名前を改称し、2017シーズンを見据えて挑戦します。楽しみです。
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プロボクサー別府優樹さん。先月開催された全日本新人王決定戦で優勝し、ウェルター級新人王と大会MVPを受賞されました。
別府選手は都城市出身。アマチュア時代は、インターハイでライトウェルター級3位。プロになってから、平成24年のデビュー以来連続KO勝ちで、8戦8勝8KO。
別府選手は強いパンチが持ち味で、少々リードされていても、一撃必殺の逆転を狙えるとのこと。ボクシングジムの櫛間会長によると、持ち味を生かし、イメージ通り順調に伸びてきているとのこと。小柄な体格や、そのボクシングスタイルから、「九州のタイソン」との称号も。
今回の優勝、誠におめでとうございます!これからの活躍が楽しみです。
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総合計画審議会・専門部会の合同会議。2030年までを見据えた長期ビジョンについて、これまでの審議会や専門部会での議論、地方ごとの意見交換会、パブリックコメント等を踏まえてとりまとめた素案をめぐり、様々な御意見をいただきました。
2時間の予定の会議は、時間オーバーするほど白熱。私も最後まで参加。合同会議の形をとったため、多くの委員が参加しての会議となりましたが、大半の出席者からご意見をいただきました。
県政全般に目配りしながら、今後十数年というスパンで、施策の方向性を整理していただくことができました。今日の審議会でもご指摘いただいたように、それをどのように実現、実行していくか、また、県民の理解と協力を得るため、どのように伝えていくかが課題となります。
今後、長期ビジョンをとりまとめて答申いただき、次の段階として、今後4年間のアクションプランについてご審議いただきます。
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今日1月20日は、私の1期4年間の最終日。その最後の仕事は、県内の自衛隊幹部との懇談会でした。
自衛隊と県との間で「顔の見える」関係を築くため、知事就任以来、行っているもの。
国防はもとより、口蹄疫や鳥インフルエンザ、さらには台風などの風水害、山岳遭難者の捜索、各種防災訓練、地域に密着した諸活動等々、自衛隊の皆さんには様々な面でお世話になっています。これまでの4年間、さらにはその前のことも振り返りつつ、締めくくりにふさわしい仕事だと、しみじみ。
県民の安全・安心のため、さらにはわが国の平和と繁栄のため、これからも連携を深めてまいります。
さて、明日からは知事としての2期目。初心を忘れることなく、前進あるのみです。