昨日深夜、熊本県で鳥インフルエンザの疑いか?という一報がメールで入りました。
間違いであって欲しいという願いも虚しく、今朝、遺伝子検査(PCR検査)で陽性との連絡がありました。
熊本県では、これを9時半に公表。関連農場も含め、約11万2千羽を殺処分することになりました。
本県では、10時に緊急部課長会議を開催し、関係機関への情報伝達や防災メールでの配信、
消毒ポイント設置の準備などを実施。13時より私も参加して県庁で、「宮崎県高病原性鳥インフル
エンザ対策本部会議」を開催しました。
疑似患畜が確認されたのは、熊本県球磨郡多良木町。西米良村に隣接する県境の町です。
本部会議では、県境への消毒ポイントの設置や緊急防疫会議の開催など、早急に必要な対応を確認。
私からは、本県では絶対に発生させないという強い決意で万全の態勢をとるよう指示しました。
消毒ポイントは、本日14時から、西米良村の国道219号線と、椎葉村の国道388号線に設置。
搬出制限域外への感染拡大の防止を図ります。それと同時に、韓国等での発生状況や、過去の
教訓を踏まえると、既にウィルスが地域に侵入している可能性があるという危機感のもと、
県下全域において厳戒態勢を敷く必要があります。
国内での高病原性鳥インフルエンザの発生は、3年前、本県も含む9県の24養鶏場で発生して
以来となります。そのときは、約183万羽が殺処分されました。
その教訓も生かしつつ、緊急防疫会議や通知等を通じて、養鶏関係団体や市町村、農家と情報共有を
図り、連携を徹底し、これ以上の感染拡大を防ぐとともに、本県での発生を阻止してまいります。