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Channel: 河野しゅんじのブログ
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木造校舎&籾殻燻炭

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綾町で、住民の皆さんとの対話集会(ふれあいフォーラム)。



 



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綾中学校の新しい校舎を視察。綾の木材をふんだんに使った校舎が、3月1日に竣工。
一歩校舎に入ると、スギの爽やかな香りがただよい、柔らかな木目が明るい雰囲気をかもしだして
いました。
教室には電子黒板が設置され、全室冷暖房完備。その他の施設も充実していて、ここで
学ぶことのできる子どもたちが、うらやましい限り。

綾町で学び、育つことに喜びを感じ、ふるさとへの誇りを醸成していってもらいたいと願っています。







 





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全国8地区から選ばれた青年農業者が経営改善等について発表を行う全国大会「全国青年
農業者会議」において、小林市SAP会議の漆野智規さんが、農林水産大臣賞を受賞。
県庁に報告に来ていただきました。





漆野さんの発表内容は、<籾殻燻炭使用による育苗作業の省力化>。大規模水稲栽培における
育苗作業の省力化を図るため、籾摺り時に発生する籾殻を利用して籾殻燻炭を作成。これを育苗
床土に使用することで軽量化を図り、作業の省力化とコスト削減に取り組んだもの。床土と籾殻燻炭
の混合割合について、軽量化や根の張りなどを考慮し、7:3が望ましいとしています。

7:3での籾殻燻炭の利用により、1箱当たり約1キロの軽量化が図られ、さらに32円のコスト削減
につながり、作業性や収益といった面で効果が
上がるということが実証されたのです。

重い育苗箱を何とかしたいという問題意識から始まり、籾殻燻炭を使うこと、しかも床土とを混合して
というアイデア、さらには、その理想的な割合を検証する取組など、とても優れた発表だと思いました。
今後は、籾殻燻炭を、ブロイラーなど畜産にも活用してみたいと抱負を述べておられました。





農業青年の学修グループであるSAP会員から、このような優れた発表がなされたということ、
とても意義深いことだと思いますし、この具体策を県内で取り組むことによる波及効果のみならず、
SAP会員やその他農業を志す若者に、大きな刺激となり、励みとなる今回の受賞だと考えます。
深く敬意を表し、心よりお祝い申し上げます。


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