印象的だったのは、日本製品以外では、徹底的に「無添加」にこだわった自社開発製品が目立ったこと。 これまでのところ、宮崎フェアでは、かんしょや乳製品、味噌、たくあん、しいたけなどが人気を集めて
設置されています。日本で見かけるものよりバックライトが強いのか、えらく光り輝いて見えます。
へぇ、山海珍味と言わず「山珍海味」と表現するのかといった表現の問題も、宮崎の何をどうアピール
するのかといった点も、それぞれ興味深いところ。解放感あふれる南国ムードいっぱいです。
そして台湾の新幹線に乗って台中市へ。初めての台湾新幹線。日本の技術によるもので、デザインから
乗り心地から車内表示やアナウンスに至るまで、日本の新幹線そのもの。
グリーン車にあたるビジネスクラスでは、コーヒーやレモンケーキのサービスがありました。
オレンジ色のチケットは、ちょっと違ったイメージ。
台中市に向かった目的は、取扱商品の7割が日本製品という高級スーパー「裕毛屋(ゆうもうや)」での
トップセールス。裕毛屋は、台中市で2店舗、隣接する彰化県彰化市で1店舗を展開しており、
今月8日から17日まで、県内から11社が参加して、かんしょやしいたけ、焼酎、乳製品、たくあん
など、青果物や加工食品を中心とした宮崎フェアを開催。
この日はそのうち、彰化市にある曉陽店でのセールス。到着するなり、店舗前で従業員の皆さんによる
お出迎え。レイのようなものをかけていただいての歓迎です。ステージの飾り付けも、バルーンで
ヤシの木や鶏が作ってあったり、宮崎の地図が掲示してあったりと、おもてなし精神が伝わります。
むぅちゃんも、はるばる出張して宮崎をアピール!
日本人の店長さんのマシンガントークの説明を受けながら、ざっと店内を見せていただきました。
ここは日本のスーパーかと錯覚しそうなほど、日本製品にあふれる店内。本県からの出店者も、
試食を交えながらセールスしておられました。これまで、同じように各県のフェアが開催されて
きたようで、その写真が掲示してありました。九州では、本県が初めて。
店内を一周する間、どれだけ無添加という言葉を聞いたことか。台湾の消費者の食の安全安心に対する
意識の高まりを受けて、裕毛屋では、安全安心な日本製品に加え、無添加食品でアピールしておられる
ようです。彰化県の卓知事は、裕毛屋の謝明達社長のことを、<最近、「無 添加さん」と改名したようだ>
とジョークを飛ばしておられました。
その後、店内に設営されたステージでトップセールス。その挨拶では、本県が日本トップの残留農薬
検査技術・体制を有しているということを強調。また、iPadを使って日本一の宮崎牛やキャビアの画像を
見せながら、今のところ輸出はできないものの、ぜひ宮崎を訪れて食べてみて欲しいと、観光のPRも。
加えて、最近、台湾でも「半沢直樹」が放送され人気を集めているようなので、堺雅人さんが宮崎出身
だということもアピール。伝わったかなぁ。。。
いるとか。中でも、乳製品と味噌が定番化したようです。地場のものと比べて多少値段が高くとも、
安全安心で美味しい日本の食品に対する需要は確実にあるということを実感しました。
トップセールス後、彰化県の卓知事にお招きいただいて、県庁舎のそばにある知事官邸で昼食会。
日本統治下で建設された建物とのこと。
卓知事は、日本の学年でいうと私と同い年。副知事や県議会議員を務められた後、知事に就任され、
現在2期目。スポーツが得意な家系で、本人もお好きのようでしたが、驚いたのは以下の写真。
知事官邸に飾ってあった左の写真はともかく、残りの2枚は、県庁舎の外壁に、でかでかと
張り出してありました。中央の写真は、効率的な県政運営に取り組みますという懸垂幕ですが、
アスリートとともに競技場をさっそうと走る姿。右の写真は、東日本大震災の被災地を訪問された
ときの写真だそうです。日本では考えられないアピールです。
彰化県は人口約130万人で、ブドウやグアバ、菊、ビーフンなどを特産とする農業の盛んな県。
これをご縁に、今後とも、様々な交流を深めていきたいところです。
10日(日)は、台北市駅の視察からスタート。この写真のような宮崎のPR看板が、全部で7か所に