宮崎県隊友会の定期総会・意見交換会。自衛隊の退職者等からなる隊友会は、「国民と自衛隊との
かけ橋」として、自衛隊の諸業務への協力など様々な活動に取り組んでいただいています。
県内には約二千人。
来賓挨拶では、自衛隊及び隊友会の日頃の活動に対し、知事として、また、防衛協会会長として
お礼を申し上げました。
また、朝4時までブラジルvsチリ戦を見ていた私は、ついコパ・アメリカ2015の辞退問題に言及。
南アメリカの代表チームで争われるこの大会に、日本は招待を受けていたものの、Jリーグの日程や
海外組の招集の問題で、参加を辞退しています。今大会での南米チームの大活躍を見るにつけ、
千載一遇のチャンスを逃すことになるように思われるのです。
日本代表の予選リーグ敗退について、ザッケローニ監督の采配や選手の出来等への批判が
ありますが、この辞退問題に見られるように、そもそもこの4年間、日本サッカー界をあげて代表チーム
をサポートする体制ができていたのかどうか、代表チームの育成をどのように位置づけていたのか、
という検証も必要だと思います。それは、過酷な現場で任務にあたる自衛隊の皆さんを、国全体で
どのようにサポートするかという問題にも通じるように思えて、そのような話をさせていただきました。
やはりご自身もサッカーをされる内倉新田原基地司令は、今回の日本代表から得られた教訓として、
プロは結果が全てであること(国家防衛では善戦はありえず、負けが許されない)、スペインの敗退に
見られるように、戦術は時々刻々変化すること(変化への対応の必要性)を指摘されました。
なるほど、さすがです。
分野は異なれど、物事の根本にあるものは共通していて、それを大切にすることを基本とすべきでは
ないか。このところどっぶりサッカー観戦に浸っている頭で考えたところです。