三股町の「早馬まつり」へ行ってきました。無病息災や五穀豊穣を願う「ジャンカン馬踊り」や棒踊りなど、
郷土芸能が奉納される祭り。100年以上の歴史があり、「母智丘の大祭」とともに、都城・北諸地方に
おける二大祭りとのこと。
「ジャンカン馬踊り」では、華やかに飾りつけられた馬が、お囃子に合わせ、その巨体を揺らして細かく
ステップし、ジャンプします。これはド迫力! 馬自体もとにかく大きいのです。今日の主役は、
北海道生まれで鹿児島県姶良町から来た「栗姫号」、4歳の牝馬です。
百聞は一見に如かず。動画を、私のフェイスブックページの方にアップしておきました。ド迫力!
https://www.facebook.com/kouno.shunji
なぜ「ジャンカン馬」という名前なんだろうと不思議に思っていたら、馬が踊ると、身につけた鈴などが
ジャンカン、ジャンカンと鳴ることから付けられたそうです。
背中の花飾りは、稲穂に見立てたもので、俵も背負っています。まさに五穀豊穣への祈り。
サルは山の神を表し、豊作をもたらす作神とのこと。なぜか1万円札も何枚か(笑)。
この早馬まつりでは、左の写真のように、まずは早馬神社(赤いお社)の前で踊りを奉納し、その後、
すぐそばに設営されたステージ前の広場で観客に披露されます。この広場で踊りを見ていると、
その次の演目の一団が神社前で奉納しているお囃子の音が聞こえてきてと、別々の踊りが同時並行
で行われ、様々なお囃子がステレオ状態で耳に飛び込んできて、それは賑やかです。
早馬神社に奉納されている「上米の棒踊り」。棒踊りという薩摩示現流にルーツを持つとされる郷土芸能
を間近で見るのは初めてでしたが、カラフルな衣装も激しい動きにも<華>があって、引きこまれました。
1セットが数種類の踊りで構成されていて、しかも、かなり動きの激しい踊り。早馬神社に奉納し、早馬公園
のステージ前で披露した後、「庭もどし」と称して、各地区に繰り出して家々で披露されます。左の写真は、
早馬公園からの帰りがけ、たまたまあるお宅の前で、「庭もどし」の場面を目にしたもの。この調子で
踊っていると、1日が終わった後、きっとヘトヘトかと。棒踊り保存会の皆さん、大変お疲れ様でした。
右の写真は、木佐貫辰夫三股町長と、観光協会の池辺美紀会長。池辺会長のFBからお借りしました。
早馬まつりの関係者の皆さん、大変お疲れ様でした。
午後は宮崎市内に戻り、「みやざき国際ストリート音楽祭2014」のオープニングセレモニーに参加。
宮崎国際音楽祭の開幕を告げるとともに、中心市街地の賑わいを目指したこのストリート音楽祭も、
今回が9回目。曇り空ではありましたが、西日本から東海にかけては大雨の予報が出ていた中で、
天気に恵まれたと言えましょう。みやざきアートセンター1階太陽の広場でセレモニー。
その後、福田好哲実行委員長や戸敷市長など関係者とともにパレードに参加。華やかな衣装に身を
包んだ賑やかな吹奏楽やバトンなどが続く中、何の芸もないオジさんたちのそぞろ歩き(笑)。
台湾師範大学附属中学・高等学校の皆さん、吹奏楽に合わせて見事なドリルを披露してくださいました。
先頭で指揮を取る彼女は、私の直ぐ目の前で、片手に持った剣をグルグルと回す演技を披露。
ただ、その迫力に思わず後ずさってしまいました。もちろん、かぶりつきで見ている私のせいです(笑)。
台湾師範大学附属中学・高等学校の葉教授や校長先生らと。県内の高校生らと交流演奏会を行ったり、
逆に宮崎の高校生が台湾に行って合同演奏を行ったりと、音楽を通じた台湾と宮崎の交流が進んで
います。関係の皆さんに感謝申し上げます。
パレードの後は、6か所のステージで、様々なコンサートが繰り広げられました。今日は幸い、特段の
予定が無かったので、最初から最後まで会場で音楽に浸ることができました。初めてのこと。
DステージとAステージを行ったり来たりしながら、「Ray Yamada & MaL」 → 「JABBERLOOP」 →
「百瀬和紀とタイコ仲間たち」 → 「三宅伸治」 → 「宮崎市消防団音楽隊」 → 「小沼ようすけ」
などの演奏を聞かせていただきました。
昨年「みやざき大使」をお願いした三宅伸治さん、今日ようやく、直接、ご本人にご挨拶をさせていただく
ことができました。快くお引き受けいただき、改めて感謝申し上げます。
三宅伸治さんのコンサートは、歌も演奏もトークも、さすが!の一言。一流の演奏家、アーティストです。
途中からJABBERLOOPとのセッションとなり、会場は大いに盛り上がりました。ギターを弾きながら、
観客席にずんずん入ってこられて、そのエンターテイメント精神に、私も含めて観客は大喜び。
私の姿を写してくださった方のFacebookの写真もお借りして再現。