今日は、霧島六社権現のうち、狭野神社、霧島東神社、東霧島神社の三社参り。
まず狭野神社へ。
杉並木の参道をしばらく歩いて本殿へ。私は、この参道を通って参拝するのは初めてでした。結構、遠いです。ただ、ここを歩くだけで気持ちが静まり、心洗われる思いがします。立派な杉の木立を見ていると、先人の残してくださった貴重な遺産に対する感謝や畏敬の念が沸き起こってきます。
狭野神社には、かなりの参拝客の姿。正月も4日目だというのに、なぜこのように多いのだろうかと首をひねっていました。また、一瞬、七五三?と思ってしまうような着飾った子どもを連れた家族も。不思議に思って、よくよく聞いてみたら「七草詣」のご家族でした。
「七草詣」は、1月7日に、数え年で7歳にあたる子どもの成長を祝う行事で、薩摩藩時代から行われている伝統行事とのこと。私は初めて知りました。曜日の関係で、必ずしも1月7日ではなく、前倒しで行われているようです。
おかげで、華やいだ空気の中での参拝となりました。
次は、霧島東神社へ。
高台にある神社からは、御池を一望できる雄大な眺め。胸のすく思いがします。この場所に建立するにあたっては、相当なご苦労もあったことかと思われますが、これも先人が残してくださった尊い資産です。
お昼は、古民家レストラン「杜の穂倉邸」にて。写っているのは二人分です、もちろん(笑)。
県産の食材が使われた、とても美味しい満足度の高いお昼ごはんでした。
最後に、東霧島(つまきりしま)神社へ。
この階段、鬼が造ったということのようですが、さすがです。トレイルランのトレーニング用にぴったりかなと思えるような出来栄えです。いい運動になりました。
各地の神社巡りをして思うのは、参拝のご利益の1つは<健康づくり>ではないかということ。どの神社も、長い参道だったり、多くの階段があったりと、本殿にたどり着くまで結構な運動になることが多いように思います。
もちろん、神社は健康づくりを意識して造られているわけではないでしょうが、基本は歩くことであって、足腰の鍛錬が大切だということを思い知らされます。<心身に効く神社巡り>というところでしょうか。
この三社参りと併せ、高病原性鳥インフルエンザ対策の消毒ポイントを4か所ほど視察・激励しました。
写真上段は、「のじりこぴあ」で、下段が「紙屋西町パス亭付近」。どちらも小林市野尻町です。
のじりこぴあでは4人、紙屋西町パス亭付近では3人のスタッフが、今朝9時に交替して業務にあたっておられました。紙屋西町の方にはパトカーが停車し、警察官も警戒に。それぞれの消毒ポイント、午前中は数台、十数台が立ち寄ったとのこと。
のじりこぴあではプレハブ、紙屋西町ではテントが設けられ、ストーブで暖を取ることができるようになっていました。風もさほどなく、私が立ち寄ったときは、比較的過ごしやすい時間帯でしたが、日が暮れると相当寒いだろうと、苦労がしのばれます。
次の写真は、都城市高城町の「石山工業団地内」。私がいた間にも、このように消毒を受けに来る車両が
相次ぎました。ここは3人体制。プレハブが立っていました。
もう1か所、同じく都城市高城町の「10号線四家下り線」も立ち寄りました。こちらは写真を撮っていません。4人体制プラス交通誘導の警備員2人。また、パトカーと警察官おふたりも。すぐ近くに畜産関連企業が立地していることもあり、数字は忘れましたが、今日訪れた4か所のうち、ここが最も立ち寄り車両数が多かったようです。
高岡町の発生ポイント周辺では、10か所の消毒ポイントが24時間稼働しています。こうして現場で業務にあたっていただいてる皆さんや、懸命の防疫にあたっておられる農家や関係の皆さんには、本当にお疲れ様です。
残念ながら、延岡市北川町、宮崎市高岡町と2件も高病原性鳥インフルエンザが発生しましたが、関係者の連携により何とか封じ込めができており、また、その後、他地域で続けて発生するような事態にもなっていません。
まだまだ渡り鳥シーズンは続きます。ここは踏ん張りどころ。頑張ってまいりしょう!