阪神淡路大震災から20年が経過しました。当時私は、愛知県春日井市役所に勤務していました。朝方、強い揺れで目が覚めたことなど、鮮明に記憶しています。
この震災を契機として、ボランティア活動や自主的な防災活動について認識を深め、災害に対する備えの充実強化を図るため、震災が発生した1月17日を「防災とボランティアの日」と定められました。また、平成10年に特定非営利活動促進法が制定され、平成15年に防災士制度が誕生しています。
今日は、NPO法人宮崎県防災士ネットワークの研修交流大会が、小林市文化会館で開催されました。今回のテーマは、火山噴火、土砂災害、津波災害。
全国に先駆けて防災士のネットワークを組織化し、昨年、NPO法人化された宮崎県防災士ネットワークの大会が、あの震災から20年目のこの日に開催されることは、これも何かの縁であり、大変意義深いことと感じています。その教訓を生かし、しっかりと次の世代に伝えていきたいと考えています。
屋外では、自衛隊や消防署の防災車両展示や、自衛隊と日赤奉仕団による炊き出し、NTT災害伝言ダイヤルの体験講習など。屋内では、防災写真や防災用品、警察装備等の展示、AED講習、こども防災書道展など。ご協力いただいた関係の皆様に感謝申し上げます。
いつも防災士の皆さんと接していると、地域防災のリーダーとして、その使命感や情熱、やる気が伝わってきます。心より敬意を表します。
県では、新たな減災計画の中で、県の計画としては初めて、宮崎県防災士ネットワークとの連携を、計画の重要な柱のひとつとして盛り込んでいます。また、私が選挙の際に掲げた政策提案においても、防災士との連携強化や、その人災育成や活動支援に取り組む旨を記述しています。