<1>
午前中、JA宮崎県女性組織協議会の通常総会で来賓挨拶。
挨拶の内容は、本県の食や農林水産資源が高い評価を受けているということを、具体例をあげながら
紹介したのと、東九州道の開通(あと4日!)や東京オリンピック・パラリンピックの開催を最大限活用
しようといった話。ただ、約300人の女性を前にして、いつも以上に力が入ってしまったのか、かなり
長話になってしまいました。
やはり、いくら伝えたい内容があったとしても、挨拶は5分メドに収めないとと、このところ長くなりがちな
自分の挨拶を反省したところ。
<2>
今日も、クルーズトレイン「ななつ星 in 九州」のお客様20人を、県庁にお迎えしました。
知事会議室にお招きし、本県が誇る釜炒り茶や完熟きんかん「たまたま」などでおもてなし。
私も、ちょうどJA女性協の総会から県庁に帰ってきたタイミング。直接、お客様に対し、
きんかんや宮崎キャビア1983など、宮崎県についてのPRをさせていただきました。
宮崎に来られたことがありますか?とうかがってみたところ、半分弱の方から反応あり。
新婚旅行でとか、修学旅行でということでした。
(プライバシーの問題がありますので、今回は写真無し)
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県立芸術劇場で「文楽」の公演がありました。昼と夜の公演があり、私は夜の部へ。
演目は、「花競四季寿」と「ひらかな盛衰記」から。
開演前、ロビーに人形が登場。お客様との記念撮影に応じていました。失礼して、私もハイポーズ。
左の写真を撮った後、私のスマホを預けて撮影をお願いした方が、右のようなクローズアップを撮って
くださいました。そのとき、人形遣いの方が、サービス?で、人形の顔を私の方に向けてくださったの
ですが・・・私は、ゾゾゾっとなりました。
決して人形を直視していたわけではなく、視野の片隅に入っただけのその動きが、いわゆる人形が
クルッと首を回す感じとは異なる、情感のこもった首のかしげ方だったんだと思います。
えっ!と思った、その感触が残っています。これも蓄積されたワザの賜物なのか。
いつも文楽を鑑賞して思うのは、長年にわたり磨き上げられた、洗練の極致のエンターテイメントだと
いうこと。全身に神経が行き届いたかのような細やかな人形遣いから、ケレン味たっぷりの早変わり、
劇的で感情に訴える筋書き、瞬時の舞台転換、美しい衣装や舞台装置、表情豊かな太夫の義太夫節
など、よくぞここまでと思わせるものがあり、日本人であることを誇りに思えました。
以下の写真は休憩中。この公演では、私は初めての経験でしたが、ステージの左に字幕が設置
されていました。その名も「Gマーク」。
これは分かりやすいですね。義太夫節を音として聞き取れたとしても、漢字が思い浮かばず、意味が
取れないこともしばしば。この字幕があると、舞台への注目度合いが低下するきらいはあるものの、
状況がはっきり伝わります。
文楽は、ユネスコの世界無形文化遺産。こうした字幕など、今の時代を生きる我々に伝える工夫や、
蓄積された芸の凄みなど、さすがと思わせるものがありました。