Quantcast
Channel: 河野しゅんじのブログ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 329

高原町町制施行80周年

$
0
0

高原町町制施行80周年記念式典が開催されました。





連日、御嶽山噴火の被害が報道される中、どうしても3年前の新燃岳噴火のことが思い出されます。
私が知事に就任して5日目のこと。その衝撃は忘れられません。新燃岳のホームドクターと言うべき
火山学者の井村准教授(鹿大)によると、噴火の規模だけを比較すると、新燃岳のマグマ噴火は
御嶽山の水蒸気爆発の100倍の規模だったとのこと。

それだけの危機に際し、日高町長を中心に町民が一致団結して乗り越えてこられました。また、
国や県も連携し、砂防ダムの整備や観測機器の増強もなされてきました。
さらには、新燃岳の灰を
お土産として売ったり、灰干し料理を開発したり、灰でレンガが作られたりと、転んでもタダでは起きない
といった積極姿勢で復興に取り組んでこられたことに対し、深く敬意を表します。

なお、新燃岳噴火で本県が経験した農業被害の実態や、土壌改良等の復興対策についての情報は、
今後の参考にしていただくため、長野県、岐阜県に情報提供しています。

80周年を記念して作られたご当地ナンバープレートのデザインは、天の逆鉾と霧島連山、町の鳥
である仏法僧。ご当地ナンバープレートを採用したのは、県内では宮崎市に次いで2団体目とのこと。





今日の式典では、祓川神楽と狭野神楽が披露され、「神武のふるさと」であり、「神話の町」である
高原町の多様な魅力が発信されました。
どちらも真剣を使って舞われる神楽。迫力があります。
世界無形文化遺産の登録を目指す本県の神楽の中でも、代表的なもの。これら「高原の神舞」は、
国指定重要無形民俗文化財となっています。


 


また、本県で初めて金メダルを獲得された蒲池猛夫さん(
ロサンゼルス・オリンピックのラピッド・
ファイア・
ピストル)は、高原町在住です。6年後の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、
本県から選手を、そして、メダリストを出そうという目標を掲げて取り組んでいる今、その存在が、
さらに光り輝いています。

高原町のますますの発展を心よりお祈り申し上げます。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 329

Trending Articles