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宮崎県水産振興大会が開催されました。長年にわたり水産業の振興に多大な貢献をされた方や、
昨年、優良な経営成績をあげられた方の表彰が行われました。深く敬意を表し、お祝い申し上げます。
この式典に合わせ、「いっちゃが楠並木朝市」で、水産関係のブースが設けられ、新鮮な魚や水産加工品
等が販売されていました。宇戸田県魚連会長と一緒に各店舗を回り、マグロのふるまいを堪能したり、
いろいろなお店で試食させていただいたりしました。一番下の写真、北浦のあげみには、行列までできて
いました。魚ずしも、早々に完売したとのこと。
燃油価格の高騰や、漁獲高や魚価の低迷など、厳しい状況に置かれた水産業ですが、新鮮で美味しい
水産物に対するニーズは高いものがあります。しっかりとそのニーズを受け止め、販路の拡大や
観光との連携強化、付加価値の高い加工品作り、新商品の開発など、展開していきたいところです。
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宮崎大学の学園祭「清花祭(きよかさい)」に参加。中央ステージで30分ほど話をさせていただきました。
大学統合後、木花キャンパスと清武キャンパスの学園祭を統合して「清花祭」となってから、今回が
10回目。宮崎大学創立330記念事業が行われている年に、同じく節目を迎えることとなりました。
模擬店やイベント等で賑やかに盛り上がる中、学園祭のステージで何を話したものか。また、50歳の
私と大学生とでは、30年もの時を隔てています。
戸惑いもありましたが、自分の大学時代を振り返りながら、サークル活動を通じて「就職」と「結婚」
に結びつく大きな2つの<出会い>があったことに触れ、そのような大切な時期を過ごしている
大学生たちに心からのエールを送りました。
ステージ前には芝生が広がるのみ。座席があるわけではなく、当初は人もまばら。幸い、「ホーム
カミングデー」という卒業生の集まりが終わった後だったもので、その人たちが足を止めてくださり、
徐々に人が集まってきた状況でした。お聞きいただいた皆さんに、感謝申し上げます。
その後、ざっと学内を視察。獣医学科では、案内の学生さんからヒントをいただきつつ、解剖、寄生虫
等のテーマのクイズに挑戦。下段の写真、寄生虫のホルマリン漬けや、実際の内臓をプラスチックで
固めた教材や頭蓋骨など、興味深い展示が並んでいました。牛の内臓で、センマイなど、つい美味し
そうと思えたりします。
模擬店でトライしてみたのは、カンガルー肉の炊き込みご飯。これが美味しかった! 鶏肉のようで、
全くクセがなく、味付けもちゃんとしてました。これも獣医学科のお店。ついついお店の中にいた学生に、
「県内に就職して!」とアピール。
学内を歩いているときに声をかけられたアカペラのサークルや、ジャズのサークルのコンサートに行って
みたり。また、東日本大震災の支援活動をしているサークルや、女性の活躍支援サークル、美術サー
クル、生物サークル等々の展示をハシゴしたり、久々に懐かしい学祭気分を味わいました。
宮崎大学は、約6割が県外からの学生。なるべく多くの卒業生に、県内にとどまって活躍してもらいたい
ものです。