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北方領土返還要求運動の県内キャラバン隊出発式。
北方領土の一日も早い返還を実現するには、政府の外交交渉を後押しする国民世論の結集が
必要不可欠です。そこで、今日と明日の2日間、県内各地で啓発活動が実施されます。
今年は、択捉島出身の山本さんによる講演が、日向市立東郷中学校で予定されています。
北方領土返還要求宮崎県民会議の皆さんには、献身的な活動に対し、心より敬意を表します。
明日2月7日は「北方領土の日」。ソチ冬季オリンピックの開会日というのは、皮肉なものです。
昨年、10年ぶりに安部総理がロシアを公式訪問して会談を行うなど、4回にわたり日露首脳会談が
開催されています。ソチ冬季オリンピックの開会式に出席される安部首相は、プーチン大統領との
首脳会談も予定されているとか。領土問題の解決に向けた進展が期待されます。
終戦から68年が経過。一日も早い返還を目指し、運動の輪を広げていきたいと思います。
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日本銀行の岩田規久男副総裁が来県。経済界の代表者らと意見交換する金融経済懇談会が
開催されました。写真手前のテーブル中央が岩田副総裁。
岩田副総裁については、平成7~8年、私が国土庁土地局土地政策課に勤めていたとき、
土地・住宅政策の専門家として、その著作や論文を参考にさせていただいたのを覚えています。
審議会や研究会の委員にも就任されていました。このような形でお会いすることになるとは、
感慨深いものがありました。
岩田副総裁からは、国内外の経済情勢分析や見通し、「異次元の金融緩和」と呼ばれている
大胆な金融政策についての考え方、今後の見通し、消費税増税の影響やその後の展望、
宮崎県の金融経済状況などについて説明をいただきました。
お話をうかがって、2%のインフレターゲットを掲げた金融政策に対する自信や、今後の展望に
ついて希望が持てるものと考えておられる印象を受けました。また、デフレ脱却に向けては、
何もかも金融政策に期待するのではなく、日銀としては、安定的な経済成長に向けた基礎的な
環境整備を行うものの、政府による機動的な財政出動や規制緩和等が必要というお考えが
伝わってきました。
私からは、本県の経済状況についての認識と、様々な災害に見舞われた本県が、復興モードから
新たな成長へとギアチェンジを図り、フードビジネスやアジア市場の開拓等に取り組んでいることや、
今後の展望、日銀への要望などについて話をさせていただきました。
その後、戸敷宮崎市長や経済界の代表者が、それぞれ意見や要望を申し上げたところです。
本県としても、デフレを脱却して安定成長を目指す流れに乗って、また、フォローの風として
受け止め、新たな成長を目指す取組を進めていきたいと思います。
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大宮アルディージャの鈴木徳彦チーム統括本部長が知事室に。西都市清水台運動公園で
11日までキャンプ中。宮崎牛を贈呈して激励させていただきました。
昨シーズン前半は、Jリーグ記録となる<リーグ戦21試合連続無敗>を記録して首位を走っていた
ものの、後半に失速。最終順位は14位。浮き沈みの激しいシーズンとなりました。
今シーズンの巻き返し、さらなる躍進が期待されます。