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Channel: 河野しゅんじのブログ
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東京とんぼ返り

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東京滞在わずか1時間半で宮崎にとんぼ返り! 最短記録を作ってしまいました…。

今日は、官邸で18時15分から開催される「防災対策実行会議」に出席するため上京。しかし、
関東に吹き荒れた春一番の影響で航空ダイヤが大幅に乱れ、羽田に到着したものの、会議に
間に合いそうもないことから、そのまま最終便で宮崎へとんぼ返りしたのです。

もともと、宮崎で公務があったため、会議の1時間前に羽田到着というタイトな予定でした。
その上し、羽田周辺の強風のため、まずは使用機材の到着が遅れ、宮崎空港を50分遅れで出発。
それでも、知事会代表として出席するからには、会議の後半だけでも参加しなければと思って羽田へ。

ところが、羽田に着陸態勢に入ったものの、強く変化する風のため着陸し直すことになり、さらに
上空での待機があったため、結局、予定より1時間20分遅れで到着。そもそも道路が混み合う
時間帯。そのまま真っ直ぐ官邸に向かっても、終了間際に間に合うかどうかギリギリのタイミング。
空港に迎えに来てもらった借上車の前で迷いましたが、帰りのことも考え、泣く泣く断念しました。

今日の防災対策実行会議は夜の開催。当日のうちに宮崎に帰る便がなく、明日の2月議会閉会日
には、何としても出席しなければならないという状況。それを何とかならないかと検討し、今晩のうちに
北九州空港に飛んで、翌朝、新幹線と公用車を乗り継いで帰る予定でした。ところが、北九州への
便もダイヤが乱れているところ、会議の終了までに間に合うかどうかわからない状況で、あえて
リスクを取るべきではないと考えたのです。

空港から一歩も外に出ることなく、宮崎への最終便でとんぼ返り。
予定通りに最終便が飛べば、
30分程度の東京滞在だったかもしれません。これまた便が遅れたための、1時間半という記録。

今日のこの状況は、昨年1月、全国高校サッカー選手権大会の決勝戦が雪で順延になったときの
ことを思い出しました。かろうじて羽田にたどり着いたまでは良かったものの、試合は延期になったし、
帰りの便が飛ぶメドは立たないしと、さてどうしたものか、空港のラウンジでしばらく頭を抱えていた
のです。結局、新幹線で延々博多まで行き、翌朝福岡空港から宮崎へ。

今日も、あそこまでギリギリの行程を考えて会議に参加しようとしたのに、思わぬ春一番に
吹き飛ばされることとなりました。しっかり役割を果たすことができず、申し訳なく思っています。
今日のことも、世の中何が起こるかわからないという危機管理の教訓だったのかもしれません。

一方で、得たものも2点。1つは、空港のラウンジで、蒲島熊本県知事と湯崎広島県知事に
お会いできたこと。蒲島知事とは、東九州道「延岡~宮崎」の開通を受けて、中央道にも一層
力を入れていきましょうとお話し。湯崎知事とは、先日、カープやサンフレッチェの激励のため
来県されたときの話や、広島のスポーツ施設などについて意見交換したところです。

もう1つ。強風の影響で、羽田へのアプローチはいつもと違い、東京湾を東から西へ向かう
飛行ルート。さらに、着陸し直したため、東京上空をしばらく旋回。期せずして、夕闇の迫る
薄暮から徐々に闇に沈んでいく東京を上空から眺めることができたのです。スマホで写真を
撮ることができない状況なのが残念ですが、とても情感あふれる印象深い大都市の夕べ。

特に、ライトアップされて赤く輝く東京タワーと、少し沈んだ淡い色合いの東京スカイツリーは、
錦絵と水墨画といった鮮やかなコントラスト。東京スカイツリーは、縦に数個のランプが規則的に
点滅し、2つの展望台をグルっと光の輪が回っているような光り方をしていました。
同じように上空待機をしている飛行機がそこかしこに飛んでいる様子も印象的。
過密ダイヤの中、羽田の管制官の仕事の大変さを実感します。

下の写真は、昨日、羽田へ向かう途中の富士山。 ♪頭を雲の上に出し~というメロディが
浮かんでくるような美しい姿。





<2>
午前中、JETプログラムで国際交流員として勤務していただいていたチョ・ヘミンさん(韓国出身)に、
退職にあたっての感謝状を贈呈。平成22年4月15日から4年間、通訳や翻訳、学校での国際理解
講座、JETプログラム事業の補助、国際交流イベントの企画等にあたっていただきました。


 



この4年間を振り返り印象に残ったことをうかがったところ、やはり赴任直後に発生した口蹄疫が
強烈な体験だったと話しておられました。その後に、鳥インフルエンザや新燃岳噴火も続いた
わけです。

<大変お世話になりました。韓国に帰国されてからも宮崎のことをよろしくお願いします。>と
言いたいところですが、実はヘミンさん、この間に県職員と結婚されたのです。今後の活動は
未定とのことですが、引き続き、県内にとどまることとなりました。感謝!
一県民の立場で、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
(ちなみに、国際交流員と県職員の結婚は初めてとのこと。お祝い申し上げます!)




<3>
<始めます!宮崎大学による地域の御用聞き!>

午後、「みやだいCOC推進協議会」に出席。 このCOC事業=地(知)の拠点整備事業を、
あえてくだけた言葉でキャッチフレーズ的に表現すると、こんなところ。




COCは、Center of Communityの略。この事業の狙いは、「地域のための大学」として、
地域を志向した教育や研究、社会貢献などの取組を強化するもの。

宮崎大学では、「食と健康を基軸とした宮崎地域志向型一貫教育による人材育成」をテーマに、
文科省の事業採択を受けられました。(全国からの申請319件のうち採択は52件!)
全国をリードする熱心な取り組みに深く敬意を表し、お祝い申し上げます。

今後5年間、産学官連携のもと、
●宮崎地域志向型一貫教育による人材育成
●食と健康に関する地域課題解決のための技術開発
●高齢者・社会人の学び直しによる人材育成及びボランティア支援等による地域活性化
に取り組むこととなります。

ということで、必ずしも「御用聞き」が正確な表現というわけではありません。宮崎大学に対し、
失礼に響くかもしれません。ご容赦を。ただ、県全体や地域の様々な課題に対し、大学の
総力を結集して取り組もうという姿勢や、連携を図るべき行政や地域住民に、分かり易く
取っ付き易い印象を与える必要があるのではないかと考え、冒頭のキャチフレーズを
思いついたところです。

こうした事業の成果に加え、街中で、もっと宮大生の存在感が高まることや、海外からの
留学生と地域との連携・交流の強化なども期待したいところです。


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