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Channel: 河野しゅんじのブログ
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安全で安心なまちづくり&「櫻壱號」

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<1>
JA宮崎中央の通常総代会。宮崎市と国富町を対象に、正組合員で1万人超という県下最大の
JA組織。総代も約550人という大所帯となっています。挨拶をしていても、会場に集まった総代の
皆さんのパワーが伝わってくるような印象。

配布資料を拝見すると、集落ごとの対話集会で出された様々な質問や意見と、それに対する
執行部側の回答が整理してありました。まさに<現場の声>の集大成。こうした声をしっかりと
受け止め、大切にしていかなくてはならないということを実感します。








<2>
宮崎県犯罪のない安全で安心なまちづくり県民会議。
昨年の刑法犯認知件数は7997件と、前年より431件減少し、戦後2番目に低い発生件数となりました。
しかし、全国的に注目を集めた殺人死体遺棄事件が発生したほか、子どもや女性、お年寄りなど社会的に
弱い立場にある方々が被害者となる事案が後を絶たちません。さらに、振り込め詐欺など特殊詐欺の
被害が2億円を超えています。

県の「防災・防犯情報メールサービス」では、ここ数日だけでも、<警察官を名乗った投資あっせん>
<女児への声かけ事案><オレオレ詐欺><ロト6当選番号詐欺><弁護士を名乗る不審電話>
など、次々と防犯のお知らせが送られてきます。

東九州道が順次開通することで県民生活や経済活動の利便性、可能性が大きく高まることは歓迎
しつつも、必ずしも望ましいものだけが行き来するわけではないという緊張感も必要かと思います。

県民一人ひとりが危機感を持ち、防犯ボランティア団体等との連携を図り、「地域の安全は地域で守る」
という強い意識で防犯活動に取り組んでいきたいと思います。


 




<3>
西都市に製造拠点を置く株式会社日南の堀江勝人社長(写真右端)と、千葉工業大学の
未来ロボット技術研究センターの古田貴之所長(写真中央)が県庁にいらっしゃいました。
新型災害対応ロボット事業化の報告です。

(注:西都市に立地するのは株式会社ウィントで、工業デザインモデルの試作品等を製造する、
日南グループ最大の製造拠点。株式会社日南の本社は神奈川県綾瀬市。)





千葉工業大学と日南は、新型の災害対応ロボット「原発対応版 櫻壱號(さくらいちごう)」を開発。
この度、国産ロボットとして初めて日本原子力発電(株)原子力緊急事態支援センター(福井県敦賀市)
に導入されました。これは、
原子力発電所建屋内の内部調査など人が立ち入り困難な極限環境下や、
インフラ点検などの過酷環境下での情報収集を目的に開発された遠隔移動ロボットです。





導入されたロボットは、通常時には操作研修等に利用され、災害発生時には災害地に派遣される
見込み。原発事故などに備え、原電が国産ロボットを採用するのは今回が初めてとのこと。

日南は、自動車や家電などの先端機器のプロトタイプ製造のリーディングカンパニー。千葉工業大学
が開発したロボットの技術供与を受け、用途に応じた改良開発をほどこし、製造および販売していく
事業体制を整備されたそうです。今後、先端技術製品の1個単位での製造という強みを活かして
ロボット事業を展開されることに。

福島第一原発の廃炉作業が難航する中、こうしたロボットに対するニーズや注目が高まっており、
極めて意義深いプロジェクトということが言えます。

宮崎の企業が最先端のロボット事業?自分の不明を恥じるとともに、おふたりの話をうかがって
いると、ワクワクするような思いがしました。古田所長は、これまで日向市で講演をされたことも
あるそうで、今後とも宮崎県の人材育成に協力したいと話しておられました。感謝申し上げます。

県内の企業が、こうした最先端のロボット事業で重要な役割を果たしているということ、ぜひ
宮崎の子どもたちをはじめ、県民の皆さんに知っておいて欲しいですし、大いに刺激を受けて
もらいたいところ。

まだまだ宮崎の<宝>はあるなと実感し、とても誇らしく、うれしく思われました。


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