いよいよ12月を迎えた今日、あさひるばんと、盛り沢山の一日。
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演武の披露や錬成大会が行われます。
武道については、今年の国体でも、空手道の少年男子個人での優勝をはじめ、弓道、柔道、剣道で
上位入賞を果たし、3年連続30位台に貢献いただきました。また、昨年より、椎葉村で貴乃花部屋
などの合同相撲合宿が行われているというトピックスも。
武道の必修化で注目が高まっていることに加え、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催決定は、
武道振興にとって大きな好機ではないかと考えています。わが国に世界の耳目が集まる中、正式種目
である柔道のみならず、日本古来の武道への注目が高まるチャンスを迎えています。
やり方によっては、海外からの誘客、海外へのアピールに結びつけるという視点もありうると思います。
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ました。滑走路近くに集まって、機体の展示などに群がる人また人また人…。これだけの人が
集まっている眺め、そうそう見ることはできません。壮観でした。
武田良太防衛副大臣にご臨席いただいての祝賀会も、千人以上の参加で盛大に行われました。
航空祭に副大臣においでいただいたのは初めてとのこと。場所は格納庫。私は、防衛協会会長の立場で
主催者の一人として1番目に挨拶。さすがに緊張。
基地関係者に案内いただき、滑走路に展示されている様々な機体を視察。左は、昨年より、防災面での
連携強化の観点から展示している防災ヘリ「あおぞら」。自衛隊ヘリの近くだと、何やら大人しく見えます。
そして、話題のオスプレイを間近で拝見。機長や隊員と意見交換させていただきましました。
機長や隊員からは、決して操縦の難しい機種ではない上に、厳しい訓練を積んでいること、台風災害の
救援にあたったフィリピンでは、医療関係者や資機材の搬送、救護活動等に従事したこと、三十数m四方の
土地があれば離着陸できる能力は、フィリピンでの活動でも威力を発揮したことなど、話をうかがいました。
南海トラフ巨大地震・津波への対策が求められる本県にとって、防災面でどのように機能したのか、大いに
関心のあるところです。(注:喧騒の中での聞き取り、具体的な数字は、必ずしも正確ではない可能性あり。)
事故の発生が取り沙汰されるオスプレイ。大切なことは、そのリスクやメリット・デメリットを冷静かつ客観的
に分析した上で、そのあり方を考えることだと思います。オスプレイだけを取り上げて問題にするのは、
かえって物事の本質を見誤ることになるのではないかと危惧しています。この機会に、日米同盟を基軸と
したわが国の安全保障のあり方や、その中で沖縄を中心として基地負担が生じている現実を直視し、
沖縄の皆さんの負担に思いを馳せることも大切ではないかと考えています。
オスプレイの周辺には、ひときわ人だかりができ、カメラが向けられていました。
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航空祭祝賀会の途中で退席し、リコーカップの表彰式へ。2年ぶりのブルーインパルスを見ることが
できなかったのは残念。後ろ髪を引かれながら出発したものの、途中経過で、大山志保選手がトップに
立っていると聞き、一気に気分はゴルフ応援モードに。
リコーカップは、宮崎出身の大山志保選手が見事な逆転勝利!2005年以来、8年ぶり2度目の優勝と
なりました。誠におめでとうございます。
トップと1打差の3位タイからスタートした大山選手は、イーグルを含むバーディラッシュ。今日は、
コースレコードにあと1打と迫るー6をマークし。結果的に、2位に4打差をつけ-9の完勝でした。
最終日、プレッシャーが重くのしかかる中、地元の大声援を力に換えて、素晴らしいゴルフを展開
されました。優勝インタビューでも、優勝スピーチでも、地元ファンへの感謝の言葉を口にされると
ともに、ゴルフのみならず人間的にも成長したいとコメントしておられたのが印象的でした。
もう一つの注目、賞金女王争いは、森田理香子選手(リコー所属!)が、130万円の差で横峯さくら
選手を上回り、初のタイトルを手にされました。ここ3試合の二人の間でのデッドヒート、忘れがたい
戦いとなりました。心よりお祝い申し上げます。
この3日間、あまり調子の上がらなかった横峯選手が最終日に意地を見せ、3オーバーの7位タイでホール
アウト。4オーバーで12位タイに終わった森田選手を最後の最後で上回り、後に続く選手の順位次第で
どちらに転ぶかわからないという、ギャラリーとしては手に汗を握る、こたえられない展開となりました。
こんなシナリオ、なかなか小説でも書けないのではないかと思えるような劇的な争いでした。
あと一歩のところ、残念ではありましたが、宮崎に拠点を置く横峯選手の活躍は、多くのファンを魅了する
素晴らしいものでした。しかも、日本人選手としては、大山選手に次ぐ順位だったのです。
天候にも恵まれましたし、多くのギャラリーの皆さんが観戦され、トップ争いも賞金女王争いも、まれに見る
熱い戦いを堪能されたことと思います。今日の表彰式も、全てが終わるまで、多くのギャラリーが残って
応援し続けていただきました。女子プロも、参加した28選手全員が最後まで残り、ファンの皆さんに
感謝の御挨拶。温かい雰囲気の中で、女子プロゴルフのツアー最終戦が締めくくられました。
素晴らしい大会になったこと、関係の皆様に心から感謝申し上げます。
盛り沢山の一日を締めくくる仕事は、オリンピック関係者との意見交換。
私の右は、市原則之日本トップリーグ連携機構専務理事(元JOC専務理事)。オリンピック誘致で
中心的な役割を果たされ、現在は、アマチュア団体球技リーグ(10競技12リーグ)によるトップ
リーグ連携機構の専務理事を務めておられます。明日、「スポーツの力 ~オールジャパンで
取り組む東京オリンピック~」と題して、宮崎市観光従事者研修会で講演いただきます。
私の左は、橋本聖子参議院議員(JOC選手強化部長)。選手強化のための施設環境等について調査
のため来県。この時期でも青々とした芝生を評価されるなど、いくつか前向きな感触をいただき
ました。私と同い年の橋本議員、スポーツの振興や競技力の強化に向け、強い意欲をにじませて
おられました。
おふたりには、本県の取り組む「みやざき東京五輪おもてなしプロジェクト」について説明。
様々な競技の選手強化の拠点として貢献しうることなどについてアピール。
今後、市町村や経済団体等との連携を図り、協議団体などの様々なリクエストにお応えできる
ような体制を築いていくこととしています。